【日 付】2018年11月23日~24日
【山 域】鈴鹿
【天 候】23日曇り一時雨、24日晴れ
【メンバ】宮指路、黄昏流星群6人
【コース】7:30朝明~ハト峰~ヒロ沢~キツネ峠~14:00谷尻谷テント泊23~24日
7:30わさび峠~北尾根~10:30クラシ~イブネ北端~小峠~14:00朝明
以前所属していた山岳会の仲間とテン泊で谷尻谷~イブネまで行って来ました。
朝明に着くと意外に晴れているのでこれは良いと思ったが、途中からポツリポツリと雨が降って来た。私はザックカバーを出すタイミングが遅れ結局ザックは濡れたまま登りました。ハト峰に上がると眼下に可愛いハートの絵が描かれていました。
- ハート
根の平に比べてヒロ沢はあまり歩かれていないようで沢を右や左に渡渉しながら道が所々分かりにくい部分があります。
ヒロ沢を下りて愛知川を渡渉し、キツネ峠に向かったがどういうわけか一本手前の沢に入ってしまった。今まで間違えたことがないのにキツネにつままれたのだろうか?
途中で気が付き右岸の小尾根を越えて、本来の沢に戻りました。しかしほとんど歩かれていない沢なので浮石が多く、荷物が重いととても歩きにくい。
やっとキツネ峠に上がったが単なる乗越で唯一それと分かる標識の付いていた木は風で倒されていた。
キツネ峠からの下りはなだらかで名物のオバケの木が途中にあるが夜だときっと怖いでしょう。
- おばけ
この道を普通に辿ればコリカキ場に出るが途中で道が崩れていてルートが変わり少し下流に出てしまった。
谷尻谷は広い河原なのでどこでも歩けそうだが一部川が蛇行していて渡渉しながら左岸から右岸に乗り換える。ここは昔の鉱山の名残でトロッコのレールや車輪を見ることが出来た。
翌日に備え、わさび峠に近い場所でテン場を探していたら右岸の少し高台のような場所に旧避難小屋の跡と思われる道具類が置かれていた。
その後、川の中州のような場所にちょうど良いテン場を見つけテントを張った。
まだ15時だがじっとしていると寒いので薪して皆で暖を取った。
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薪を囲んで宴会が始まり、次から次へと酒が出て来て、私はヘロヘロになってテントに潜り込んだ頃に雨が降ってきた。
翌朝、雨は上がりテントを畳んで出発した。
ワサビ峠に上がり北尾根を辿ってクラシに向かうとクラジャンが霧氷で銀色に輝いてまるでラピュタのようだった。
北尾根は一部崩壊場所があるものの右手に巻き道があるのでそちらから回ったが細い踏み跡に雪が付いていて少し緊張した。
さらにクラジャンの巻き道は下り気味で細い部分があり、そこに雪が付いているので更に緊張を要した。
クラジャンは巻いているので知らぬ間に過ぎてしまった。
正面に上に向かって突き上げている岩峰が出て来るがこれはクラシに向かう最後の登りである。喘ぎながら登って行くと急に平坦になり標識のあるクラシ分岐に出た。
辺り一面が白くなりあたかも雪山に登っているようだった。少し前をカップルが歩いていた。
彼らが向かっている正面のイブネもほぼ一面雪景色だ。
仲間の都合もあり今回はイブネまで行かず北端から小峠に向かった。
小峠を下りるのは久しぶり(イブネで行われたヤブオフ会以来)で以前は尾根通しでシャクナゲをかき分けて通った記憶だが現在は大きく右岸を巻くルートになっている。ザックが大きいのでシャクナゲの藪は御免被りたいところであったがルートがしっかりしていたのでラッキーだった。
しかし好事魔多しとはよく言ったもので、最後に落とし穴が待っていた。
小峠の下りが崩れていて、取り付けられている簡易ロープで懸垂下降のように下りるのだが女性群が手こずっていたのでそれを尻目に急斜面のトラバースを試み慎重に足を運んだが、一瞬片足が滑ったと思ったらそのまま3m程プチ滑落してしまった。
幸い怪我はなかったがズボンが泥まみれになってしまった。
その後は危険個所はなく問題なく下りられた。愛知川を渡渉すると対岸に一張のテントが張ってあった。
恐らくイブネで見たカップルのものであろう。
下山は今まで何度も通過した旧千種街道の登山道を2日間のフィナーレを感じながら下山した。
下山後、久しぶりに三休の湯で二日間の汗を流した。
宮指路