グーさんやらzippさんやら、千秋方面のレポが踊ってる。
先週末の大雪、これは千秋に行かねば。
ノブチャンに連絡
『千秋に行こうかと・・』
『わっきゃもない雪やぞ、真っ白や』
オジヤンにも連絡
『グーさんやzippさんも行ってるみたい』
『みな、ようガンバっとるな』
【日付】2017年1月19日(木)
【山域】台高(桧塚奥峰)
【メンバー】単独(あめちゃん)
【天候】曇り(回復予報もむなしく・・・)
【ルート】マナコ谷登山口(8:40)~作業小屋(10:20)~稜線(12:00)~桧塚奥峰(12:15)~ランチ(12:40~13:40)~ワサビ尾根ピーク(14:10)~廃林道(14:50)~マナコ谷登山口(16:00)
青田の朝、身を切るような寒さではない。午後からの天気回復予報を信用して出発。
林道に入ると路面には雪が。慣れた道、気にせず車を進めたがスタッドレスとはいえしょせんFF車、タイヤが空転始める、スタック。とりあえず路肩に突っ込み歩き始める。先行者は二人、アイゼンとワカンのコンビだ、日曜かな?
マナコ谷登山口から入る。ここなら植林の中だし安全と思ったが、とりつきから雪が多く最初のトラバースに少々ビビる。
植林に入ると安心だ。先行者が慣れた人らしく(この雪の中来るくらいだから当たり前か)トレースがあるのでラクチン・・・それでも1,2回横切る林内車の道に惑わされてたみたいだけど・・・。
作業小屋着。普段の倍とは言わないがずいぶんかかってる。この先はいつもの吹き溜まり&烈風帯。もうここからスノーシューを履く。上部の烈風帯は一部岩歩きあるけどまあ、いざとなればまたそこで脱げば。結論から言うとここから先スノーシューを脱ぐところは全く無かった。ここで履いて大正解。
途中の烈風帯はいわゆる天然更新を考えた所で、千秋社が皆伐した後あえて植林しなかったのだけど、こんな風の通り道、いつ木が回復することやら。斜面は程よく雪が着いたりクラストしたり。バーンに当たるスノーシューの金属音が心地よい。後半はいつもならちょっとした岩稜のところ。ここも雪がしっかりついている。小生意気に風下側にかわゆい雪庇の赤ちゃんまで。
- もうすぐ稜線。氷化していて心地よく登れます
稜線着。とっくに先行者の足跡はかき消されている。おおなんてこと、いつもなら快適な水平に近い尾根道が大量の雪で凸凹している。まさにスノーシューの天国。それでも30㎝ほど埋まりながらの前進だ。
- モコモコしていていつもと違う表情
桧塚奥峰到着。天気がイマイチなのが残念だけど、頂上で雪だるまが迎えてくれる。はてさてどうしよう・・特に目的地もないので明神岳方面へ進む。ハラが減ってきた・・・まあいいんじゃないそろそろ昼飯でも。判官平手前の南斜面でランチ。気温は氷点下だけど少々高め。風を遮れば寒さ感じない。オニューのストーブで湯を沸かす。食べたらまったりしてきた。帰りの車の脱出も心配だし、まあ降りるか。
下りはせっかくなので口ワサビと奥ワサビの間のワサビ尾根を降りることに。この尾根の上部も雪がスッポリ被り快適に歩ける。
- 右側は下が切れているけどついついそっちを歩きたくなります
じきに植林地帯。不思議とこの中まで雪がタップリ積もっている。あとでオジヤンに聞いたら、『そうさっ、植林の中でも風がつおいと、枝葉に着いた雪が積もるからな』とのこと。普段だと切り株やら間伐やらで歩くところ選ぶが今日は直滑降。脱力するとスノーシューがスキーのように滑っていく。自分が転がした雪玉がコロコロ転がっていく。上を振り向くと、この斜度は雪があるときは登りたくないな・・・。
廃林道に到着。ここからはしばしの横歩きで登山道に合流・・なんだが、廃林道に雪が積もったところのトラバースは想像以上にいやらしいものでした。どこが林道だかイマイチわからず、下を見る勇気もなく・・・。一番緊張したところでした。
青田でジロニィと乾杯。薪ストーブの夜は今夜もほんわかでした。
あめちゃん