山日和さん こんばんは。
【日 付】2019年1月14日(月)
【山 域】湖北 高時川上流域
【天 候】晴れ
【コース】田戸7:31---8:30奥川並---8:43林道分岐9:07---9:28尾根取付---12:28 Ca1010mピーク13:54---
15:29尾根取付---15:55奥川並
北部、滅多にない1月の晴れマークでしたね~
こんな日は、北帰行?ですね~
1月中旬のこの時期に、なんと針川まで車で入れるという情報が入った。わしたかさんが南西尾根から上谷山
に登ったらしい。10年前に往復2時間の県道歩きでなんとか届いたことを思えば、これはビッグチャンスだ。
しかし情報を得て後追いするというのは自分のスタイルではない。そういう条件なら菅並から先の冬季通行止め
の県道も小原あたりまで入れるかもしれない。そう考えて違うプランを実行しようと出かけたのだが・・・
ん~ へそ曲がり スタイル ですか~
菅並から先の県道には全く雪が無く、あれよあれよという間に田戸まで来てしまった。これなら奥川並への林
道も楽勝だろう。地獄への滑り台はおろか、路面にもほとんど雪か残っていない地道を歩く。すると驚いたこと
に前方から車がやってきた。クマ猟のようだ。向こうも驚いたようで、こちらの目的を話すと「気を付けて」と
見送ってくれた。左千方という山名は知らないようで、この地方では一般的な名前ではないようである。
不肖Sの中河内の同級生もクマや鹿猟 やってますわ。
奥川並の集落跡からはさすがに積雪も増え、完全な雪道となったが雪はビシビシに締まっており、まったく沈
むことなく歩けた。
谷の分岐でスノーシューを装着。リッカ谷川の奥から差し込む朝陽が眩しい。今日は絶好の登山日和、気温も高
くなりそうである。一昨日のスノー衆の疲れが残っているのか、ここまでの林道歩きで足が少し重かったのが気
がかりだが、いい一日になりそうな予感だ。
リッカ谷は懐かしいですね ○○○や○○○が豊富でしたが今や・・・・
スノー衆の疲れ!!??それはないですやろ~
寡雪からくる足の重さでしょう?
あまりに雪が少な過ぎてヤブがほとんど雪に埋もれていないのである。
ある枝は目を突いてやろうと、ある枝はストックをもぎ取ろうと、別の枝はスノーシューを串刺しにして待っ
たをかけようと、あらゆる方法で前進を阻もうという悪意すら感じられる。
濃密なヤブではないので進むことはできるのだが、まっすぐに歩くことはできず、常にヤブの薄いところを確認
しながら蛇行しなければならないので時間がかかる。
この状況を体が察知していたのですな
左のはるか上方に左千方の白いピークが見える。
右には横山岳がどっしりと横たわり、左千方から谷山への尾根の奥には真っ白な上谷山が覗いている。
あぁ~ ええでんな~
やっとのことで国境稜線に到達。蕎麦粒山やトガス、湧谷山といった東側の山々の展望が開けた。
もう 十分ですがなぁ~
今日はここまでにしといてやろう。
これは関西風には もう十分満腹や~ ってことですな。
西を向いて腰を降ろし、横山岳や安蔵山、妙理山、さらには遠く野坂山地の山々を眺めながら、嫁さんに持た
された賞味期限切れのおでんでランチタイムを楽しんだ。
高度を上げると賞味期限が延びるの知りまへんでしたか~
山毛欅林に入るともっと伸びるらしいですわ。
元来た道を戻るとなれば気は楽だ。緩んだ雪は往路より沈み込むが、登りと比べてルート取りの自由度が高い。
あれだけ悪意を感じられたヤブも友達になったようだ。
ヤブコギネットのキャップテンマーク 黒テム ですからね。
自分はいつまでも変わっていない感覚でいるのだが、確実に年を取っていることを実感させられたのだった。
まだまだ 進化の途上ですよ。
では また 江越美 国境の盟主とともに
SHIGEKI