【西上州妙義山】 緑の魔境 相馬岳北稜

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展開ビュー トピックのレビュー: 【西上州妙義山】 緑の魔境 相馬岳北稜

Re: 【西上州妙義山】 緑の魔境 相馬岳北稜

by ヒグラシ » 2018年5月24日(木) 23:01

山日和さん こんばんは。
レスありがとうです。

なんか面白そう・・・
こんなところが家から2時間圏内にあればなあ。


遠いから感慨ひとしおとも言えます。

技術的にはさほどでもないけど高度感がキモってとこでしょうか?

はい。御在所界隈の方がよっぽど厳しい岩場が有ります。
ただ、人が入ってない分、岩が脆い怖さが有ります。



ここも3級程度の登りだが、岩がいつもげるか判らないので、ロープ使用、岩にランニング取りながら慎重に登る。
最後の乗り越しがやや厳しい。

この辺は単独だと厳しそう。

単独の記事も有りますが、あまりお薦めできませんね!

その後も奇岩のオンパレード。
見る位置によって刻々と形が変わるのが面白い。

上州の山らしい景色なんですね。
一度見てみたいもんです。


関越道走っていても特徴的な山容が遠望出来ます。機会有りましたら・・・(^^)

前評判では、結構な難路で登攀技術も必要だとの事だったが、沢をある程度経験された方ならだ誰でも行けそうに思いました。

それはヒグラシさんレベルの感想なのでは?

いえいえ、静けさと閉塞感が印象的な、緑の山でしたよ。


                      ヒグラシ

Re: 【西上州妙義山】 緑の魔境 相馬岳北稜

by 山日和 » 2018年5月23日(水) 23:16

ヒグラシさん、こんばんは。
最近軟弱な山行ばかりの私には眩しすぎるレポです。 :mrgreen:

目指した先は、妙義バリエーションルートの中でも長く、奥深く険しいと言われる相馬岳北稜。
P1~P12の連なるピークを越えて、表妙義の主稜に繋げるルート。

なんか面白そう・・・
こんなところが家から2時間圏内にあればなあ。 :lol:

その後も岩峰が次々と現れ、あるいは直登、あるいは巻いてクリア。しかし、途中でいくつ目のピークが不明となる。
踏み跡は結構有り、ルーファイはそれ程難しくない。
やがて足元すっぱり切れ落ちてるP5に。

P6との間は切れ落ちているが、右手斜面より何とかコルまで降りる。
P6への登りは3級程度、微妙な登りだ。今回はロープ出さずに10m程凹角を詰めていく。

技術的にはさほどでもないけど高度感がキモってとこでしょうか?

登り返しは諸説有るみたいだが、左に少し降りて凸凹したフェイスを30m。
ここも3級程度の登りだが、岩がいつもげるか判らないので、ロープ使用、岩にランニング取りながら慎重に登る。
最後の乗り越しがやや厳しい。

この辺は単独だと厳しそう。 :roll:

その後も奇岩のオンパレード。
見る位置によって刻々と形が変わるのが面白い。

上州の山らしい景色なんですね。
一度見てみたいもんです。

前評判では、結構な難路で登攀技術も必要だとの事だったが、沢をある程度経験された方ならだ誰でも行けそうに思いました。

それはヒグラシさんレベルの感想なのでは?
私は安全なところで遊んどこうっと :lol:

                      山日和


【西上州妙義山】 緑の魔境 相馬岳北稜

by ヒグラシ » 2018年5月16日(水) 00:45

【日付】2018年5月4日~5日
【山域】上州妙義山
【メンバー】ヤブ仲間3人と
【天候】晴れ
【ルート】妙義湖5:00~9:30P12~分岐11:10~12:00妙義富士12:30~11:10分岐~14:20相馬岳~16:00国民宿舎跡
裏妙義より北稜核心部 右手がハサミ岩
裏妙義より北稜核心部 右手がハサミ岩
連休前半と裏腹に、寒波襲来の後半。
楽しみにしていた白馬主稜の計画も吹っ飛び、困ったときの妙義参りとする。
同じ様に北アの計画中止になった、迷走中のパーティと合流し、300k彼方の登山口に向かう。
4日の午後からの移動と言う事で、長野道、関越道もスイスイと走れた。

目指した先は、妙義バリエーションルートの中でも長く、奥深く険しいと言われる相馬岳北稜。
P1~P12の連なるピークを越えて、表妙義の主稜に繋げるルート。
なかでもP6.P7、P12は厳しいらしい・・・登攀装備とバイル、ノコギリ等装備してのトライ。
名古屋でメンバー集結し、一路松井田妙義ICへ。 午後からゆっくりの出発でしたので、中央道も長野道もスイスイ、関越道に乗り換えて4時間ジャストで到着。登山口まではICから15分程と近いのが嬉しい。
今は閉館してしまった裏妙義の国民宿舎の庭先でテント泊。 本館は閉鎖してますが、庭先とトイレは綺麗にされてて、他のパーティも泊まってる。
かつては裏妙義の登山基地として重要な拠点でずい分とお世話になりましたが、今は寂しい限り。
その為か、裏妙義の登山道は年々荒れゆくようにみえる。

朝は4時起床、妙義湖を越えて林道沿い2つ目の沢の右岸に微かな踏み跡が・・・ここが北稜取付。
最初からの痩せ尾根をグングン上がってくと、眼下に松井田町の展望が広がってきて黒々とした雲の間から日の光が・・・北アの方は寒気の為、吹雪いているとか。

やがて前方に矢じりの形P1がルートを遮る。 緑の痩せ尾根に屹立する姿は如何にも妙義らしい。
屹立したP2
屹立したP2
その後も岩峰が次々と現れ、あるいは直登、あるいは巻いてクリア。しかし、途中でいくつ目のピークが不明となる。
踏み跡は結構有り、ルーファイはそれ程難しくない。
やがて足元すっぱり切れ落ちてるP5に。
垂壁に挟まれて
垂壁に挟まれて
P6との間は切れ落ちているが、右手斜面より何とかコルまで降りる。
P6への登りは3級程度、微妙な登りだ。今回はロープ出さずに10m程凹角を詰めていく。
凹角を登る
凹角を登る
この辺からが北稜のハイライトかな? P6の頂部からは懸垂ポイント。15m弱。
P7との狭いコルに降り立つと、壁に挟まれ洞窟に居るみたい。

登り返しは諸説有るみたいだが、左に少し降りて凸凹したフェイスを30m。
ここも3級程度の登りだが、岩がいつもげるか判らないので、ロープ使用、岩にランニング取りながら慎重に登る。
最後の乗り越しがやや厳しい。
P7への登り
P7への登り
その後も奇岩が現れる毎に右往左往していたが、良いペースでラストのP12。
ここを越えれば難所は無く、その先に有名なハサミ岩が見えている。
さて、再びロープ出してまずは痩せ尾根急登をブッシュに摑まりながらよじ登る。
テラスに出て見上げると・・・1手か2手だけだけど両脇切れ落ちハングしてる嫌らしい泥壁。
幸い、残地ハーケン有るので、カムを追加してハングを乗り越し・・・あれ、泥壁続いてる?

持参したバイルを突き刺して、核心を乗り越えピークへ。安堵と同時に、鼓を打つのを忘れてしまった。
※通称鼓岩といって、音が周りの岩に反響するらしい。
ここから先は観光気分。巨大なハサミ岩の基部は浸食されて、横長の空洞となっており、ボルダーがみたらよだれたらしそうな壁面が続いてる。ぶら下がった友人が剥がれた岩の下敷きになり焦ったが事なきを得た。
ハサミ岩基部
ハサミ岩基部
その後も奇岩のオンパレード。
見る位置によって刻々と形が変わるのが面白い。
ゴジラ岩?
ゴジラ岩?
早めのペースで時間出来たので、支尾根先に有る妙義富士を目指すことに。
麓から登ると、これまた屹立した岩峰で、困難を伴うが、尾根伝いに下る分にはそうでもなさそう。
妙義富士
妙義富士
往復2時間程の道草となるが、鋭く切り立ったピークは一見の価値有り。

主稜に戻って、相馬岳のピークを目指す。平凡な樹林帯を掻き分けていきなり山頂に飛び出すと、驚いた一般道縦走者に出くわした。表妙義縦走路も一般路最難のルートとして有名だ。
言葉を交わし、荒れた下山路を迎えに来た友人が待つ登山口まで降り立った。

前評判では、結構な難路で登攀技術も必要だとの事だったが、沢をある程度経験された方ならだ誰でも行けそうに思いました。

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