【 日 付 】8月14日(月)
【 山 域 】白山
【メンバー】単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】6:50大白川→9:36室堂→10:53お花松原(昼食)→12:30御前峰→12:53室堂→15:03大白川
なかなか安定した天気にならない。休日も仕事が多いこともあり、今夏は、7月に南アに行って以来、行けていない。お盆もカレンダー通りの休日だが、休暇を取って14日に白山に日帰りで登ってきた。大白川からだが、毎年登っているので、今回は目的地を頂上や池巡りではなく「お花松原」とすることにした。
朝4時20分に家を出て、大白川に着いたのは6時45分。もう登山口の前の駐車スペースは満車。下の段の駐車場も空きは少ししかなかった。素早く準備して、登り始めは6時50分。天気は曇りである。今日もすっきりしない。
この道、もともといい道なのに、ここ2年ほどでさらに木段がたくさん作られた。少々やりすぎでは、とも思う。
1人で登っていると、ペースも考えなくていいし、休む気にもならない。駐車場の車の台数の割には登山者は少ないが、どんどん抜かして登っていく。8時20分に大倉山を通過。コースタイムの半分で着いたが、ここのタイム設定は少し甘い気がする。
間食も持ってきたので、カンクラ雪渓の道標のところで食べようと木段を登る。9時前に到着して、凍ったゼリーを食べた。ここからは頂上部が見えるはずだがガスである。と思ったら、少し晴れてきた。
9時36分、室堂に着いた。ここまで2時間46分。結構早い時間なのに、ビジターセンター前のテーブルはもう賑わっている。御前峰はガスの中だ。おやつの饅頭を食べて、今年やっと完成した神社にお参り。お宮の建物内に入れるようになって、中ではお守りを売っていた。どうも白山は今年、開山1300年らしい。だからお宮を建て替えていたのかな。
御前峰には寄らず、お花松原を目指す。西側を巻いて大汝峰の分岐を過ぎると道は少し細くなり、ほとんど人とすれ違わなくなった。途中、未だに残る雪の上も歩きどんどん下る。帰りには登り返さなければならないことを思うと早く着かないかと思うばかりである。標高2250mまで下って、10時53分、お花松原に到着した。
季節的にもう花は終わりかけているかなと思ったが、クロユリもチングルマもハクサンコザクラもミヤマキンポウゲもハクサンフウロも満開である。特にクロユリがこれほど群生しているところは他に見たことはない。写真を撮って昼食タイムとした。
- クロユリ
- チングルマ
- ハクサンコザクラ
- ミヤマキンポウゲ
- ハクサンフウロ
帰りの登り返しは、覚悟していたせいか、案外平気だった。大汝峰の横に出ると、登山者が1人、道の横に入って写真を撮っている。何かと思えばコマクサが何株も咲いている。本来、白山にはないはずのコマクサ。昔、誰かが乗鞍から移植したらしい。
- コマクサ
- 翠ヶ池と剣ヶ峰
せっかくなので、目的地ではなかったが御前峰に行った。12時25分に到着。人だらけである。ガスで剣が峰側は全く見えない。室堂に下りて、昼食で食べ残したおにぎりを食べた。
- 室堂
13時に室堂を出発。大倉山避難小屋で一度だけ休憩して大白川に下りたのは15時過ぎ。エアリアマップのコースタイムでは12時間半のコースを、結果的には8時間少々で歩いた。
お花松原に限らず、白山にはそこら中に色々な花が咲いていて、楽しい山歩きができた。
このところ、全然レポートをあげていなかったので、平凡な登山ですが、書いてみました。 副館長