おはようございます、山日和さん。
連日の体温を超えるような最高気温。とても低山の尾根歩きをするような状況ではない。
こういう時は沢登りに限るのだが、もうひとつの選択肢として夜間登山がある。
最低気温だって高いのだが、日差しがないだけでも雲泥の差なのである。
夜に登るのは長谷川さんでしたっけ?
歩きやすい明瞭な道が続いていたが、いつの間にか左へトラバースする道に入っていた。その内折り返して
尾根に復帰するだろうと思っていたものの、一向に折り返す気配がない。
やや下るところもあったりして、このまま進むとあまりにも遠回りになりそうだ。どこまでトラバースを続け
るのか。業を煮やして右の急斜面を上がると5分ほどで鞍掛峠からの登山道に飛び出した。
獣の気配はどうでした。
ライトに照らされて光る目とか・・
空が少し白み始めた。外にでると東の方向にオレンジのラインが一文字に引かれていた。もうすぐた。
去年は2回の夜間登山で一度も日の出を拝むことができなかった。
周りが明るくなった分、オレンジのラインはやや色の濃さを減じて、その代わりに小さな濃いオレンジの円形が
浮かび上がってきた。見る見る内に太陽の光が周囲を満たして、完全に夜が明けた。
さっきまで少し肌寒かったのに、15分もすればテントの中にいられないぐらいの暑さである。
朝の気配も15分でアウトですか・・やっぱ暑い。
山の上とは言ってもまともに直射日光を浴びて歩く気はしない。タテ谷の方へ少し下って、標高1050~1100m
ラインの山腹をトラバースして行った。結構いいブナやサワグルミの木があって、谷から吹く風のおかげで涼し
いのがいい。しかしいつまでもこうしているわけにはいかないので、県境稜線へ復帰して真ノ谷の源流へ下る。
正面は最高点の丸山だが、そっちへ行く気はさらさらないし、奥ノ平で太陽に焼かれるのもご免蒙りたい。
そうなると意図せずとも池めぐりのようになってしまうのは必然か。
サワグルミの池からウリハダカエデの池へ。とにかく樹下の日陰を繋いで歩くだけだ。
しかし池もここのところの晴天続きでうす汚れた水たまりのような趣きだ。池めぐりにも適期というものがある。
この時期がある意味一番過酷かも。
この暑いさなかに登って来る人が結構いるのにはびっくり
だ。皆さん一様にグッタリした顔をしている。何もこんな暑い時に登らなくてもいいのに。
人のことは言えません。
往路で失敗した尾根の分岐にはテープがベタ張りで迷いようがない。どこで間違えたのか見極めようと注意し
ながら下って行ったのに、結局特定することができず通過してしまった。
ほとんど日陰を歩けるものの口の中はカラカラ、頭は暑さでボーっとしてきた。
やっぱり夏は沢に限るようだ。
多治見で40度越えちゃいましたからね。
いつ雨が降るのやら・・
蚊も自粛気味ですからね。
わりばし