シュークリームさん お帰りなさい!でした。
> 2月28日にハンガリーから半年ぶりに帰国。空港に着いた途端何の違和感もなく日本に同化。ブダペストで半年
> 間暮らしたことが夢の様。別の自分がいまだにブダペストの町を歩いているような気がしている.村上春樹の世
> 界ってホントだったんだねえ。
今回のスノー衆Part4は、シュークリさんの無事帰国生還お祝いのために、山日和さんは特別に企画したものでござ
います。なんちゃってね。まあ、でも半分は当たっていると思いますよ。
そうそう、京都の私の家から鴨川は近く、早朝に鴨川沿いをジョギングすることができます(最近はできていないけれ
ど)。知人が最近もよく走っているのですが、この鴨川沿いで村上春樹に会ったそうです。へー、本当なんですかね。
> 奥美濃って意外に近いんだ。これなら十分日帰り圏内。集合時刻10分前の6時20分には全員がそろったので車に分
> 乗して登山口の上大須ダムに向かう。上を見ると快晴の空。気温も上がりそうだし絶好の春山日和になりそうだ。
そうなんですねぇ。私も、京都を2:30に出発し、3:00菩提寺PAでbiwacoをピックアップし、5:00道の駅「うすずみ桜の
里」に到着しました。集合時間までまだ1時間半もあるので、バーチャリさんの車の隣に車を停めて仮眠。biwacoさんは
イビキをかいて寝てはりましたが、私はほとんど眠れず。すでに太陽が眩しい。
道の駅の正面には、テントが2張りあった。6時にはテントを撤収し始めたので、どこの山に登るのか尋ねたところ、能
郷白山との答えが返ってきた。奈良労山のメンバーのようだが、山スキーでもなさそうだったので、聞くと山中でもう1泊
する予定だとか。無雪期の10月能郷谷から一般登山道をピストンしたことがあるが、積雪期にはどのようなルートを登
るのか興味が湧いた。
> 幸い除雪してあってダム奥の橋のところまで車で行くことができた。出発地標高約500m、左門岳まで標高差700m。
> グーさんでも十分標的圏内だ。
上大須ダムのどちら側の道を行くのかと思ったが、結局は右岸ルートは除雪していなかったので、左岸沿いに進み、
二又谷橋を渡ったところ駐車することになった。ここの標高は530mだから左門岳まで約700mの登りである。大したこ
とはない!と、このときはそう思っていたのです。
> 除雪終了地点で山日和さんからスノーシュー着用の指令が下る。このあとは植林の尾根をいつものように稜線に出
> るまでひたすら激登りだ。おどさんが切り込み隊長だ。
ものの3分ほど雪のない舗装道路を歩いたが、いきなり「クマ出没!入山注意」の看板があった。ここでスノーシュー
に履き替えて、さらに進むとモノレールの取り付きのところから植林帯の急登に突入しました。雪もそこそこあったので
スノーシューを履いて正解。前回の木無山のときに参加したおどさんの歩きっぷりは知っているので、今回も先頭に立
って足場を作ってくれる。後続者は助かる。
- クマ出没!注意の看板のところでスノーシューに履き替え
> クロオさんが写真を撮りがてら殿を務め、落第忍者さんはbiwacoさんのフォローに回っている。めいめいが最適な位
> 置と役割をとれるところがスノー衆メンバーのいいところかもしれない。
スノー衆も回を重ねると、お互いにメンバーの特徴や気心が知れてくるので、自ずと持ち場や役割がわかってくると
いうことですね。
> 登り始めから約500m登ってP973の稜線に出ると、目の前すぐ近くに屏風山の素晴らしい眺め。その左には姥ヶ岳と
> 能郷白山の白い峰が広がる。
P973にはブナが2本立っていましたね。その樹間から能郷白山と屏風山。能郷白山は真っ白だったけれど、屏風山は
ちょっとくろ黒かった。急峻なので雪が十分つかないのでしょうね。
- P973のブナ
- 威風堂々の屏風山
> これからはお楽しみの稜線歩きだ。Kasayaさんはスノーシューが壊れたとかでワカンを履いている。バーチャリさんは
> 元気に先頭グループを歩いている。メンバー最年長だが、まだまだいけそうだ。
まさに稜線漫歩の尾根歩きの始まりでしたね。実は、このとき、私はすでに体が重くなってきていました。ここまでは、
おどさん、山日和さんに続いて登ってきていましたが、稜線直下の最後のあたりはかなりしんどくなっていました。
Kasayaさんは、昔学生時代に履いていたという、籐で作った年代もののワカンを履いていましたね。実に物持ちがい
いですね。スノーシューは経年劣化のため、もう買い換えです。今月初めに小津権現山に登ったときに出会ったパー
ティーのひとりがスノーシューが崩壊していて苦労していたことを思い出したとか。バーチャリさんは本当にお元気とい
うか、体力があると思います。やぶこぎの女性メンバーでは、キャシーさんと一二を争う健脚ですね。
> ふと後ろを見るとkitayama-walkさんが苦しそうな顔で歩いている。ノロウイルスによる食中毒で二日間何も食べて
> いないという。この人が他人のつけたトレースをそのまま辿るのを見るのは初めてのことだ。体調の悪さを心配する
> と同時にこんな体調でもスノー衆に参加する精神力の強さに驚嘆する。頂上への最終鞍部のところで皆で荷物を分
> 担して持つことにする。私はビールを持たせてもらう。
まずは皆さんにご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
稜線に出てから左門岳山頂に至るまでが苦しかった。途中で荷物を分担して持ってもらうまでが本当にしんどかった
です。実を言うと、月曜日の夜に懇親会があり、海鮮鍋でした。その中に牡蠣がありました。私は牡蠣が好物でよく食べ
ています。水曜の夜から体調がおかしくなりました。吐き気、嘔吐、下痢の症状。嘔吐と下痢は大したことはなかったの
ですが、吐き気、むかつき感が激しく、夜はほとんど眠れない状態でした。翌木曜は仕事ができず、一日休み。病院に
行くと、1、2日前に何か海産物を食べていませんかと聞かれた。ははぁ、牡蠣に当たったんだと思いました。後日わか
ったことですが、私の隣の席の人も当たったそうです。結局、木・金曜と2日間の仕事の予定を全部キャンセルして休養
することにしました。木曜は何も食べられず、ポカリスエットで水分補給のみ。金曜はおかゆさんだけ。おかげで金曜の
午後からは回復してきました。土曜のスノー衆をどうしようかと悩みましたが、左門岳のような深い山に登る機会はそう
ないだろうし、スノー衆楽しいからという思いが打ち勝ってしまいました。それにかなり楽になったこともあって、体力に
過信していました。
皆さんからは、私の顔色はどんなふうに見えたのでしょうかね。まあよくないことは当然でしょう。休憩時に山日和さん
から荷物を分担した持つと言われ、素直にお願いすることにしました。私のザックは結構重く、余計なものまで入ってい
ますもんで。その最たるものは2㎏ある一眼レフカメラでした。外にもランチ食材(カレーうどん鍋)、山専ボトル、ビール
など持っていただきました。おかげさまで身軽になり、助かりました。それに、おどさんからウィダーゼリー、バーチャリ
さんからフルーツゼリーをいただきました。それから山頂までの登りもペースを落としてもらいました。山仲間のみんな
の親切さに感謝しています。ありがとうございました。
そうそう、biwacoさんにも感謝しないといけません。荷物分担後は、biwacoさんのラスカル尻尾を追うように登りまし
た。これはペースメーカーの役割をしてもらい、楽になりました。いつもの、biwa-kitaコンビが入れ替わりました。
- 苦しいときにはbiwacoさんの後につけて
> 12時前に頂上着。無雪期は木々にさえぎられて全く展望のない頂上なのだが、木が雪の下になっているのでよい展
> 望の山に変わっている。頂上で昼食タイム。風が全くなくぽかぽかしていい気持ちだ。私の出所祝いの乾杯。私は持
> ち上げたkitayama-walkさんのビールをいただく。このビールは美味しかった。癖になるかもしれない。
天気は、春霞(黄砂・PM2.5)のため快晴とまではいかないまでも、晴れていて気持ちがよかった。
木無山のようなカチンカチンではなく、緩んだ雪のためスノーテーブルもあっという間に完成しましたね。
まずは、シュークリさんの無事帰国生還お祝いでしたね。分担してもっていただたビールは、レギュラー缶1本でした。
普段なら2本なのに。やはり、どこかで自粛していたのでしょうね。シュークリさん、癖になりますよ。ねぇ、山日和さん。
- 左門岳山頂に新プレート
> 昼食後ルートを多少変更して大平に直接降りる。年を忘れてシリセードだ。大平は鞍部になっているのでまだ2mほど
> も積雪がある。蛇行する水の流れと美しいブナ林を眺めながら山日和さんの言う「桃源郷」を実感する。稜線が最も
> 近くまで迫ったところで記念写真を撮り下山路につく。
予定では、少し先にある県境稜線のCa1290までピストンするところ、これをカット。さらに太平に直接下った。もちろん
これは私のせいである。申し訳ないと思いながらも、ちゃんと遅れないようについていくしかない。たしかに、太平の源
頭部は不思議な地形のところだった。こんな機会でもなければ味わえないだろうと、山日和さんに感謝です。
- 太平源頭部を行くやぶこぎ隊
- 尾根まで5mの不思議なところ
> スノー衆では毎回山日和さんのアトラクションがもれなくついて来る。根尾東谷と東河内谷の出会いに降りる最後の
> 急斜面と川の渡渉が今回の最大のアトラクションだった。メンバーそれぞれがアトラクションを十分に堪能して駐車地
> に辿り。最後にバーチャリさんから心づくしのイチゴが配られた。
山日和さんプロジュースのアトラクションといえば、今回も尻セードできる急斜面の降下でしたね。ひとつは、左門岳
から太平源頭部に下るところ。もうひとつは、下山尾根の途中で尾根をちょっとだけ外して左の谷に下ったことだ。
800mあたりでスノーシューを脱いで、やぶこぎをしながら急降下でしたね。シュークリさんは結構転んでいましたね。
私は何とラッキーなことに一度も転倒しませんでした。
着地点は、駐車地の二又谷大橋の直下でした。最後の渡渉は知れたもの。もう足が濡れても車に戻るだけなので
平気でしたね。
- 最後のやぶこぎ急降下
> いつものように温泉に入った後、夕食を食べる。私はこのまま車中泊なので生ビールをいただいた。こんなにおい
> しいビールがあるなんて。皆を送り出した後、温泉に入り直し、そのあと車に戻ってバタンキュウで寝てしまった。
> やっぱ日本の山はええなあ!
疲れを癒す意味でも、温泉に1時間あまりゆっくりつかろうと思いました。サウナもあったので2セット入りました。しか
し、温泉の食堂のラストオーダーが5:30と分かり、急遽忙しいことに。でも、何とか食事もすることができました。生中
飲む人約2名。飲みたかったけれど、車の運転があるので、ノンアルでぐっと我慢!(ここのざる蕎麦はパサついてう
まくなかったね)。
http://www.usuzumi.or.jp/contents/facilities/day.html