孫誕生騒動もようやく一段落し,山の神と娘からゴーサインをもらった.久しぶりの沢行に行きたいところだが,2ヶ月のブランクでいきなりの単独沢行は不安だ.たまたま鈴ハイで土日連ちゃん沢行を企画していたのでたろーさんにメールしたところ,OKとの返事.当初の計画は比良の白滝谷の予定だったのだが,天候不順のため近場の矢原川に変更になった.
【 日 付 】2014年7月5日(土)
【 山 域 】鈴鹿・矢原川
【メンバー】たろー,なお,ふみふみ,やっさん,シュークリーム
【 天 候 】曇りのち雨
【 ルート 】坂本棚田駐車場 8:20 --- 8:50 入渓 --- 9:10 5滝 --- 9:40 20m滝 --- 10:40 下不動滝 --- 12:00 上不動滝 --- 15:00 坂本棚田駐車場
久しぶりの沢行なのでつい緊張して,集合時間よりもずっと早い7時過ぎに坂本棚田駐車場に到着.ちょうど同じタイミングで駐車場に入ってきた人も山歩きの人で,話し込んでいるうちに鈴鹿の山道にずいぶん詳しい人である事がわかった.地図にない山道を探索して地図におとしているらしい.四日市のS井さんという方だが,あとで地図を送ってくださるという.ありがたい事だ.
S井さんを送り出し,しばらくして本隊が到着.入渓口までの林道を30分ほどてくてく歩き,入渓する.この林道,梅雨時だけあってヒルが元気だ.幸いヒル対策をしっかりしていたせいか,私の靴には上がってこなかった.
右俣,中俣を右に見送り,しばらく歩くと最初の滝のお出迎えだ.この滝,沢ナビでは5mとなっているが,少なくとも8mはありそう.右から取り付き,流れを横切って左側に上がる.さすがに梅雨の真っ最中とあって,水量が多く,楽しい沢行になりそう.久しぶりの沢行にはぴったりのウオーミングアップだった.
- 最初の5m滝
そのあと,簡単に越えられる小滝を次々にこなして行く.途中,久しぶりに足の筋肉を冷やしたせいか両足が攣り始めた.芍薬甘草湯とアミノバイタルを飲み,なんとかおさえる.しばらくで下不動滝の前衛20m滝に到着.沢ナビでは右岸巻きになっているが,たろーさんがロープを出し始める.登るつもりのようだ.
- 斜滝は楽しい
3分の2あたりまで登ったところで苦労している.下から見ると階段状になっていて簡単そうに見えるのだが.そうでもないのだろうか.なんとか無事に登りきる.2番手はなおちゃん.この人は私とほぼ同じ時期に沢をはじめたのだが,今年に入って沢に目覚めたようで,最近はたろーさんと一緒によく沢へ行っている.度胸はあるし,身体能力も高いのでたろーさんのいい相棒になりそうだ.
- 不動滝前衛の20m滝を登るなおちゃん
続くふみふみさんは途中でリタイアし,巻き道を登る.やっさんは若さで乗り切る.最後が私の番.下半分は比較的楽なのだが,上はスラブ状になっていて手足の置き場所がない.確保してもらっているので,意を決してフリクションでなんとか登りきる.見た目よりも渋い滝だった.
下不動滝は鈴鹿では一番大きい滝と言う話だ.沢ナビでは80mとなっている.前衛滝をあわせると100mになる.今日は水量が多いので立派だ.しばらく堪能したあと左岸を巻く.この巻きは斜面が急でいやらしい.巻き終えるとぴったり落ち口に着地できた.
- 不動滝80m
- 鈴ハイメンバー
上不動滝に来ると雨脚が強くなる.休憩も程々にして,右岸を巻き上る.上不動滝は修験者の修行の場になっていたそうで,右岸には修験者がたどった道が通っている.
- 上不動滝
このあとは連瀑帯になっているのだが,雨とガスで谷中は暗くなり,ひたすらもくもくと滝を登り続ける.晴れていれば楽しいところなんだろうけど.
- 雨とガスの中を黙々と登る
身体が冷えたせいか,また足が攣りそうな予感.だましだまし歩いていくが,2ヶ月間のブランクがボディーブローのように効いてきているのか,次第にメンバーにおいていかれるようになる.なんとか仙鶏尾根に上がり,野登山の手前で矢原川へ降りる尾根に乗って下山する.駐車地についた頃には土砂降りになり,側溝の水が道にあふれていた.
このような土砂降りでもヒルは元気なようで,駐車場でチェックすると全員もれなく数匹ずつのヒルがくっついていた.私は出血が一カ所あったが,口針を差し込んだばかりのようで,献血はほとんどなかった.家に帰って濡れたものを干しているとお持ち帰りが一匹.山の神や娘の目に触れる前に密かに昇天していただいた.万が一,生まれたての赤ん坊に取り付いてくれたりすると,家中がひっくり返るような大騒ぎになり,山行永久停止になりかねないところだ.
- ヒルチェック
矢原川左俣は2回目だが、直登できる滝が多く楽しい沢だった。20m滝の直登にはてこずったが、次回行く時があったらまた挑戦してみたい。今度は晴れた時に行きたいものだ。
孫誕生騒動もようやく一段落し,山の神と娘からゴーサインをもらった.久しぶりの沢行に行きたいところだが,2ヶ月のブランクでいきなりの単独沢行は不安だ.たまたま鈴ハイで土日連ちゃん沢行を企画していたのでたろーさんにメールしたところ,OKとの返事.当初の計画は比良の白滝谷の予定だったのだが,天候不順のため近場の矢原川に変更になった.
【 日 付 】2014年7月5日(土)
【 山 域 】鈴鹿・矢原川
【メンバー】たろー,なお,ふみふみ,やっさん,シュークリーム
【 天 候 】曇りのち雨
【 ルート 】坂本棚田駐車場 8:20 --- 8:50 入渓 --- 9:10 5滝 --- 9:40 20m滝 --- 10:40 下不動滝 --- 12:00 上不動滝 --- 15:00 坂本棚田駐車場
久しぶりの沢行なのでつい緊張して,集合時間よりもずっと早い7時過ぎに坂本棚田駐車場に到着.ちょうど同じタイミングで駐車場に入ってきた人も山歩きの人で,話し込んでいるうちに鈴鹿の山道にずいぶん詳しい人である事がわかった.地図にない山道を探索して地図におとしているらしい.四日市のS井さんという方だが,あとで地図を送ってくださるという.ありがたい事だ.
S井さんを送り出し,しばらくして本隊が到着.入渓口までの林道を30分ほどてくてく歩き,入渓する.この林道,梅雨時だけあってヒルが元気だ.幸いヒル対策をしっかりしていたせいか,私の靴には上がってこなかった.
右俣,中俣を右に見送り,しばらく歩くと最初の滝のお出迎えだ.この滝,沢ナビでは5mとなっているが,少なくとも8mはありそう.右から取り付き,流れを横切って左側に上がる.さすがに梅雨の真っ最中とあって,水量が多く,楽しい沢行になりそう.久しぶりの沢行にはぴったりのウオーミングアップだった.
[attachment=0]P1070152.jpg[/attachment]
そのあと,簡単に越えられる小滝を次々にこなして行く.途中,久しぶりに足の筋肉を冷やしたせいか両足が攣り始めた.芍薬甘草湯とアミノバイタルを飲み,なんとかおさえる.しばらくで下不動滝の前衛20m滝に到着.沢ナビでは右岸巻きになっているが,たろーさんがロープを出し始める.登るつもりのようだ.
[attachment=1]P1070154.jpg[/attachment]
3分の2あたりまで登ったところで苦労している.下から見ると階段状になっていて簡単そうに見えるのだが.そうでもないのだろうか.なんとか無事に登りきる.2番手はなおちゃん.この人は私とほぼ同じ時期に沢をはじめたのだが,今年に入って沢に目覚めたようで,最近はたろーさんと一緒によく沢へ行っている.度胸はあるし,身体能力も高いのでたろーさんのいい相棒になりそうだ.
[attachment=2]P1070159.jpg[/attachment]
続くふみふみさんは途中でリタイアし,巻き道を登る.やっさんは若さで乗り切る.最後が私の番.下半分は比較的楽なのだが,上はスラブ状になっていて手足の置き場所がない.確保してもらっているので,意を決してフリクションでなんとか登りきる.見た目よりも渋い滝だった.
下不動滝は鈴鹿では一番大きい滝と言う話だ.沢ナビでは80mとなっている.前衛滝をあわせると100mになる.今日は水量が多いので立派だ.しばらく堪能したあと左岸を巻く.この巻きは斜面が急でいやらしい.巻き終えるとぴったり落ち口に着地できた.
[attachment=3]P1070167.jpg[/attachment]
[attachment=4]P1070170.jpg[/attachment]
上不動滝に来ると雨脚が強くなる.休憩も程々にして,右岸を巻き上る.上不動滝は修験者の修行の場になっていたそうで,右岸には修験者がたどった道が通っている.
[attachment=5]P1070171.jpg[/attachment]
このあとは連瀑帯になっているのだが,雨とガスで谷中は暗くなり,ひたすらもくもくと滝を登り続ける.晴れていれば楽しいところなんだろうけど.
[attachment=6]P1070178.jpg[/attachment]
身体が冷えたせいか,また足が攣りそうな予感.だましだまし歩いていくが,2ヶ月間のブランクがボディーブローのように効いてきているのか,次第にメンバーにおいていかれるようになる.なんとか仙鶏尾根に上がり,野登山の手前で矢原川へ降りる尾根に乗って下山する.駐車地についた頃には土砂降りになり,側溝の水が道にあふれていた.
このような土砂降りでもヒルは元気なようで,駐車場でチェックすると全員もれなく数匹ずつのヒルがくっついていた.私は出血が一カ所あったが,口針を差し込んだばかりのようで,献血はほとんどなかった.家に帰って濡れたものを干しているとお持ち帰りが一匹.山の神や娘の目に触れる前に密かに昇天していただいた.万が一,生まれたての赤ん坊に取り付いてくれたりすると,家中がひっくり返るような大騒ぎになり,山行永久停止になりかねないところだ.
[attachment=7]P1070183.jpg[/attachment]
矢原川左俣は2回目だが、直登できる滝が多く楽しい沢だった。20m滝の直登にはてこずったが、次回行く時があったらまた挑戦してみたい。今度は晴れた時に行きたいものだ。