最近、厳しい沢登りが多かったので、たまには癒し渓でのんびりしようと思い、ウソ谷に出かけた。
【 日 付 】2017年5月5日(祝)
【 山 域 】鈴鹿 内部川流域
【メンバー】単独
【 天 候 】晴
【 ルート 】宮妻キャンプ場駐車地 8:20頃 --- 8:37 キララ谷分岐 --- 五郎谷(左俣)へ --- 8:42 7m滝 --- 9:16 10m滝 --- 9:31 10m滝 --- 10:08 左俣へ --- 10:40 稜線 --- 11:00 雲母峰鞍部(昼食) 13:00 --- キララ谷 --- 14:13 五郎谷出会い --- 14:30 駐車地
宮妻キャンプ場の駐車場に車を置き、すぐ近くのウソ谷に入渓する。キララ谷分岐までは普通のゴーロ帯。少し歩くと二俣になり、右俣がキララ谷、左俣が五郎谷となる。キララ谷には登れそうな滝がかかり、こちらに惹かれるが、定石通り五郎谷に入る。
- キララ谷F1
五郎谷はすぐに薄暗いゴルジュになり、奥に7m滝がかかる。中段まで登ればあとは簡単に登れそうだが、単独なので無理せず左岸を巻く。
- 7m滝
次の3m2条の滝は流れの真ん中を登る。この谷の岩は若干ぬめっていて嫌らしいが、細かい段差を拾ってなんとか登り切る。こんなことがやっぱり面白い。
- 3m二条滝
次はゴルジュ内の10m滝。癒し渓と思っていたのだが、以外に10mクラスの滝が次々と出て来て結構楽しませてくれる。この滝はとても登れそうにないので、左岸から巻くことにする。木を掴みながら登るが、岩グラに追い上げられ、杣道まで登ってしまう。杣道を辿ると自然に沢に戻ることができた。ゴルジュ内の3m滝も一緒に巻いてしまったようだ。
- 10m滝
次は2段12m滝。ここも直登できないので、右岸を巻く。この巻きは容易。
- 2段12m滝
次の10m滝も直登できず、ここも右岸巻き。滝の左側に岩の素掘りの仏像みたいなものがあるんだけど、もしかしてこれは不動滝?確かに水垢離をするにはぴったりの滝に見えるけど。
- 10m滝
この滝を超えるとゴルジュ帯は終わり、新緑の明るい谷となる。意外にカエデが多いので、秋には綺麗な紅葉が楽しめるかもしれない。しばらく新緑を楽しみながら歩くと、奥の二俣。左俣には登れそうな斜滝が見えているので、こちらを選択。斜滝を快適に登っていくと最後の3mほどがちょいむずだった。ここもなんとかフリーで直登する。
- 左俣の斜滝
水が切れた頃に小尾根に上がり、藪こぎなしで稜線に出ることができた。あとは雲母峰888mを越え、南峰との鞍部(キララ谷への下降点)で昼食にする。今日は沢散歩なので、焼肉とビール持参。お腹がいっぱいになり、ほろ酔い加減で一眠りする。気持ち良くしばらく熟睡してしまったようだ。たっぷり2時間の昼食時間を消化し、キララ谷へ下降開始。
- 満開のアカヤシオ
最初は砂利の斜面を急降下。時々ずるっと滑る。今日は中の谷に続いてモンベルのラバー沢たびを素足に履いているが、靴底が薄いのでだんだん足裏が痛くなってくる。このラバー沢たび、足裏感覚が直に伝わって来て滝登りには抜群の威力を発揮してくれるのだが、沢の下降をすると痛くてたまらない。今度は厚めの靴下を履こうかな。
キララ谷、2箇所ほど滝がある。無理をすればクライムダウンできないこともないが、無理をしなければならない理由は何も見つからなかったので、無難に懸垂下降で降りる。1時間ほどで五郎谷出会いに降り、ウソ谷を下るとすぐに林道だった。
この山域はヤマビルがうじゃうじゃいる山域で、4月から活動しているらしいが、しばらく雨が降っていないせいか、今日は全く見かけなかった。新緑ののんびり沢散歩を楽しんだ1日だった。