【伯耆】甲ヶ山 ゴジラの背再訪(18.11.4)

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Re: 【伯耆】甲ヶ山 ゴジラの背再訪(18.11.4)

by kando1945 » 2018年11月08日(木) 22:46

洞吹 さん こんばんは。コメントありがとうございます。

大山界隈まで行くのに、当日早朝というか未明発はしんどくないですか。
ワシには無理やね。

私は神経が細いので、現地泊では寝れないこともありますので、早朝3時発くらいはOKです。 :lol:

うまく起きられましたね。
それで、もう朝メシまで食っちゃうんですか。

中年の時から歯の手入れを怠ったため、一昨年秋、前歯が突然抜け慌てて歯医者さんへ通っています。
食事がすみ次第歯磨きをしたいのですが、山で食事をすると歯磨きができないのです。
家で歯磨きも済ませていけるとホッとします。
:mrgreen:

3時過ぎに出発ということは、うまく午前4時までに高速道路へ乗られたようで、
深夜割引30%ゲットなら、早すぎる起床も値打ちがでます。

和尚様も同じでしょうが、都市近郊区間という土日祝割の利かないところがあるので腹立たしいです。

「いざ、行くぞ!」と決心しないと、ぐずぐずしてなかなか準備にとりかかれません。
きっと、あかんたれってやつですね。

違います。それが加齢なのです。 :mrgreen:

Re: 【伯耆】甲ヶ山 ゴジラの背再訪(18.11.4)

by kando1945 » 2018年11月08日(木) 22:34

宮指路 さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

この山塊は伯耆大山と三鈷峰に登ったことはありますが、矢筈ヶ山はまだ未踏です。

一度小矢筈ヶ山を登ってみて下さい。山日和さんは何も感じなかったと言われましたが私は毎回恐怖を感じます。

登山道に続く林道は荒れていることが多いですね。

植林をこまめに手入れしているところの林道はましなことが多いでしょうが。

いかにも歩きにくそうですね。

そうです。私は、ここだけ他の山と違うように感じますが。

これだけ垂直に切り立っていると、どこをどうやって登っていいのか分かりませんね

本当にエッヂの縁に登山道があるので、登っている最中に登山道もろとも崩落しそうな感じがして怖いのです。 :mrgreen:

北穂にもゴジラの背がありますがこちらの方が怖そうですね。

北アルプスフアンには剣派と涸沢派があるそうですが、岩稜だらけの穂高方面には一度も行っていません。 :lol:

落石で大怪我させたら賠償問題になるのが心配です。

どうなんですかね。意図してやっているわけではないですし、逆の立場もありますし、不可抗力なので
賠償問題になりましすでしょうかね。
:shock:

一度でも来たことがあれば迷いやすい道でも何とかなりますね。

もう3回目になりますのでまさかあんなところで迷うとは思いもせず、ちょっと焦りました。

その気持ち分かります。私も2週続けて遠出しましたので来週からは鈴鹿に専念したいと思います。

年をとると気力、体力が落ちますが、どうも気力の方が先に落ちる気がします。                    

Re: 【伯耆】甲ヶ山 ゴジラの背再訪(18.11.4)

by 柳川洞吹 » 2018年11月08日(木) 19:34

kando1945さん こんばんは

  身体的には登山口で車泊するのがいいのですが、睡眠が十分とれない可能性もあり、
  四国よりは行きやすいので家で寝て早朝出発することにしました。


大山界隈まで行くのに、当日早朝というか未明発はしんどくないですか。
ワシには無理やね。

  前日8時過ぎには就寝し、

ワシは無理。
寝られませんわ。

  早朝2:30に起きる予定でしたが、

これも無理、無理。

  1:45頃目覚め、もう寝れそうにないので起きてゆっくり準備し、
  朝食も済ませていくことにしました。
  3時過ぎに出発し、今回は時間を短縮したいので高速代は目をつぶって中国道で行きます。


うまく起きられましたね。
それで、もう朝メシまで食っちゃうんですか。
3時過ぎに出発ということは、うまく午前4時までに高速道路へ乗られたようで、
深夜割引30%ゲットなら、早すぎる起床も値打ちがでます。

  2時間半くらいかなと思っていましたが、大山を西側から回り込み香取まで行くと、
  結局6:15ごろに着きました。


3時間でしたか。
早いですね。

  そこから先200mくらいで犬伏別れへの登山道の分岐があり登山道へ入ります。
  犬伏別れからは中国自然歩道ですので、立派な歩きやすい道が続きます。


犬伏別れは、なんだか真田一族の物語みたいになってきましたが。

  大休峠避難小屋に着きましたが、休憩することなく左の矢筈ヶ山へ登って行きます。
  矢筈ヶ山頂上につき、展望は抜群です。
  小矢筈ヶ山頂上に登りつくと心底ほっとします。
  甲ヶ山頂上へ着きました。
  ゴジラの背を過ぎて尾根を北上すると、白いポールが倒れているところへ来ます。
  後は迷うこともないしっかりした登山道をゆっくり歩いて甲川への分岐を過ぎ、
  12:09 駐車地へ無事帰着することができました。


ここらへんは行ったことがないので、
ヤマケイのエアリアマップを見ながらレポ読みました。

  5週連続で遠征をしました。
  高速代が高くつき、時間も体力も使った割には成果は少なかったように思います。
  しかし、近場ばかり歩いていると次第に委縮して、ますます遠出する気力を失っていくので、
  何とか気力を奮い立たせて遠出の努力を続けなければなりません。
  継続は力なり。


初めての場所に行くっていうのは楽しいですね。
ワシもあっちこっち行きたいところがあるんだけど、
「いざ、行くぞ!」と決心しないと、ぐずぐずしてなかなか準備にとりかかれません。
きっと、あかんたれってやつですね。

よい山旅を!
             洞吹(どうすい)

Re: 【伯耆】甲ヶ山 ゴジラの背再訪(18.11.4)

by 宮指路 » 2018年11月08日(木) 19:30

kandoさん、こんばんは

 以前から見てみたいと念願の甲ヶ山のゴジラの背から眺める大山北麓の気宇壮大な紅葉を見に行くことにしました。
  


この山塊は伯耆大山と三鈷峰に登ったことはありますが、矢筈ヶ山はまだ未踏です。

 荒れた林道を進んでいくとやがて右(西)へ緩くカーブするところに甲川への入り口があり、帰りはここへ出てくる予定です。そこから先200mくらいで犬伏別れへの登山道の分岐があり、道はまだ西へ続いていますが登山道へ入ります。

登山道に続く林道は荒れていることが多いですね。

 犬伏別れからは中国自然歩道ですので、立派な歩きやすい道が続きます。ところどころ石畳がありますが濡れていると滑りやすいので注意が必要です。7:34 大休峠避難小屋に着きましたが、休憩することなく左の矢筈ヶ山へ登って行きます。いったん平坦なところを過ぎると後は登り一辺倒の急な坂道が続きあえぎます。かなり岩ゴロで歩きにくいところもありますが、辛抱し続けると矢筈ヶ山の西南尾根の肩の1300mに登りつきます。展望はあまりなく、矢筈ヶ山に向けて進みます。ここの登山道は他の山と比べて、背丈の灌木が多く、登山道の方へしっかりした小枝を出し、撥ねると目に当たりそうで結構歩にくいです。

いかにも歩きにくそうですね。

 8:19 矢筈ヶ山頂上につき、展望は抜群です。南に烏が山、西に大山、北に甲ヶ山がくっきり見えます。期待していた大山北麓の広大な裾野の紅葉は少し遅いようだし、光があたっていないのでくすんだ感じで残念ながら今回も外れたようです。小矢筈ヶ山を見ると西側がスパッと切れた、そのエッヂすれすれを登山道通っています。今回も、登っている最中に登山道もろとも崩壊するのではないかと不安がよぎりますが皆さん怖くないのですかね。

これだけ垂直に切り立っていると、どこをどうやって登っていいのか分かりませんね

 矢筈ヶ山から小矢筈ヶ山へ向けて急な坂道を下りる途中で甲ヶ山を見ると恰好いいですね。小矢筈ヶ山への鞍部の登山道ははっきりしていますが、やはり左右の灌木から小枝が張り出して歩きにくいです。小矢筈ヶ山に近づいて見ると、崩壊縁のすぐそばを登山道が通っているのがはっきり見えますます怖くなります。しかし進むしかありません。登り始めるとやがて岩場になりロープがあります。その岩のすぐ先、左側がスパッと切れ落ちていて、私の体重で揺れただけで崩壊が誘発されないかびくびくです。皆さん平気なのか、鈍感なのか、私が臆病なのか。先は見えて、いつお迎えが来てもいいと言いながら、こんなことで怖がるとは人間のサガは情けないです。小矢筈ヶ山頂上に登りつくと心底ほっとします。

下が切れ落ちているところを通過するのはロープがあっても怖いですね。

 悔やんだところでどうしようもないので帰らねばなりません。次の関門ゴジラの背です。ここは南から北へ下るよりは北から南へ登る方がましです。それは途中の一か所やや難しい関門があるのです。1.5mくらいの段差があって、足がかりが少なく、ロープはありますが下りではあまり役に立たず、少々腕力が要るのです。ここを過ぎればもう大したところはありません。

北穂にもゴジラの背がありますがこちらの方が怖そうですね。

  少し下で溝状の急坂の涸れ沢が100mくらい続きますから、落石を起こせば加速しながら落ちていき下に人がいれば大けがどころか死亡すら考えられます。途中で登ってきた人をやり過ごすときそんな話をしていると、その方も以前、同じグループの先頭の人と次の人との間が空いていて、先頭の人の落石が勢いがついて次の人に当たりけがをするのを見たことがあると言われました。

落石で大怪我させたら賠償問題になるのが心配です。

  溝状の涸れた沢の下端で滑りやすそうな水のない滝を、ロープを頼りにがれた沢へ降り、そのまま対岸の右岸へ渡って右岸の藪の急坂を下って迂回します。しばらく下ってガレ沢に復帰して、沢を振り返ると一枚岩の手がかり足がかりの少ない滑の急な坂なので濡れていたら非常に滑りやすく危険なのでう回路が作られているのです。私がう回路を降りている時、この沢の方から歩きにくいという声をあげながら登っている人がいたので、こちらにう回路がありますよと教えてあげると、何だそうだったのかと感謝されました。

沢沿いの下りはルートがあっても嫌なものです。

 徒渉点に着きました。正面奥の木のすぐ左に白いポールが見えますが、これが目印です。ポールの先に踏み跡があるはずで、そこから下流へ歩くはずですが踏み跡がはっきりしません。川べりを下っても見つからず、上流へ向かう踏み跡の方がはっきりしているので、おかしいな下るはずだけれどと思いながら上へ歩いてみます。しばらく行っても記憶のある踏み跡が出てこないし、どう見ても下流へ行くはずと戻ってポールの近くをよく見ると倒木の先に小さな赤布があり、太い倒木をまたいでいくとやっとそれしき踏み跡が見つかり、記憶と一致しました。どうやら増水で一部不明瞭になっていたようです。150mくらい下流へ下ると見覚えのある、折り返すように台地へ登る急坂の登山道へ来ました。 

一度でも来たことがあれば迷いやすい道でも何とかなりますね


  5週連続で遠征をしました。高速代が高くつき、時間も体力も使った割には成果は少なかったように思います。しかし、近場ばかり歩いていると次第に委縮して、ますます遠出する気力を失っていくので、何とか気力を奮い立たせて遠出の努力を続けなければなりません。継続は力なり。

その気持ち分かります。私も2週続けて遠出しましたので来週からは鈴鹿に専念したいと思います。

                                                                   宮指路

【伯耆】甲ヶ山 ゴジラの背再訪(18.11.4)

by kando1945 » 2018年11月06日(火) 22:39

【 日 付 】2018.11.4
【 山 域 】伯耆大山 
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】 駐車地6:32-6:56犬伏別れー7:34大休峠ー8:19矢筈ヶ山ー8:44小矢筈ヶ山ー9:41甲ヶ山ー
       10:06甲川下降点ー11:03甲川徒渉点ー12:09駐車地
       
    
今日のコース
今日のコース
  四国へ遠征2回、大峰、台高と4週連続で遠出をしました。そろそろ疲れてきたのでこの連休は近場で体を休めようかなと思いましたが、こんな天気予報のいい連休を見逃すほど余裕のある時間は残されていません。二日続けては無理でもどちらかは出かけなければならないので、より天気のよさそうな4日に、以前から見てみたいと念願の甲ヶ山のゴジラの背から眺める大山北麓の気宇壮大な紅葉を見に行くことにしました。
  身体的には登山口で車泊するのがいいのですが、睡眠が十分とれない可能性もあり、四国よりは行きやすいので家で寝て早朝出発することにしました。前日8時過ぎには就寝し、早朝2:30に起きる予定でしたが、1:45頃目覚め、もう寝れそうにないので起きてゆっくり準備し、朝食も済ませていくことにしました。3時過ぎに出発し、今回は時間を短縮したいので高速代は目をつぶって中国道で行きます。2時間半くらいかなと思っていましたが、大山を西側から回り込み香取まで行くと、結局6:15ごろに着きました。


  香取からの林道を奥へ入っていくと舗装からダートになり、さらに凸凹になりしばらくで奥へ行く道と右(西)へ曲がっていく分岐にきます。前回ここより奥へは通行止めになっていましたので西への林道の入り口に止めました。さらに奥へ入っていけそうな感じでしたがここで止め、手早く準備をして歩いていきます。この先の林道が修復されてもっと奥へ入れそうで、しまったもっと奥へ止めればよかったかなと後悔しかけましたが、100mくらい先で通行止めになっていてホッとしました。人間は妬み感情を克服できませんね。私だけか。
 荒れた林道を進んでいくとやがて右(西)へ緩くカーブするところに甲川への入り口があり、帰りはここへ出てくる予定です。そこから先200mくらいで犬伏別れへの登山道の分岐があり、道はまだ西へ続いていますが登山道へ入ります。

 犬伏別れからは中国自然歩道ですので、立派な歩きやすい道が続きます。ところどころ石畳がありますが濡れていると滑りやすいので注意が必要です。7:34 大休峠避難小屋に着きましたが、休憩することなく左の矢筈ヶ山へ登って行きます。いったん平坦なところを過ぎると後は登り一辺倒の急な坂道が続きあえぎます。かなり岩ゴロで歩きにくいところもありますが、辛抱し続けると矢筈ヶ山の西南尾根の肩の1300mに登りつきます。展望はあまりなく、矢筈ヶ山に向けて進みます。ここの登山道は他の山と比べて、背丈の灌木が多く、登山道の方へしっかりした小枝を出し、撥ねると目に当たりそうで結構歩にくいです。

    
矢筈ヶ山から見る小矢筈ヶ山
矢筈ヶ山から見る小矢筈ヶ山
 8:19 矢筈ヶ山頂上につき、展望は抜群です。南に烏が山、西に大山、北に甲ヶ山がくっきり見えます。期待していた大山北麓の広大な裾野の紅葉は少し遅いようだし、光があたっていないのでくすんだ感じで残念ながら今回も外れたようです。小矢筈ヶ山を見ると西側がスパッと切れた、そのエッヂすれすれを登山道通っています。今回も、登っている最中に登山道もろとも崩壊するのではないかと不安がよぎりますが皆さん怖くないのですかね。

   
小矢筈ヶ山のアップ
小矢筈ヶ山のアップ
 矢筈ヶ山から小矢筈ヶ山へ向けて急な坂道を下りる途中で甲ヶ山を見ると恰好いいですね。小矢筈ヶ山への鞍部の登山道ははっきりしていますが、やはり左右の灌木から小枝が張り出して歩きにくいです。小矢筈ヶ山に近づいて見ると、崩壊縁のすぐそばを登山道が通っているのがはっきり見えますます怖くなります。しかし進むしかありません。登り始めるとやがて岩場になりロープがあります。その岩のすぐ先、左側がスパッと切れ落ちていて、私の体重で揺れただけで崩壊が誘発されないかびくびくです。皆さん平気なのか、鈍感なのか、私が臆病なのか。先は見えて、いつお迎えが来てもいいと言いながら、こんなことで怖がるとは人間のサガは情けないです。小矢筈ヶ山頂上に登りつくと心底ほっとします。

   
小矢筈ヶ山から見る大山北麓、遅かったか
小矢筈ヶ山から見る大山北麓、遅かったか
 小矢筈ヶ山から下りも急な坂です。地面が濡れているので滑りやすく、道脇の灌木をにつかまりながら慎重に下ります。甲ヶ山のふもとまでの登山道は、やはりしぶとい灌木の小枝がたくさん登山道側へ張り出しているので歩きにくいです。最後の水平の木が邪魔なトラバースを抜けると歩き安い、展望のいい岩のトラバースになります。一見すると急な岩場のトラバースで難しそうに見えますが、濡れていなければ案外滑らない岩場ですし、よく目を凝らすとルートが見えてきますので私でも楽に歩けます。また岩に書かれている赤いペンキマークを追えば迷うことはありません。特に最後の頂上近くは凄い岩場に見えますが、やはり濡れていなければグリップのいい岩場で、ペンキマークをしっかり確認すればそんなに怖くはないです。

   
甲ヶ山頂上へ向けて急な岩場
甲ヶ山頂上へ向けて急な岩場
  9:41に 甲ヶ山頂上へ着きました。すぐに大山北麓を眺めますが、ややくすんで鮮やかさがなく、もう少し早かったら壮大な眺めだったのにとがっかりです。来年もトライせよとの励ましなのでしょうか。しかし、あの小矢筈ヶ山は何度も通りたくないので船上山から往復するのがいいのかな。それどころかもうこの世にいないかもしれないな。

   
広大な大山北麓、タイミングがあっていればな
広大な大山北麓、タイミングがあっていればな
 悔やんだところでどうしようもないので帰らねばなりません。次の関門ゴジラの背です。ここは南から北へ下るよりは北から南へ登る方がましです。それは途中の一か所やや難しい関門があるのです。1.5mくらいの段差があって、足がかりが少なく、ロープはありますが下りではあまり役に立たず、少々腕力が要るのです。ここを過ぎればもう大したところはありません。

   
ゴジラの背の核心部
ゴジラの背の核心部
 ゴジラの背を過ぎて尾根を北上すると、白いポールが倒れているところへ来ます。このポールが甲川への降り口の目印で、ここから急坂を一気に下ります。落石は下にいる人に大けがをさせますからくれぐれも注意です。しかもここを登りに使う人の方が多いですから。今日も、甲ヶ山頂上で単独者、この急坂で5,3,2,2,2人合計15人の方とすれ違いました。皆さん、ここを下るのは嫌だと言われますが、私は登る方が嫌です。
  少し下で溝状の急坂の涸れ沢が100mくらい続きますから、落石を起こせば加速しながら落ちていき下に人がいれば大けがどころか死亡すら考えられます。途中で登ってきた人をやり過ごすときそんな話をしていると、その方も以前、同じグループの先頭の人と次の人との間が空いていて、先頭の人の落石が勢いがついて次の人に当たりけがをするのを見たことがあると言われました。

  溝状の涸れた沢の下端で滑りやすそうな水のない滝を、ロープを頼りにがれた沢へ降り、そのまま対岸の右岸へ渡って右岸の藪の急坂を下って迂回します。しばらく下ってガレ沢に復帰して、沢を振り返ると一枚岩の手がかり足がかりの少ない滑の急な坂なので濡れていたら非常に滑りやすく危険なのでう回路が作られているのです。私がう回路を降りている時、この沢の方から歩きにくいという声をあげながら登っている人がいたので、こちらにう回路がありますよと教えてあげると、何だそうだったのかと感謝されました。

   
迂回する沢を振り仰ぐ
迂回する沢を振り仰ぐ
 徒渉点に着きました。正面奥の木のすぐ左に白いポールが見えますが、これが目印です。ポールの先に踏み跡があるはずで、そこから下流へ歩くはずですが踏み跡がはっきりしません。川べりを下っても見つからず、上流へ向かう踏み跡の方がはっきりしているので、おかしいな下るはずだけれどと思いながら上へ歩いてみます。しばらく行っても記憶のある踏み跡が出てこないし、どう見ても下流へ行くはずと戻ってポールの近くをよく見ると倒木の先に小さな赤布があり、太い倒木をまたいでいくとやっとそれしき踏み跡が見つかり、記憶と一致しました。どうやら増水で一部不明瞭になっていたようです。150mくらい下流へ下ると見覚えのある、折り返すように台地へ登る急坂の登山道へ来ました。 

  後は迷うこともないしっかりした登山道をゆっくり歩いて甲川への分岐を過ぎ、12:09 駐車地へ無事帰着することができました。私の車の後ろへ5台増えていました。前方にも3台あり、計8台が後からきていました。このコース案外使われているようです。

  5週連続で遠征をしました。高速代が高くつき、時間も体力も使った割には成果は少なかったように思います。しかし、近場ばかり歩いていると次第に委縮して、ますます遠出する気力を失っていくので、何とか気力を奮い立たせて遠出の努力を続けなければなりません。継続は力なり。

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