【山 域】 奥美濃 能郷白山
【日 時】 2014/10/25(土)
【天 候】 快晴
【メンバー】Kさん、キャッシー、kasaya
【コース】
能郷谷8:18---8:59登山口---10:00稜線---11:47社---11:54頂上12:24---14:32登山口---15:21駐車地
Kさんから久しぶりに連絡があった。仕事が一段落してやっと休めるようになってきたのでどこかの山へ出かけ
ませんかと。当初お手軽に冠山を考えたが、標高もあり紅葉も楽しめそうな奥美濃の盟主能郷白山を選定した。
30年ぐらい前に登ったきりでご無沙汰の山。キャッシーも参加することになり久方ぶりのパーティ登山となる。
集合場所に本巣の道の駅と指定があったが、この辺りは富有柿の産地らしい。ちょうど盛りとなった頃で富有柿の
表示があちこちにある。柿好きな自分は今日のお土産にしようと決定。予定時刻の5分前に着くともう二人は待って
おり、Kさんの車で、一路能郷谷へ車を進める。能郷谷の狭い道に入ると批金谷を過ぎたところでゲートがあり
ここで通行止め。辺りに車は6台ほど止まっている。温見峠に比べると格段に登路が長いが、自分たちと同じように
こういうルートを選ぶ人はそこそこいるようだ。
準備をして歩き始めるが林道は狭く崩れたところも多い。昔は登山口まで車で行けたようだが、これではもう無理
だろう。30年前もここを歩いたのだろうが、さすがに記憶がない。6月の暑い時期であったが登山口に大きな雪の塊が
合ったのを思い出す。先頭のKさんは早い。この辺りはフィールドワークでたまに来るという。そしてそういう仕事の
ため足腰は非常に達者。またキャッシーはといえばこの夏はアルプスで歩きこんでこれもまたパワーアップしている
らしい。私はついていけるだろうか
Kさんに引っ張られるようにしてすぐに登山口着。 小さな流れを渡ってしばし休憩するがこれから急登が始まる。
キャッシーが最初から先頭に立つが、案の定速い。以前から感じでいたが、今日は又一段と速い。こんなスピードで
ついて行けるんかな。そう思われるスピードでこちらはすぐに息が上がるが、先頭はいたって、平気だ。Kさんもその
後を黙って着いていく。だんだん離されていく。途中で待っていてくれるので何とか追いつくが、すぐ離される。
感覚的に自分の体調はそれほど悪い気がしない。ただやっぱり自分のペースを越えている。これはアカン。途中で
とうとうギブアップ。自分のペースで歩くことにした。しかしこの最初のがんばりは後で響く。途中で足が少し攣り
かけた。ただ大事に至らず何とか収まったのはペースダウンのおかけか。まあしかし後でGPSの軌跡をみたら
最初の300mは30分で登っている。このペースでずっと歩ける両人はホントすごい。
しかしペースを落としてもらってからは、ふらふらしながらではあるが何とかついて行けた。写真を撮る余裕も出て
きた。紅葉がかなりきれいである。展望が開けると御嶽も見えてきた。噴煙が今日もまっすぐ上がっている。山頂が白く見え
ないので雪はもう無いようである。最初の猛スピードで登っていたときに追い抜いた年配者がこの辺りで追いついてくる。
淡々と歩いておられるが結構歩みは速そうだ。軽く挨拶を交わす。この山にはよく来ているようだ。
- 紅葉がきれい
- 煙を上げる御嶽
前峰を過ぎてから能郷白山が間近に見えるが、ここからが意外に距離がある。最低鞍部と思ったら更に下りが続く感じが
2回3回とあり結構疲れる。我慢我慢で進んでいけばようやく頂の祠が見えてきた。そしてびっくりしたのがそこに群がる
人人人。能郷谷からではなくほとんどが温見峠からの人だろう。祠周りでは食事のスペースもない。展望はいいのだが
ちょっと敬遠したい。三角点のほうに行こうといったら、先ほどの年配の人から三角点の北にいい場所があるよと教えて
いただく。ならばそっちへと、展望のない三角点を横目に北へ出るとそこは白山が一望にできる場所だった。輪になって
座れる場所ではないが、白山を見ながら並んですわりランチタイムとなる。登山道脇で時々人が通るが、それほど気にも
ならず展望を満喫する。くだんの登山者もちょっと離れた場所で休んでいる。いつもここで休むんですよとのこと。
なるほどねえ。
- 能郷白山
- 遠くに見える白山
ここで食事を終えたらサア出発。まだ体調は戻らず喉が渇くが、下りであれば問題ない。そして下りでは景色が又違う。
紅葉を眼下に見下ろしながらの歩きとなる。やっぱりこれは急いで降りるものではない。ゆっくり行こうと風景と紅葉を
愛でつつ降りることにする。しかしそれでもこのグループは速い。すぐに登山口についてしまった。先頭を歩くKさんは
そのまま林道を行こうとするので、ここで最後のティータイムを提案する。のどが渇いている自分は谷川の水をPET
ボトルに詰めゴクゴクと飲み干す。おいしかった。そして差し入れのお菓子を頂きながら談笑する。自分としてはやっぱり
こういう時間が欲しい。
- 紅葉
その後ちんたら行けば直に駐車地に到着。帰りにKさんに根尾断層が見られる場所に連れて行ってもらい、そのウンチクを
聞きながら道の駅に戻った。帰りにお土産の柿をゲットしなくてはと心がそっちに動いていたらしい。なんとKさんの車に
登山靴を積み残してしまっていた。すぐに気づいてくれて助かったが、抜けているなあ。
Kasaya