【奥美濃】蕎麦粒山:美濃核心部を巡る黄金周回

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Re: 【奥美濃】蕎麦粒山:美濃核心部を巡る黄金周回

by skywalk » 2018年3月26日(月) 10:30

宮指路さん、こんにちは。
宮指路 さんが書きました: 2018年3月25日(日) 00:13 3年ぶりの快挙ですね。私から見ると恐ろしいチャレンジです。
雪の状態が良ければ割合早く歩けますし、宮指路さんなら難所通過も問題ないと思います。
882まではこのコースが最短のようです
3年前に取り付いた尾根に比べるとヤブっぽかったですが、登るのにさほど支障はなかったです。宮指路さんは下の林道から登ったようですが、ヤブを漕ぐのが好きなのかな。
ここからの眺めは実に素晴らしく私の大好きな展望です。
先日はアラクラで満足して、ここで引き返してしまいました。
眺め的には目的の半分は達成ですね。
なるほど、見た目よりも深そうですね
遠目にはそれほど深く見えませんが、黒津山からどんどん下っていくので先が思いやられます。
最初の危険地帯ですね。ピッケル+12本爪でしたか?
そうですね。行くときはフル装備でお願いします。
このナイフリッジも恐ろしそうですがここまで来たら引き返せませんね
距離はほんのちょっとですし片側はヤブが出ているから引っかかるんじゃないかな。
念願の蕎麦粒岳快晴の大展望が達成できましたね。
最後のルートミスはご愛嬌ですね。
蕎麦粒からの展望は美濃でも最高だと思います。
最後なのでちょっと油断してました。今回は原則どおり引き返しました。
最後の渡渉で実は失敗したのですが、2週続けの失敗はカッコ悪いので書きませんでした。10kgのコメ袋を履いて渡ったら袋の上まで水が来てしまい慌ててバランスを崩しシャツの袖も濡らしてしまいました。でも全体には大成功だったので悔いなしといったところです。

Re: 【奥美濃】蕎麦粒山:美濃核心部を巡る黄金周回

by 宮指路 » 2018年3月25日(日) 00:13

Skywalkさん、こんばんは
 当初の計画は大谷川の二股から蕎麦粒の南西尾根に取り付いてピストンで登るつもりでいたが、時間的余裕とあまりの天気の良さに欲が出てアラクラや五蛇池山を経由する大周回コースにチャレンジすることにした。
3年ぶりの快挙ですね。私から見ると恐ろしいチャレンジです。

 
大谷川の二股までは15分ほどで着いた。そこから廃林道のZ字折り返しを登っていく。二つ目の折り返しから尾根に取り付いてみた。ヤブっぽい尾根だが、シャクナゲや馬酔木のような絡みついてくる木は少なかったので、登るのにさほど問題はなかった。
882まではこのコースが最短のようです。
 平坦で眺めの良いアラクラに着いた。その眺めは今日のハイライトの一つと言っていいだろう。
大谷川を挟んで対岸に聳えるのが蕎麦粒山(左)と小蕎麦粒だ。
ここからの眺めは実に素晴らしく私の大好きな展望です。
先日はアラクラで満足して、ここで引き返してしまいました。
五蛇池の前後のコルはかなり深くて骨が折れる。コルから登り返していくと小高い峰についたが、これは稜線上の小ピークに過ぎない。
次の尖ったところも偽ピーク。
なるほど、見た目よりも深そうですね
次はこの周回コースで一番の難所となる小蕎麦粒だ。深いコルまで下って登り返していく。急傾斜になる前にアイゼンを付けガツガツと締まった雪面を登っていく。
山頂直下のヤブは左の雪面から巻いていけるが、かなりの急斜面で滑落リスクもある。
最初の危険地帯ですね。ピッケル+12本爪でしたか?
小蕎麦粒からの下りはナイフリッジの雪稜から始まる。雪稜を慎重に渡ったら小さな岩場を降りる。
このナイフリッジも恐ろしそうですがここまで来たら引き返せませんね

肩から緩くなった尾根を進み山頂直下の急斜面は樹林の中を登るだけで危険なところはない。蕎麦粒山のトンガリピークは正しくピンポイントで360度の大展望が約束されている。ピーカン天気の割りにトレースがなかったのはこの山ならではだろうか。
おめでとうございます。
念願の蕎麦粒岳快晴の大展望が達成できましたね。
最後のルートミスはご愛嬌ですね。以前のように沢に突っ込まずに素直に引き返したのですね。
尾根を下りきり大谷川を渡渉して駐車地に戻ったのが16時半。
最後の渡渉はズブ濡れでしたか?
お疲れさまでした。

                              宮指路

【奥美濃】蕎麦粒山:美濃核心部を巡る黄金周回

by skywalk » 2018年3月22日(木) 14:24

【 日 付 】2018年3月17日(土)
【 山 域 】 奥美濃
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】大谷川左岸林道7:43>・882m>アラクラ>黒津山>五蛇池>小蕎麦粒12:35>蕎麦粒山>南西尾根>大谷川二股>林道駐車地16:30

 美濃シリーズ第2弾は美濃の核心部とも言える蕎麦粒山を目指す。蕎麦粒山は美濃ワールドのど真ん中に位置するトンガリピークで同じくトンガリピークを持つ小蕎麦粒とともに二重ピラミッドを形成しているため美濃ワールドのどこから見ても目立つランドマークである。

 3月17日(土)朝5時に鈴鹿の自宅を出発。いつものように揖斐川に沿って車を走らせる。303号線で旧坂内村に入ったら大谷川左岸道路を進む。游らんど坂内を過ぎて橋の手前まで来ると雪で先へ進めなくなったので橋の手前の広場に車を止めて出発。時間はまだ7時43分。空には雲一つないピーカンのお天気だ。
 当初の計画は大谷川の二股から蕎麦粒の南西尾根に取り付いてピストンで登るつもりでいたが、時間的余裕とあまりの天気の良さに欲が出てアラクラや五蛇池山を経由する大周回コースにチャレンジすることにした。
 大谷川の二股までは15分ほどで着いた。そこから廃林道のZ字折り返しを登っていく。二つ目の折り返しから尾根に取り付いてみた。ヤブっぽい尾根だが、シャクナゲや馬酔木のような絡みついてくる木は少なかったので、登るのにさほど問題はなかった。
 急な尾根をどんどん登り太いモミの木が出てくると傾斜が少し緩みヤブも薄くなって登りやすくなってきた。
 だんだんに雪道がつながり-882mに着いた。平坦な尾根にはブナを主体にした疎林の森が続く。今日は一日この樹林の回廊を歩くのだ。
 尾根が細いところは雪庇が張り出している。
平坦で眺めの良いアラクラに着いた。その眺めは今日のハイライトの一つと言っていいだろう。
大谷川を挟んで対岸に聳えるのが蕎麦粒山(左)と小蕎麦粒だ。
IMGP6807.JPG
先に見える樹林の山が黒津山だ。
遠く見えるのは美濃の盟主たる能郷白山だ。
能郷白山を眺めながら雪庇の尾根を進んでいくのは快適そのもの。
IMGP6811.JPG
大きく張り出した雪庇も落ちずに残っていた。
黒津山の頂上は周回路から少し外れている。山頂までは10分程度のものだが、今日は長帳場なのでその時間すら惜しい。肩まで登ったら登頂を省略して尾根を下る。黒津山の下りはブナの樹林が綺麗なところだ。
五蛇池の前後のコルはかなり深くて骨が折れる。コルから登り返していくと小高い峰についたが、これは稜線上の小ピークに過ぎない。
次の尖ったところも偽ピーク。
次に見えるどでーんと大きいのが五蛇池本体だ。
五蛇池山頂に達した。能郷白山(右)がよりくっきり見えた。ここから見ると左の磯倉のほうが高く見える。
御岳山もくっきり見えるが、噴煙は確認できない。
次はこの周回コースで一番の難所となる小蕎麦粒だ。深いコルまで下って登り返していく。急傾斜になる前にアイゼンを付けガツガツと締まった雪面を登っていく。
IMGP6819.JPG
山頂直下のヤブは左の雪面から巻いていけるが、かなりの急斜面で滑落リスクもある。身の軽い私は岩場を直登してヤブを抜けた。
ヤブを抜けるとトンガリピークの山頂はすぐそこだ。
12時35分、トンガリピークからは美濃ワールドを取り囲む県境稜線の山やまが一望だ。
先週登った金糞岳もくっきり見える。
そして行く手には蕎麦粒山本峰が立ちはだかっている。
IMGP6825.JPG
小蕎麦粒からの下りはナイフリッジの雪稜から始まる。雪稜を慎重に渡ったら小さな岩場を降りる。
岩場を回り込んだところにある岩屋でランチにした。パンとおにぎりの定番ランチを簡単に済ませたら先を急ぐ。
山頂付近では枝先についた霧氷が青空に白く輝いていた。
コルまで下って最後の登りにとりかかる。
先に見える肩まで登ればフィナーレを残すのみだ。
肩から緩くなった尾根を進み山頂直下の急斜面は樹林の中を登るだけで危険なところはない。蕎麦粒山のトンガリピークは正しくピンポイントで360度の大展望が約束されている。ピーカン天気の割りにトレースがなかったのはこの山ならではだろうか。
IMGP6839.JPG
IMGP6839.JPG (40 KiB) 閲覧された回数 1055 回
県境稜線の奥にちょっこと見えるのは銀杏峰かな。右端は白山だ。
西には高丸(左)と烏帽子山が見え、その間に三周ヶ岳がちょこっと頭を見せている。
IMGP6841.JPG
小蕎麦粒を振り返れば左に能郷白山が聳え、右奥に御岳山が浮かんでいる。
大展望を存分に楽しんだら南西尾根から下山だ。
雪庇が落ちているところは西のヤブ斜面で下る。ヤブの中に踏み跡が見えているところもある。
南西尾根のコルから1075mへ少し登り返していく。
1075m付近は太いブナが気持ちいいところだ。午後から雪は少し緩んできたが、大きく踏み抜くことはなかったのでツボ足のままで歩いた。
輝く尾根を歩き。
果てない雪庇と樹林の回廊を進む。
平坦地で黄色の二重テープが巻かれたところが大谷川二股へ下る尾根の分岐だった。
分岐尾根を下っていくとテープが無くなってきたのでナビを確認すると830m付近で枝尾根に入り込んでしまった。尾根を登り返してやり直すのに半時間ほどロスってしまった。ナビに予定コースを入れてなかったので気づくのが遅れたこともあるが、地図と磁石で確認すればコース逸脱は防げたと思う。ナビだけに頼るのは考え物だ。
尾根を下りきり大谷川を渡渉して駐車地に戻ったのが16時半。コース間違えがなければ予定の16時に戻れたと思うとちょっと残念だが、一日中素晴らしい天気に恵まれ美濃の核心部を巡るゴールデンリングの旅に充実感も満点だった。

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