【日付】2017年11月3日(金)
【山域・山名】鈴鹿・土倉岳
【ルート】8:20茨川~10:00三筋滝~鉄塔尾根~12:00土倉岳~鉄塔尾根~13:00鉄塔R192
~14:00茨川
【天候】快晴
【同行者】単独
今年の鈴鹿の紅葉は代表的な御在所岳も色付きがイマイチだと聞いたので、鈴鹿の最深部の茨川から茶屋川を歩いてみた。
茨川までは手前で通行止めになったものの20分くらい歩けば林道終点に到着した。
今日は渡渉が多いと思って長靴装備だ。渡渉は十数回あったので長靴は正解だった。
しかし長靴でも油断をすると水没の恐れがったが爪先立ちで何とか難は逃れた。
鳥居を過ぎてしばらく歩くとまあまあの紅葉に出合えた。
蛇谷分岐を過ぎると正面に天狗岩が見えて来てなかなか綺麗に紅葉していた。
ここを登るというレポを見たこともあるが自分では及ばない。
さらに渡渉を繰り返して、西尾根の登山口付近まで来たが登山口らしい目印はなかった。そこから谷は少しずつ険しくなりしばらくすると目の前に大きな一筋の滝が現れた。
これが以前写真で見た三筋滝である。実際の滝はご覧のように三筋ではなく一筋の滝であった。
滝の巻道は右岸斜面にトラロープが垂れ下がっていて、どうも頼りないが何とか登れそうである。
上部はちょっと危なっかしいが3点確保で問題なく上がれた。
滝を上がりきったところで地図上のルートは沢を少し進んだところから鉄塔尾根に向かうとあるが三筋滝を上がってスグに鉄塔尾根に向かってハッキリした尾根があったのでそちらを選んだ。最初は急な斜面だったが登り切ってしまうとなだらかな尾根になり鉄塔が見えて来た。
ここまで上がると藤原岳から御池岳までの展望が素晴らしかった。
鉄塔から一旦下り登り返して北西に伸びる尾根を辿ると気持ちの良い尾根歩きになる。
ノタノ坂への分岐を過ぎると又下って、河倉峠を登り返すと正面には御池岳が良く見えた。
そうこうしているうちに12時に土倉岳三角点に到着した。三角点の広場では今日初めて会った登山者が一人でランチをしていたので軽く会釈をしてその場を離れた。
そして、土倉岳の北側に行くと正面には御池岳がド~ンと構えていた。
一瞬、テーブルランドまで行ってみたと思ったが下山路と体力に少し不安があったので残念だがここで引き返すことにした。
御池岳から頭陀ヶ平方面の紅葉もなかなか綺麗だった。
踵を返してノタノ坂に向かう。ここからは快適な下りが続く
振り返ると白船峠の紅葉もいい感じだ。
下山はノタノ坂に向かうが、情報によるとここも荒れているらしいので、途中から鉄塔のある太い尾根を下ってみることにした。
この尾根は茶屋川の鳥居に向かっているのでかなりのショートカットになる。
しかし尾根の下部では崖に阻まれ一瞬引き返そうと思ったが、取りあえず行けるところまでと思い何とか河原の近くまで下りて来たが、最後の最後でまたもや崖に阻まれた。
最後の崖を下りるところで綺麗に紅葉していた木が目に入ったがもはや紅葉を楽しむ余裕はなかった。
何とか崖の弱点を探し、危なっかしいトラバースを経て無事に着地した。
ノタノ坂登山口の少し下流に石仏が置かれていたので無事に下りられたことを感謝し手を合わせた。
宮指路