山日和さん こんにちは
【山 域】比良 武奈ヶ岳周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】明王院0:00---1:51御殿山---2:42武奈ヶ岳7:10---7:35コヤマノ岳---8:13シャクシコバの頭---9:45牛コバ---10:17駐車地
おおっ 武奈ヶ岳に現れましたか!!
誰がいるはずもない深夜の坊村。月影の道端に車を止めて歩き出した。
夜中に歩くのも慣れたもの。もうドキドキすることもない。登山口の明王院はライトアップと言うわけではないが明るく、この時間
の寺社にありがちな不気味さを感じさせない。
武奈ヶ岳の超メインルートである西南稜コースを歩くのは20年以上振りだろうか。道は実によく整備されており、ヘッデン歩行で
も不安を感じる場面はない。
時間をずらして静かなメインルートを行く いいですね。
ワタクシ的には独りで夜の特に植林のルートは、少々気味が悪そうですね。
初めは植林の中だが、ジグザクに切られた道をひたすら登るうちにやがて自然林に変わった。
特に846m標高点を過ぎて南側の山腹をトラバースするあたりは、明るければ素晴らしい雰囲気の場所だと見て取れるのだが、この暗
闇の中では想像を巡らせるだけだ。
そうそうこの感じ。変な想像になると、不安が増大します。
今宵は満月の前の夜。背後には14番目の月が輝いている。次の夜から欠ける満月より輝きに勢いがあると思えるのは歌のせいだけで
はないだろう。時折草むらで「ガサガサ」という音がするが、柳に風と受け流す。気軽なジョークを飛ばす相方もない単独の夜間登山
では闇にうごめく動物たちも友達だ。沈黙もまた大切な友達である。
夜間単独登山の境地に達せられましたか?
皮肉なもので、朝メシのカップ麺を食べている内にどんどん青空が広がってきた。下山するまでは好天に恵まれそうだ。これから向
かうコヤマノ岳がこんもりとブナ林に覆われているのがよくわかる。その右奥には先々週歩いた蓬莱山が見えた。
コヤマノ岳は大好きなところで比良専の頃は、ランチ場でお世話になりました。
八雲ヶ原方面に向かって歩き始めると、コヤマノ岳の分岐あたりで登山者が登って来て驚いた。イン谷口からこの時間にここへ来る
ためには4時頃には出発しないといけないだろう。もっとも向こうもこんな時間に下山する人に会って驚いただろうが。
当時、6年前ですが、毎週のように八雲ヶ原でテン泊している単独女性の方がおられました。
比良山地では武奈ヶ岳に次ぐ標高を持つコヤマノ岳は、地味な存在だが見事なブナ林が広がっている。特に西面の口ノ深谷側は素晴
らしい。口ノ深谷は5回も遡行した沢だが、この前に歩いたのは何時だったろうか。その頃はあまり樹林の良さを意識していなかった
のかもしれない。
その頃、口の深も当然のごとく溯行しましたが、思い出すだけでもゾッとするようなことがありました。
未だその件の検証には行けていません。
クソ暑くなりました、山で涼しい夜を過ごすのもいいですね。
では また 天の川に続く稜線で
SHIGEKI