ちょっと前のレポートですけど、楽しい夏のひと時でした…
2016年8月27日(土) 奥美濃 板取川・西ケ洞谷
BAKUさん とっちゃん 彩ちゃん
http://aya-yama.blogspot.jp/2016/08/blog-post_27.html そばつる Tsutomu
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新深山トンネル北口8:15ー西ケ洞谷出合8:35ー
旧工事用トンネル9:05ー大釜10:35ー
休憩地11:30~13:15ー
旧工事用トンネル(焚火)15:15~16:20ー
新深山トンネル北口17:10
昨年、降雨による増水のため中止した西ケ洞遡行。
今年は沢泊でのんびりと楽しもうと企画。
この夏に元越谷で沢デビューしたばかりの彩ちゃんも参加。
しかし、怪しい天気予報が続く。
ヤキモキしながら当日を待つ。
結局、27日夜半からの天候が芳しくないと日帰りに変更。
板取川温泉で前夜泊のBAKUさん、とっちゃん、
そして自宅から直行の彩ちゃんと合流。
車を乗り合わせて川浦谷、新深山トンネル北口に駐車。
先行者があるのだろうか、既に駐車車両があった。
各々準備を整える。
彩ちゃんが前回使わなかったからとハーネスを持ってきてなかった。
安全のために僕のを貸した。
踏み跡を辿って川浦谷川本流に降りる。
例年になく水量が少なく渡渉は簡単だ。
しかし、ここから下流の西ケ洞出合までに越えていく渕が以前より深い。
身長より深いところもありフィックスロープを利用しながら慎重に進む。
いきなりの全身ずぶ濡れに「わー!きゃー!」
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西ケ洞出合にある淵も水量は少なめ。
初めて来た時には飲込まれるような印象だったのだが。
それでも滑らないように慎重にへつってここを越える。
沢二回目の彩ちゃんも上手くへつっていた。
その先のゴルジュは埋まっていて足首程度の深さだった。
ゴーロが続いた後、谷が開けると旧工事用トンネルが左岸に現われる。
西ケ洞にダムを建設する計画があった頃に作られたものだ。
このトンネルが使われる事がなく良かったと思う。
いずれは遺跡のようになるのだろうか。
トンネルからは湧き水がこんこんと流れていた。
その後、ダム建設の名残の鉄杭などがあり利用しながら進む。
難しそうな淵にはフィックスロープがかけられた巻き道もある。
それでもちょっとヒヤヒヤの場所では慎重に。
水流の美しさは相変わらずだ。
透明度がとても高い。
しかし、淵の多くが石礫に埋まり浅くなっていた。
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澱みでは藻が発達していた。
以前は見かけなかったものだ。
今夏の水量の少なさを物語っている。
右岸には幾つかの滝がかかっている。
いずれも見栄えがする。
思わず立ち止まって見とれてしまうものもあった。
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浅くなっているといっても背が立たない淵が多い。
下降時にはおよぐ事になるところも遡行時はへつったり巻いたり。
時には際どい巻きもある。
フィックスロープがありがたい。
ゴルジュを進んで行くと…
出た!西ケ洞の見所、大釜!
かつて会の先輩に一度は見ておいた方がいいと言われた釜だ。
今回で僕とそばつるは3回目となる。
一面を覆う深く神秘的な青い水面。
その彩りに見とれることしばし。
みんなの足が動かない。
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大釜を抜けると右岸に多段の滝がかかる。
一体どこから落ちてきているのだろう。
沢巾が狭くなったところも水流が少なく問題なく抜けて
両岸が立ってくると渕が現われる。
以前、この淵は見るからに深く渡れそうになかったが
ここも石礫で埋まっていて中程まで歩いていけた。
しかし、流石に渡る事は難しく右岸を高巻く。
この巻きが高度感があり彩ちゃんには怖かったようだ。
巻き終えたところから淵を見ると以前は宝石箱のように煌めいていた。
この煌めきをみんなに見てほしかった。
が、埋まった淵はかつての輝きがなかった。
深かった色もあせてしまった。
残念…
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この淵の上流にできた日溜まりでゆっくり、まったり休憩。
近くには苔むした斜面から水が滴る美しい場所もあった。
彩ちゃん曰く「屋久島より素敵!」
長い休憩を終え下降開始。
身体が冷えて「もう泳ぎはいいよねえ」と話しつつ歩き始める。
が、すぐにとっちゃんが先陣を切って淵へ突入していった。
さすが元「突貫娘」!
とっちゃんに続けとばかりにみんな泳ぐ、泳ぐ!
「泳ぎは苦手!」と言っていた彩ちゃんも得意の犬かきで
にこやかに水面を掻いていく。
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泳ぎは苦手!と言っておれず僕もほぼ溺れかけのような有様で
みんなを追っていく。
彩ちゃんが参加したからか、そばつるは何時になくトップで頑張る。
みんなが躊躇していた大釜も率先して泳いでいた。
滝の落ちるところで滝行まで始めたとっちゃん。
随分楽しげだ。
姉御につられて彩ちゃんも滝行。
ちょっとビビっていたけどポーズをとってくれた。
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旧工事用トンネルについて焚火をやってみた。
炎の女・とっちゃんが事も無げに火を起してくれた。
彩ちゃんは沢での焚火も初体験!
興味津々の表情で火を起すのを見ていた。
蜂が寄ってきてヒヤヒヤだったけど楽しいひと時を過ごせた。
沢からあがった後は板取川温泉へ。
その後、場所をかえて宴会。
翌朝はちょっと旬が過ぎた(?)モネの池へ。
パッと見は変哲のない池だけど画角次第では印象派の絵画のよう。
そのことに気がついた人がすばらしい。