【湖北】 初めての横山岳

フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】 
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。

返信する


答えを正確に入力してください。答えられるかどうかでスパムボットか否かを判定します。

BBCode: OFF
スマイリー: OFF

トピックのレビュー
   

展開ビュー トピックのレビュー: 【湖北】 初めての横山岳

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 落第忍者 » 2017年3月15日(水) 19:20

山日和さん、こんばんは。

スノー衆では既に18回もお世話になっていますのに、私の歩みはのろいままですね。
それでも何とか、2015年の蕎麦粒山、2016年のブンゲンと土蔵岳、そして今年は白滝山と横山岳と、皆さんの足跡を辿らせて貰っています。
やぶこぎネットはそんなレポの宝庫ですから選り取り見取りの筈ですが、私でも行けそうなところから少しずつと思うようになりました。

まだ歩くことに一生懸命で、いかに頭を使っていないかということが露呈していますね。
もう少し休憩もとって、山座同定も楽しめるようになりたいです。
GPSによる同定方法を知っているのですから、面倒くさがらずにやらないといけませんね。

これくらいの距離ならもっと早く歩けるかなと思っていたのに、時間だけが徒らに過ぎて行く感じでした。
雪があるから快適に歩けるところも、雪の状態によっては遅々として進まないことも再認識したところです。
黒津山方面のKitayama-walkさんもかなり苦労されたのでしょうか?
昼前から少し風が強くなる予報が出ていて、実際にそんな感じになってきたものですから、速攻下山を決めてしまいました。
今から思えば少し勿体無いことをしたかなと感じています。

鞍掛峠界隈で歩いているのは、御池岳、ダイラ、高室山だけですね。
霊仙山は一足遠いので敬遠してしまっています。
それでも昨年の7月には廃村保月ツーリングの序に今畑登山口と落合登山口の偵察はしたんですけどね。
茶野の尾根から見える霊仙山はいいだろうなあと思うばかりです。

雪山は好きですけど、まだまだ雪のことも判っていないと思っています。
どんな雪にも対応できるようになるには、これからも修行が必要なんでしょうね。
白滝山の下山でも苦労しましたので、雪が腐る前に降りてしまいたかったのかもしれません。

スノー衆以外はほぼ単独で歩いていますので、独りで何でこんな苦しいことをしているのだろうと思うこともありますが、初めての横山岳登頂は感激も一入でした。
でも足が攣りそうな状態になったこともあって、少し怖さもあったのです。
秘薬の存在は何回も見聞きさせて貰っていますが、実際に買ったことも飲んだこともありません。
ファストエイドキットにテーピングテープを入れているくらいです。
それすらも使ったことがありませんので、効果的な巻き方も判っていませんけどね。

前々から皆さんにもっとゆっくりすればいいのにと言われていますのに、なかなか実行に移せていませんね。
一人の時も、スノー衆のようにもう少し頻繁にザックを降ろすこと、ランチを楽しむことを課題にしてみます。
添付ファイル
東峰から本峰を臨む稜線の大きな雪庇
東峰から本峰を臨む稜線の大きな雪庇
この白い山は何処だろう?(三角点P865.1から北方向)
この白い山は何処だろう?(三角点P865.1から北方向)
細いけど素晴らしいブナ林
細いけど素晴らしいブナ林

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 山日和 » 2017年3月15日(水) 15:16

落忍さん、こんにちは。

この山行は1本のレポから始まった。
viewtopic.php?f=4&t=3277


拙レポがこの山域へ向かう動機になったのならうれしく思います。
スノー衆もそのためにやっている部分が大きいんです。 :D

ルート】  国道303号線路側駐車地(P265) 6:50 - P722 8:50 - 三角点P865.1 9:40 - 横山岳(三角点P1131.7) 11:50 - 三角点P865.1 12:50 - P722 13.20 - 駐車地 14:20

山頂まで5時間。良く頑張りましたね。天気はいいし、ピストンなら何の心配もないんだから山頂で1時間ぐらいはゆっくりしてほしいところです。 :mrgreen:

単純な私は、それならそこから登って東尾根に乗れば横山岳に行けると考えたのです。

まあ、これぐらい積もってればどこから上がっても行けますよ。

とはいうものの一歩一歩が沈むので最初から難儀の連続で先が思いやられる。

この日はかなり厳しい雪質だったようですね。Kitayama-walkさんは黒津山方面だったようですが、30~50センチ沈んだみたいです。

そしてその右手には未踏の霊仙山まで。

ええっ、霊仙登ったことないの? :o

硬い層の上に30センチ以上の新雪が乗っていて、それ以上には沈まないのだけれど一歩一歩は重いままで。

新雪も軽いヤツならいいけど、この時期の新雪は湿った重い雪だから始末におえませんね。

この程度でラッセルとは言えないだろうけど、独りだとしんどいこと。

いやいや、十分なラッセルですよ。 :lol:

下の硬い層で止まってくれるのでまだましだと思うのだけど。
復路で自分の足跡を辿ると全く沈まないのは、スノー衆の先頭と2番手で労力が大きく異なることを証明しているかのよう。


復路で自分のトレースに乗っても沈む腐れ雪がまた大変です。

スノー衆だと山座同定して教えてもらえるのだけど、この山域のことを殆ど判っていないので、多分あれがそうだろうと言う程度にしか判らないのが残念だ。

これは写真を地図と照らし合わせて学習するしかないですね。私も誰に教えてもらったわけでもなく、初めの頃は何もわかりませんでしたから。
ただ20万図を持っていればある程度の目星は付きますね。
後は家で穴の開くほど地図を眺めて、山の位置関係を頭に叩き込むことです。この場合も20万図が有効です。

スタートから5時間も掛かってやっと登頂出来た時の嬉しさと言ったら。
途中で諦めて引き返さなくて良かったと思える瞬間だ。


そうでしょう。パーティーもいいけど、ノートレースの山をひとりで頑張った時の喜びは格別です。 :D

あまり足が攣ることはないのだが、流石にこの時はプルプル来ていて。
前回のスノー衆で山日和さんが動けなくなったのも見ているし、兎に角安全に戻らなければとそればかり考えてしまう。


動けなくなったままということはないので、それほどビビらなくても大丈夫です。秘薬は持ってるんですか?

5時間で登ったところを2時間半で降りてしまったけど、雪山の下山はやっぱり速いみたい。

そりゃそうでしょう。登り5時間、下り1時間半なんてのもよくある話です。

ちょっと太ももがやばかったけど、帰りの運転も何とか支障なく無事に帰れて良かったと思う。
単独の時はこんなこともあるから、やっぱり無理は禁物ということだろう。


慎重なのはいいことですが、もう少し長い時間楽しむ心の余裕も欲しいところですね。
それからせっかくいい日に登ったんだから、もうちょっと写真を見せてほしいですね。

                      山日和

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 落第忍者 » 2017年3月14日(火) 06:29

斉藤さん、こちらでもおはようございます。

私の全く知らない野伏ヶ岳に行かれた斉藤さんには言うまでもないでしょうけど、本場の雪山は鈴鹿とはスケールが違いますよね。
私も初めて行った横山岳のことを語るのは憚られますが、素晴らしい山だったと思います。
まだチャンスはあるでしょうから、機会があれば是非お出かけください。

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 斉藤 幸夫 » 2017年3月14日(火) 00:24

落第忍者さん今晩はといっても12時を過ぎてしまいました。私も横山岳に行きたいです。ワリバシさんに誘われた時御池とダブりましてチャンスを逃しました。

                                                                                       斉藤

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 落第忍者 » 2017年3月13日(月) 17:07

バーチャリさん、こんばんは。

やぶこぎネット内で横山岳を検索すると、西尾根や北西尾根がヒットすることが多いですからね。
初めての山のくせに東尾根を選んだ私は、やっぱり変わり者なのかもしれません。

山日和さんのヒントを元に国道横の尾根から取り付きましたが、本当の東尾根コースは林道をずっと進んだ先に登山口があるそうです。
地形図上の破線道がそれに当たるのでしょうね。
整備された夏道みたいですから、雪が無い時に歩いてみたいものです。
レポにも書きましたが東尾根はブナだらけですから、バーチャリさんにとっても至福の道と言えるでしょう。
人出の多さは聞き及んでいますので不安はありますが、花好きを公言している私としては行かなくてはならないと考えています。

Yahoo!積雪深を見ても未だ2メートル以上の雪が残っているみたいですから、結構長く楽しめるのかもしれません。

久しぶりにご一緒させて貰える美濃俣丸を楽しみにしています。

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by バーチャリ » 2017年3月13日(月) 16:25

落第忍者さん 今日は


【ルート】  国道303号線路側駐車地(P265) 6:50 - P722 8:50 - 三角点P865.1 9:40 - 横山岳(三角点P1131.7) 11:50 - 三角点P865.1 12:50 - P722 13.20 - 駐車地 14:20

副隊長さんのコースではないですね。



単純な私は、それならそこから登って東尾根に乗れば横山岳に行けると考えたのです。
但し、この界隈で登ったことがある山と言えば土蔵岳だけだったりして。


横山岳は3回行ってますが
東尾根まだです。

P722までで既に2時間もかかっていて、これは無理かもしれないとの思いが出てくる。
硬い層の上に30センチ以上の新雪が乗っていて、それ以上には沈まないのだけれど一歩一歩は重いままで。


まだ雪山楽しめそうですね

東尾根のコルに登り着いて、ここからは西進になるが、あまり太いものはないもののブナだらけの素晴らしい尾根だ。
相変わらず歩みはのろいままだけど、そんなブナに力を貰って前進あるのみ。


花の時期に東尾根行って見たいですが


スタートから5時間も掛かってやっと登頂出来た時の嬉しさと言ったら。
途中で諦めて引き返さなくて良かったと思える瞬間だ。
此処まで誰にも会わなかった上に、山頂も未だ誰にも踏まれていなくて。



よく頑張りましたね。
おめでとうございます。
スノー衆よろしくお願いします。


   バーチャリ

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 落第忍者 » 2017年3月12日(日) 19:05

シュークリームさん、こんばんは。

そうですね、私の場合は50キロを超えると全て遠出になりますから。
すぐに下山したのは、山頂まで5時間も掛かってしまい、疲れ切ってしまったからです。
自宅の居心地がいいかどうかは微妙なところですが、少し飲みながらまったりするのが好きなものですから。

Yahoo!積雪深は本当に役に立つアプリで、それなりに頼っても裏切られることは少ないと思っています。
雪遊びをする者にとっては必須の情報を提供してくれるのですから有り難い存在です。

往復の運転も考慮すると1時間圏内くらいが楽でいいですよね。
でもまあ、その時々に何をして楽しみたいのかで判断するしかなさそうです。

単独の雪山がこんなに厳しいということを再認識した山歩きでした。
二人で先頭を交代して進むだけでも、もっと捗るでしょうから。
新雪タップリだと喜んだのも束の間で、春の雪の重さには参りました。

何回も歩いて知っているところだと多少の冒険も出来るのですが、全く初めてだと慎重にならざるを得ませんね。
私は見た目以上に臆病ですから。

横山岳のほんの一部を齧っただけに過ぎませんが、素晴らしい山でしたよ。
花の時期もいいと聞きますので、人出の少なそうなコースでまた歩いてみたいものです。
シュークリームさんも思い切って出かけてみてくださいね。

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by シュークリーム » 2017年3月12日(日) 18:21

落忍さん、こんにちは。土曜日は珍しく遠出だったんですね。それにしても、早くに下山してさっと歸るところは落忍さんらしい。よっぽど家の居心地がいいのかな?

前日のYahoo!積雪深でもまだタップリの雪表示で、取り付きからスノーシューを履けるとの読みはバッチリ。
とはいうものの一歩一歩が沈むので最初から難儀の連続で先が思いやられる。


私はその日は台高にいましたが、登山口に全く雪はなく、春の山という感じでした。やっぱり雪山を楽しもうと思うとそのあたりまで行かないといけないんですね。でもなかなか遠出する気になれない。

新雪がもっと深くなってきてスノーシューでも膝下まで沈むし、上に乗った雪の重いことといったら・・・
この程度でラッセルとは言えないだろうけど、独りだとしんどいこと。


いや、十分ラッセルでしょう。
ふわふわの雪ならまだいいけど、雪が重いと大変です。

前回のスノー衆で山日和さんが動けなくなったのも見ているし、兎に角安全に戻らなければとそればかり考えてしまう。

初めての山域だとそういう気持ちになったりしますね。天気が良ければそうでもないけど、ガスがかかっていると早く降りようかと思ってしまいます。


ちょっと太ももがやばかったけど、帰りの運転も何とか支障なく無事に帰れて良かったと思う。
単独の時はこんなこともあるから、やっぱり無理は禁物ということだろう。


お疲れさんでした。
横山岳は私の行きたいリストにも入っているけど、なかなか行く気になりません。
今度のスノー衆よろしくです。

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by 落第忍者 » 2017年3月12日(日) 12:07

グーさん、こんにちは。

こんなに天気のいい土日に山に行けないのは残念でしょうけど、人は夫々に事情がありますからね。

私としては頑張って書いたつもりでも所詮はこの程度のものです。
上手い人のレポと読み比べてみると、稚拙な山行記だと思っています。

彼方此方出かけているグーさんが未踏だとは思ってもみませんでした。
花好きを公言している私も未踏でしたので人のことは言えませんけどね。
でもいくら花が沢山あっても、人が多いと嫌だなあという困った奴でもあります。
グーさん宅からですと私よりも遠くなりますが、素晴らしい雪山でしたので機会を作って是非お出かけくださいませ。

スノー衆のランチは話す相手もいるので楽しいのですが、一人の時はゆっくりランチを楽しむよりも下山を選んでしまいます。
これくらいの行程ですとアミノ酸ゼリー2個とソイジョイ1個、500㏄のお湯があれば事足りてしまうものですから。

国道307号線から見えた綿向山は白さが足りなかったので、新雪の供給は無かったかもしれません。
でも雪の本場はやっぱり違いますね。
麓はそんなに降っていないと思いますが、山にはたっぷり降ってくれたようです。

スノー衆メンバーの中ではどちらかと言うと若い部類に入る私も、孫持ちのアラ還ですからね。
厳しいラッセルが続くと撤退も考えて行動しなければならないと思っています。
スノー衆では若手のラッセル部隊が頑張ってくれますので、私もかなり助けられていると感じています。
美濃俣丸も好天の下で開催されることを願っています。

Re: 【湖北】 初めての横山岳

by グー(伊勢山上住人) » 2017年3月12日(日) 09:51

落忍さん、おはよう。昼前まで自由時間のグーです。
また読み応えのある長文ですね。

【山域】   湖北・横山岳界隈

グーはまだ未踏の山です。そのうちにナズナさんが連れてってくれないかな?

【ルート】  国道303号線路側駐車地(P265)6:50 - 駐車地 14:20

やっぱりゆっくりできない性分は踏襲していますね。

新雪がもっと深くなってきてスノーシューでも膝下まで沈むし、上に乗った雪の重いことといったら・・・

今回もかなりの新雪の供給があったのですね。これで雪山の賞味期限が伸びました。

この程度でラッセルとは言えないだろうけど、独りだとしんどいこと。

スノーシューを履いてひざ下は充分すぎるラッセルですよ。

復路で自分の足跡を辿ると全く沈まないのは、スノー衆の先頭と2番手で労力が大きく異なることを証明しているかのよう。

はい。毎回スノー衆では楽をさせて頂いているグーです。
次回のスノー衆もよろしくお願いします。


                        グー(伊勢山上住人)

【湖北】 初めての横山岳

by 落第忍者 » 2017年3月12日(日) 07:37

この山行は1本のレポから始まった。

viewtopic.php?f=4&t=3277

【日付】   2017年3月11日(土)
【山域】   湖北・横山岳界隈
【メンバー】 単独
【天候】   ほぼ晴れ
【ルート】  国道303号線路側駐車地(P265) 6:50 - P722 8:50 - 三角点P865.1 9:40 - 横山岳(三角点P1131.7) 11:50 - 三角点P865.1 12:50 - P722 13:20 - 駐車地 14:20

上記レポの中に、
落第忍者 『横山岳からは東進し、三角点865.1からP722を通って旧国道に着地といったところですか?』
山日和さん 『但し旧国道ではなくバイパスの265m標高点に下りるつもりでした。そこが駐車地。』
というやり取りがあります。
単純な私は、それならそこから登って東尾根に乗れば横山岳に行けると考えたのです。
但し、この界隈で登ったことがある山と言えば土蔵岳だけだったりして。
この山域初心者がやるなら先ずはピストンで、駄目なら引き返せばいいのだからと決行。

前日のYahoo!積雪深でもまだタップリの雪表示で、取り付きからスノーシューを履けるとの読みはバッチリ。
とはいうものの一歩一歩が沈むので最初から難儀の連続で先が思いやられる。
下部では踏み抜きもあるので心が折れそうになるけど、上に行けば何とかなるだろうと先を目指す。
Ca500まで登って振り返ると金糞岳方面が見えてきて、頑張れと背中を押してくれているようだ。
その後もほぼ全行程に渡って金糞岳は見えていたし、標高が上がるに連れてその背後に伊吹山、そしてその右手には未踏の霊仙山まで。

P722までで既に2時間もかかっていて、これは無理かもしれないとの思いが出てくる。
硬い層の上に30センチ以上の新雪が乗っていて、それ以上には沈まないのだけれど一歩一歩は重いままで。
下部は植林だったものの、この辺りまで上がると綺麗な自然林になってきたのが救いかもしれない。
P722の周りはちょっとした雰囲気の良い雪原になっており、ゆっくりしてみたいところだが先が長いのでそのまま進む。

東尾根のコルに登り着いて、ここからは西進になるが、あまり太いものはないもののブナだらけの素晴らしい尾根だ。
相変わらず歩みはのろいままだけど、そんなブナに力を貰って前進あるのみ。
新雪がもっと深くなってきてスノーシューでも膝下まで沈むし、上に乗った雪の重いことといったら・・・
この程度でラッセルとは言えないだろうけど、独りだとしんどいこと。
下の硬い層で止まってくれるのでまだましだと思うのだけど。
復路で自分の足跡を辿ると全く沈まないのは、スノー衆の先頭と2番手で労力が大きく異なることを証明しているかのよう。
勿論、降り道では足跡を外してフカフカの雪を楽しむのだけど、平行移動や登りでは足跡に乗らないとね。
でも、登りと降りでは歩幅が大きく異なるので合わせるのは大変だけど。
こんなに深い足跡を付けているにも係わらず、風の吹き抜ける場所では帰りにはリセットされているので驚く。
新雪だとこんなものなのかもしれないが。

スノー衆だと山座同定して教えてもらえるのだけど、この山域のことを殆ど判っていないので、多分あれがそうだろうと言う程度にしか判らないのが残念だ。
それでも特徴的な山は何とか当たっているような気はするけど確証はない・・・
こんな勿体無い奴にも360度の大展望を楽しませてくれるのだから有り難いとしか言いようがないけど。

東峰から本峰(西峰)に進もうとしたら、いきなり切り立った断崖のような雪壁が足元にあって。
ああ、ここで万事休すかと思ったものの、この雪で階段を造れば行けるかもしれないと、恐る恐る降りてみることに。
上から一見した時には、此処を降りたら登り返しは無理だろうと思われたところも、雪階段で簡単に登れることが判って一安心。
スタートから5時間も掛かってやっと登頂出来た時の嬉しさと言ったら。
途中で諦めて引き返さなくて良かったと思える瞬間だ。
此処まで誰にも会わなかった上に、山頂も未だ誰にも踏まれていなくて。
風も強くなってきたし、独りの時はゆっくり出来ない性格も災いして、物置の周りを一周して下山にかかる。
あまり足が攣ることはないのだが、流石にこの時はプルプル来ていて。
前回のスノー衆で山日和さんが動けなくなったのも見ているし、兎に角安全に戻らなければとそればかり考えてしまう。

東峰に戻る途中で振り返ると北西尾根方面に単独の登山者が見えていて。
山頂でゆっくりしていればお話しできたかもしれないが、こればかりは仕方がない。
もう戻る気力もないしね。
5時間で登ったところを2時間半で降りてしまったけど、雪山の下山はやっぱり速いみたい。
駐車地に戻っても他の車はなくて、こんないい日に他に誰も歩かなかったようだ。
ちょっと太ももがやばかったけど、帰りの運転も何とか支障なく無事に帰れて良かったと思う。
単独の時はこんなこともあるから、やっぱり無理は禁物ということだろう。

帰りの北陸道からは新雪の供給があったらしく、真っ白な伊吹山と霊仙山が綺麗に見えていた。
添付ファイル
東峰から降りて振り返ったところ
東峰から降りて振り返ったところ

ページトップ