【日 時】2016年4月2日(土)
【山 域】鈴鹿
【天 候】曇り
【メンバー】単独
【コース】水源地7:12---8:54白瀬峠---9:18真の谷---10:10御池台地---10:31幸助の池---11:05ボタンブチ---11:31お花池
---12:03ヒルコバ---12:39鈴北岳---13:07カタクリ峠---13:55長命水---14:14コグルミ谷入り口---15:26駐車地
春になると御池岳が気になる。花の具合はどうなんだろうかと。でも306号は滋賀県側が法面が崩れて通行止めらしい。簡単に
入れないのは辛い。しかしいつ開通するかも示されていないので、待ちきれず行ってみることにした。コースはどうする?
久しく行っていない木和田尾---真の谷経由でテーブルランドへ直登がいいだろう。雪も無いのだからそれほどしんどくあるまい。
いつもの水源地に来ると車は一台もない。今日はまだ人が入っていないのか。そう思って黙って出発。もくもく歩くが
結構良いペースになってきて順調に高度を稼ぐ。もうすぐ白瀬峠というところで、先行する年配夫婦に追いついた。
そこで挨拶をしたら、ポロリと眼鏡のレンズが落ちる。フレームのねじが緩んだらしいが、何でこのタイミングで落ちる?
向こうも声をかけられたらいきなりのハプニングで心配していた。それはともかくちょっと話すとこのコースから御池とのこと。
国道が閉まっているからこちらにしたそうだ。昨日は藤原に登って蓮ちゃんだからしんどいといいつつ元気なものだ。大阪から
来たので一山だけでは勿体無いのだろう。
自分は眼鏡のねじを締めなおして出発。白瀬峠でまたかの二人とお話。ここからカタクリ峠にでて御池岳に登るとか。
真の谷へ下る自分とはここでおさらば。気をつけてといってお別れする。
さて真の谷。久しぶりだな。荒れてしまってちょっと静かな雰囲気がなくなってしまったが、それでもしばしたたずむ。そして
おもむろに対岸から御池台地を目指す。何度登ったことだろう。雪のときのほうが多かったが、道のはっきりしないなか
歩き易いところを選んでゆっくり登る。しんどいが一歩足を前に出せば確実にその分だけ頂上が近くなっていく。それは
確かなことだ。一足飛びでは進まないけれど確実に進んでいることが実感できる山登り。そんなところに達成感があるのだろか。
仕事もこんな具合に着実に前に進めばいいのだがうまくいかないもんだと俗っぽいことを考える。
そうこうしていたら傾斜が緩んできて頂上台地が近くなってきた。ちょっと風が強そう。台地に飛び出す手前でヤッケを着る。
そしてついに台地へ。やりました。いつもながらではあるが広い地形です。ちょっと展望が悪い日だがそんなことは関係ない。
いつものように時計回りで歩きだす。どこをどう歩いてもいいのだが、いつも時計回り。何でだろう。
- 青のドリーネ
誰もいないなあと思っていくと青のドリーネを過ぎた辺りで人影を見る。そして幸助の池で追いつく。挨拶をしてルートを
聞いたら鞍掛け尾根という。鞍掛け尾根まではどうやってきたのか聞くと、峠までは三重県側から入れたとのこと。エッー!
まさか入れたとは。もっと知らべてから来ればよかったと思うが後の祭り。一杯歩けたからよしとするか。それはともかく
お腹も空くのでランチである。幸助の池のほとりを予定していたがここはちょっと風が強い。もう少し風のないところへと移動し
幸助の池の東側による。まあ此処でいいか。ランチ開始である。遠くを見やると何人かが歩いているのが見える。
皆鞍掛尾根かなあ
食後はいつものようにボタンブチを経由して西端を歩く。いつもは独りであるが途中で3人組に遭遇する。こちらも
鞍掛け峠経由である。国道を歩くつもりで来たら開いていたのでそのまま峠まで来たとのこと。ラッキーだなあ。
その後丸池、お花池と歩いて定番のようにヒルコバに至る。このコースは静かでいい場所だ。この時期は福寿草のいい感じ
そういえば以前は此処で沢山の鹿を見たが最近はちっとも見ない。どこへ行ったのだろう。そしてちょっと一休み。目の前を
鈴が岳に向かって歩く人がいる。鈴ヶ岳は印象が薄くてあまり登っていないのだが、いつも何人かの人が歩いていく。
いいところなんだろうか。
さて此処からは鈴北経由でカタクリ峠に県境伝いで行こう。そう思って鈴北に向かうと手前の斜面でゆっくりとランチをして
いる人がいる。風を避けていい場所で休んでいるなあと思って通り過ぎようとしたら手が上がりkasayaさんと声がかかる。
緑水さんだった。お久しぶり!傍にはお友達の女性といつものワンちゃんがいる。聞けば御池橋から上がってきてタヌキノホラを
見てきたという。懐かしい名前。未踏の地である。今度行ってみなくては。こっそりと大体の場所を教えていただく。
- 鈴北から日本庭園を望む
まだまだゆっくりとお二人にお別れし自分は鈴北に向かう。着いた鈴北には意外なことに誰もいなかった。一番アプローチ
し易いとこなんだけど、まだ入る人が少ないのかな。そしてそのままカタクリ峠へ。ちょっと休憩だ。腰を下ろして休んでいると
御池方面から二人の人が降りてきて「アー、今朝の人だ」と声をかけられる。お二人は予定通りボタンブチや鈴北岳を回り
これから帰るところだった。当初の予定が鞍掛け尾根だったのに見込み違いで大変だったといわれているところに、鞍掛け峠まで
入れることを知ってました?といったらエッーと落胆の声。アリャーやっぱり伝えないほうが良かったか。私同様に疲れが
どっと出たようだ。これから白瀬峠経由で帰れば3時間近くかかるかもしれない。相当な長丁場だ。気をつけてといって
再度お別れする。
今日はコグルミ谷を降りて国道を歩いて帰るつもりだった。でも国道が通れるとなるとなんだか少し馬鹿らしい気もする。
そんなことでちょっと躊躇したが、やっぱり春のコグルミ谷も見てみたくて降りることにした。初志貫徹というわけでもないが
多少歩いてもいいだろうとの心つもり。
そしてくだんのコグルミ谷であるが期待した花はほとんどなし。荒れた谷では花もないか。そしてコグルミ谷登山口に到着。
峠で通行止めなのに結構通っていく。中には滋賀までいけると思っている車もいるようだ。あわよくばヒッチハイクなどと
思っていたが叶わぬ望み。ポクポク歩いて一部旧道なども辿って駐車地に戻った。
- 306号三重県側ゲートの表示
kasaya