最初にこれを見たのはFacebookだったんだけど、「あの男また訳の分からんとこ行っとるなあ。それはいったいどこだ。」ということで、まずはたくさんある写真をペラペラ眺めて、気に入った写真に「いいね」付けながら見て、ちょっとだけコメントしたのが「しくった」というやつでした。まんまと本文をまだ読んでいなかったことを見破られて、まったくの恐縮もんでした。
いったいどこの山だろうと捜して(ど素人の私にはけっこう苦労しました)、地図をプリントしてから読みましたが、とんだ手間です。偉そうに、「俺の文章は調べてから読め」なんて言わずに、素人にはもっと優しくして欲しいものです。読む人間の大半は、普通の人で、常識人で、一般登山者だということを理解して下さい。
なんて、愚痴はさて置いて。
赤樽山と徳平(とくべら)山。福井県の最東端に位置する、地図に名前のない山である。
捜すのに苦労しました。
GPSで位置を確認して、ちょうどうまい具合に1台分除雪されたスペースに駐車した。
ホント苦労しますよね。変なとこ駐めて、迷惑掛けてもいけないし。
雪は最高に締まっており、スノーシューが雪面に食い込む「ザクッ」という音が心地良い。こういう斜面をヒールリフターを効かせて歩く場面が個人的には最高に楽しいと思う。
本当にそうですよね。スノーシューをちゃんと使うようになってから初めてと言っていいくらい雪原、雪山を歩くのが楽しくなりました。ホント、世界が変わったような気がします。この体重ですから、ワカンを履いても毎歩深く沈んで苦労していましたので、その頃はあまり楽しいという感じではなかったですね歩いている時は。
951m標高点を過ぎると広大な疎林の雪原が展開した。思わず頬が緩む。
気持ちのよいすばらしい世界が広がっていましたね。
赤樽山頂直下で南に方向を変える。ここで見事な眺めが広がった。眼下に見える九頭竜湖と、屏風のよ
うに続く九頭竜川対岸の山並み。そしてうれしいことに霧氷が木々を飾り始めた。今日は霧氷が付く条
件が揃っているはずだったが、ここまでその気配すらなかった。頭上には青空が広がり始め、役者が揃
ったというところか。
ホント、そりゃあ良かった。
ほどなく1143.3mの赤樽山に到着。特に期待もしていなかったのだが、いい方に裏切られた。
目の前越美国境稜線の滝波山、美濃平家、平家岳のトリオがずらりと勢ぞろい。この方向から至近距離
で眺めたことのない景色は実に新鮮だ。今日の選択の正しさにひとり悦に入る。
勝手に(ひとりで)「入ってろ」の世界ですね。さぞかし、すばらしかったことでしょう
不思議なことに赤樽山の標識があった。三角点より高い場所が山頂というのはよくあるケースだが、ここは高いわけではない。
そういった間違いは、けっこう有りますね。まあ、ご愛嬌でしょう。
細かいアップダウンが続くが大したことはなく、快適な雪尾根歩きだ。ブナの純林はないが、概ね満足できる林相である。
贅沢なこと言っとるなあ。
今日のコースには随所にこういうゆったりとした台地があって心が和む。
本当に稜線でそんな場所に出くわすと嬉しくなりますよね。先日歩いた虎子山からブンゲン、品又峠の県境稜線にもところどころそんなところがあって、嬉しくなりました。
気が付けば2時間もまったりとしてしまった。
考えられません。私は、山に入るとずっと歩いていたいというか、ちょこちょこと立ち止まって景色を見たり、写真を撮ったり、地図を見るのは大好きなのですが、長い時間同じところでじっとしているのは苦手ですね。ただし、一杯あり(焼酎なら3合あればOKです)、時間があるのなら、3時間でも望むところです。
]徳平山から次の1111mピークまでも実にいい雪尾根が続く。ブナも申し分ない。これほど植林を見ず
に歩けるとは想像もしなかった。
読んでいるだけでも、歩いてみたくなりますね。
この尾根上にミズナラの大木があるのを知っていたからだ。
「福井の雪山」でしたか。その本、ネットで見たら2万円以上していたので諦めて、浅野さんに貸して頂きました。いい本なので、より悔しいです。
尾根のど真ん中に周りを圧倒する大木が立っていた。これか。幹回りは5mを超えるだろうか。実に見事なミズナラである。これを見られただけでも満足、後は気持ちよく下山しよう。
ホント、見に行ってみたいです。
末端になってやっと植林の急斜面が出てきたが、これは織り込み済み。
偉そうに。千里眼やなあ。
あるはずの橋がない。GPSで位置を確認するが、もう橋が描かれている場所まで来ている。
地形図では等高線のない河原のはずが、急な崖が川に落ち込み河原と呼べるものはない。
仕方がない。覚悟を決めて一番流れの緩そうなところでスノーシューを履いたまま渡渉した。
ま、それぐらいのことは付きものでしょう。この日一日の報酬を考えたらお釣りが来るというものですよ。
しかし今日一日の充実した山行からすれば、これもご愛敬というものだ。
まったくその通りです。
スノー衆ではアトラクションを用意できなかった分、ひとりで楽しんだようなものである。
変な作ったようなアトラクションは要りません。
対岸の林道へ出た後、少し上流へ歩いてみると橋があった。地図上の位置より100mばかりずれている
ようだ。
確かにたまにありますよね。でも、私は地形図が本当に正確なので、たまにそんなところに出くわすと「弘法も筆の誤り」「猿も木から落ちる」ではありませんが、ちょっと見つけたことが嬉しくなります。たいへんな思いをするとその時はムッとしますけどね。
本当にいい山旅をしましたね。またまた後追いをしてみたい思いますが、そのままでは悔しいので何かプラスアルファを考えましょう。
ご苦労様でした。また、こんな案内をありがとう御座いました。
さかきばら かずくに
最初にこれを見たのはFacebookだったんだけど、「あの男また訳の分からんとこ行っとるなあ。それはいったいどこだ。」ということで、まずはたくさんある写真をペラペラ眺めて、気に入った写真に「いいね」付けながら見て、ちょっとだけコメントしたのが「しくった」というやつでした。まんまと本文をまだ読んでいなかったことを見破られて、まったくの恐縮もんでした。
いったいどこの山だろうと捜して(ど素人の私にはけっこう苦労しました)、地図をプリントしてから読みましたが、とんだ手間です。偉そうに、「俺の文章は調べてから読め」なんて言わずに、素人にはもっと優しくして欲しいものです。読む人間の大半は、普通の人で、常識人で、一般登山者だということを理解して下さい。
なんて、愚痴はさて置いて。
[quote]赤樽山と徳平(とくべら)山。福井県の最東端に位置する、地図に名前のない山である。[/quote]
捜すのに苦労しました。
[quote]GPSで位置を確認して、ちょうどうまい具合に1台分除雪されたスペースに駐車した。[/quote]
ホント苦労しますよね。変なとこ駐めて、迷惑掛けてもいけないし。
[quote]雪は最高に締まっており、スノーシューが雪面に食い込む「ザクッ」という音が心地良い。こういう斜面をヒールリフターを効かせて歩く場面が個人的には最高に楽しいと思う。[/quote]
本当にそうですよね。スノーシューをちゃんと使うようになってから初めてと言っていいくらい雪原、雪山を歩くのが楽しくなりました。ホント、世界が変わったような気がします。この体重ですから、ワカンを履いても毎歩深く沈んで苦労していましたので、その頃はあまり楽しいという感じではなかったですね歩いている時は。
[quote]951m標高点を過ぎると広大な疎林の雪原が展開した。思わず頬が緩む。[/quote]
気持ちのよいすばらしい世界が広がっていましたね。
[quote]赤樽山頂直下で南に方向を変える。ここで見事な眺めが広がった。眼下に見える九頭竜湖と、屏風のよ
うに続く九頭竜川対岸の山並み。そしてうれしいことに霧氷が木々を飾り始めた。今日は霧氷が付く条
件が揃っているはずだったが、ここまでその気配すらなかった。頭上には青空が広がり始め、役者が揃
ったというところか。[/quote]
ホント、そりゃあ良かった。
[quote]ほどなく1143.3mの赤樽山に到着。特に期待もしていなかったのだが、いい方に裏切られた。
目の前越美国境稜線の滝波山、美濃平家、平家岳のトリオがずらりと勢ぞろい。この方向から至近距離
で眺めたことのない景色は実に新鮮だ。今日の選択の正しさにひとり悦に入る。[/quote]
勝手に(ひとりで)「入ってろ」の世界ですね。さぞかし、すばらしかったことでしょう
[quote]不思議なことに赤樽山の標識があった。三角点より高い場所が山頂というのはよくあるケースだが、ここは高いわけではない。[/quote]
そういった間違いは、けっこう有りますね。まあ、ご愛嬌でしょう。
[quote]細かいアップダウンが続くが大したことはなく、快適な雪尾根歩きだ。ブナの純林はないが、概ね満足できる林相である。[/quote]
贅沢なこと言っとるなあ。
[quote]今日のコースには随所にこういうゆったりとした台地があって心が和む。[/quote]
本当に稜線でそんな場所に出くわすと嬉しくなりますよね。先日歩いた虎子山からブンゲン、品又峠の県境稜線にもところどころそんなところがあって、嬉しくなりました。
[quote]気が付けば2時間もまったりとしてしまった。[/quote]
考えられません。私は、山に入るとずっと歩いていたいというか、ちょこちょこと立ち止まって景色を見たり、写真を撮ったり、地図を見るのは大好きなのですが、長い時間同じところでじっとしているのは苦手ですね。ただし、一杯あり(焼酎なら3合あればOKです)、時間があるのなら、3時間でも望むところです。
[quote]]徳平山から次の1111mピークまでも実にいい雪尾根が続く。ブナも申し分ない。これほど植林を見ず
に歩けるとは想像もしなかった。[/quote]
読んでいるだけでも、歩いてみたくなりますね。
[quote]この尾根上にミズナラの大木があるのを知っていたからだ。[/quote]
「福井の雪山」でしたか。その本、ネットで見たら2万円以上していたので諦めて、浅野さんに貸して頂きました。いい本なので、より悔しいです。
[quote]尾根のど真ん中に周りを圧倒する大木が立っていた。これか。幹回りは5mを超えるだろうか。実に見事なミズナラである。これを見られただけでも満足、後は気持ちよく下山しよう。[/quote]
ホント、見に行ってみたいです。
[quote]末端になってやっと植林の急斜面が出てきたが、これは織り込み済み。[/quote]
偉そうに。千里眼やなあ。
[quote]あるはずの橋がない。GPSで位置を確認するが、もう橋が描かれている場所まで来ている。
地形図では等高線のない河原のはずが、急な崖が川に落ち込み河原と呼べるものはない。
仕方がない。覚悟を決めて一番流れの緩そうなところでスノーシューを履いたまま渡渉した。[/quote]
ま、それぐらいのことは付きものでしょう。この日一日の報酬を考えたらお釣りが来るというものですよ。
[quote]しかし今日一日の充実した山行からすれば、これもご愛敬というものだ。[/quote]
まったくその通りです。
[quote]スノー衆ではアトラクションを用意できなかった分、ひとりで楽しんだようなものである。[/quote]
変な作ったようなアトラクションは要りません。
[quote]対岸の林道へ出た後、少し上流へ歩いてみると橋があった。地図上の位置より100mばかりずれている
ようだ。[/quote]
確かにたまにありますよね。でも、私は地形図が本当に正確なので、たまにそんなところに出くわすと「弘法も筆の誤り」「猿も木から落ちる」ではありませんが、ちょっと見つけたことが嬉しくなります。たいへんな思いをするとその時はムッとしますけどね。
本当にいい山旅をしましたね。またまた後追いをしてみたい思いますが、そのままでは悔しいので何かプラスアルファを考えましょう。
ご苦労様でした。また、こんな案内をありがとう御座いました。
さかきばら かずくに