やまさん、お久です
日 付】2016年12月25日(日)
この日は自宅で法事でした。なんか無駄に天気のいい日だと思っていましたが。
小又橋の駐車スペースには早くも3台の車が止っていたが、私と同じコースを辿る人はいないだろう。
たまにそう思うことがありますね。
登山者多しといえども、今日の俺と同じコースの人はおらんやろ・・・
それがどうしたと言えば、その程度のもんですが^^
でも途中でくたばった場合、誰にも発見されないという特典があります。
武士は屍を晒さず。
二つ目の堰堤の手前から尾根に取り付く。よく使う土倉岳南尾根への支尾根ではなく、西尾根へ突き上げる尾根だ。
池の谷のもう一本北の支流出合あたりのことかな?
しめしめ、また新規開拓したと思ってほくそ笑んでいたが、家に帰って軌跡を調べたら今年の1月に歩いていた。今年のことも覚えていないとは情けない。
偉い! あっぱれ呆け老人の鏡です。
私も2~3回あります。初めてと思っていた所が、過去に通過していた。
持ってるCDを注文したこともあります。この頃アマゾンは「あなたは過去にこの商品を買っています」と教えてくれるので有難い。
いつものようにマユミ池からボタン岩、幸助の池、ボタンブチ、天狗の鼻と歩いて風池へ。
今日はあんぱんではなく「小倉&ホイップ」のお供えで勘弁してもらおう。この山をこよなく愛した杣人さんを想って手を合わせる。
杣人さんも頭上を飾る霧氷に上機嫌なことだろう。
供養ごくろさんです。冬の杣人さんといえばハナミズしか思いださんなあ。軍手で来るような人だったから。
あんなに嬉しそうに山に登る人は他に知りません。家庭で余程ストレスがあったとしか思えん^^
写真は近藤岩で「これがわしの墓じゃー」とはしゃぐ杣人さん。
そのあとすぐに本当に入るとは。
- 御尊影
かなり年配のご婦人だった。もう70は軽く超えていそうな感じだが、この時期に単独で御池に登るとは相当年季が入っている。こういう元気な人を見るとこちらが元気付けられる。まだまだ年だなんて言ってられないのだ。
私は「りんごのひとりごと」という童謡の歌詞にいたく感銘を受け、この作詞家を検索していたら「船頭さん」という童謡も作っていることが分りました。不覚にもこの歌は知りませんでしたが、歌詞を見て愕然としました。
村の渡しの 船頭さんは ことし六十のおじいさん
年はとっても お船をこぐ時は
元気一ぱい ろがしなる ソレ
ギッチラ ギッチラ ギッチラコ
「ことし六十のおじいさん」・・・とほほ
ショッキングな歌詞や。ショッキングブルーや。
どうも最近疲れると思ったら、知らぬ間におじいさんになってたんか。
でも「お船を漕ぐときは」を「山に登るときは」に変えたら励みになるかも。
ランチタイムはお約束の奥の平南峰。ここで何度奥の平と鈴鹿中部の山を眺めながらメシを食ったことだろう。
幸い風も弱まり、日差しが強くなってきてポカポカと暖かい。
あそこは風のない時限定ですわな。
乗鞍と御嶽、中ア、南アの山々が白い峰頭を連ねている。あわよくば富士山も思って目を凝らしたが、メガネがないのでよくわからなかった。
御池から富士山見たことないです。見えてもお鉢の先っちょだけなので分りにくいはず。
小又橋で帰り支度をしていると、林道の奥の方から次々と車が通り過ぎて行った。10数台は見送っただろうか。
君ガ畑の人口より多いね。
ではお体を労わって長生きしてください。よいお年を。
はりまお