山日和さん、こんばんは
森山岳は昨年秋に蓬莱山経由でSNSの友人と登ったので懐かしいです。
こちらは西南稜の取付きに背を向けて明王谷の林道を進み、スノーシューを履いて二つ目のヘアピンから右手の尾根に取り付いた。
登山道は谷沿いなので冬場はこちらから登ったほうが快適でしょうね
ひたすら高度を稼いで音羽池の裏側に出れば、やっと自然林が始まった。
音羽池とは言ってもこの時期はただの雪原だ。無雪期には実に風情のあるいいところなのだが。
この辺り池が多いので池めぐりをしましたがその中でもオトワ池が一番印象に残りました。
音羽池から少し登って下ればこれも池とはわからないスギヤ池。さらにアップダウンすると最大の長池だ。ここも名前の通り、細長い雪原が広がるのみである。
長池は地図で見ると大きいですが半分が沼のようで印象は今ひとつでした。
地形図で見ると音羽池から森山岳へ至る尾根は実に複雑である。右から左から、尾根や浅い谷、平坦な雪原が入り組んで、どれが進むべき方向か判断が難しい。
私は地元のベテランさんと一緒だったので迷うことはありませんでしたが雪山なら分かりませんね
進む方向が頻繁に変わるので、正面に蓬莱山が見えるはずなのにと思っていたら比良岳の方向だったりする。
途中ですれ違った登山者が戻ってきたのでやはり迷いやすいのかと思いました。
なんとか想定のタイムリミットぎりぎりで森山岳に到着。蓬莱山と打見山は目の前だ。
武奈ヶ岳と並ぶ比良山地の盟主、蓬莱山はひと下りして登り返せばすぐなのだが今日は時間が無い。それに誰にも会わないこの静かな山歩きからスキー場の喧騒の世界へ飛び出すのはあまりにも面白くない。
静かな森山岳から人がごった返している蓬莱山にはなかなか足が向かないでしょう
蓬莱山まで足を延ばすのは無雪期だな。
この尾根の東側斜面には送電線の巡視路があり、比良の原風景とも言える佇まいの谷間の台地と樹林が広がっているらしい。新緑の頃に再び訪れてみよう。
秋もイイですよ
長池からは往路の対岸から安曇川に落ちるニシヤ谷左岸尾根を使った。この尾根は送電線が走っており、その下はきれいに伐採されているのでまるでスキー場のようだ。
私達もこのルートで下山しました。無雪期だとガレ場の横断があってちょっと危なっかしいです。
散々滑って樹林帯に入ったところでGPSをチェックしようとポーチを探ると、無い。ポーチの口を開けたままにしてしまっていた。
あちゃー。空身で100mほど登り返して探したが、結局見つけることができなかった。
以前のGPS専用機の時はザックにストラップでバックアップを取っていたのだが、古いスマホをGPSとして使うようになってからはストラップを付けていなかったのが悲劇の原因である。そのうち付けようと思っていながらサボっていた自分が悪い。
私もGPSを買って、最初の山で落としたのでそれ以来ストラップを付けるようにしました。落としたGPSは山を探し回り何とか見つけ出しました。
尾根の下部は植林帯の急斜面。最初はツボ足になって歩いていたが、雪はズボズボで股まで潜るようになってきた。
たまらずスノーシューを再装着するが、雪の下が空洞になっているところがあり、勢い余って前方一回転一回ひねりで顔面から着地(着雪?)してしまった。
あちゃ~踏んだり蹴ったりでしたね。
宮指路