オフ会でミノマタに登ったとき、北側の比較的近くに、上谷山が見えた。原谷の左岸尾根と右岸尾根を周回すれば行けそうだ。徳山ダム側からもいつか登ってみようと思うが、今回は、原谷まわりを周回して上谷山に行こうと思う。
【日付】2014年2月16日(日)
【山域】美濃
【メンバー】単独
【天候】曇り時々晴れ
【ルート】鶴見杉原橋8:05---8:10池太沢夜叉隧道8:20---原谷林道---9:10堰堤先の植林尾根---10:50P816m---植林尾根---14:25原谷林道---14:55池太沢夜叉隧道15:05---15:10鶴見杉原橋
原谷右岸尾根は、ミノマタオフ会の下山で歩いたので状況は分かった。GPSにトレースもある。左岸尾根の状況は、全く分からない。先に車で様子を見に行く。トンネル(池太沢夜叉隧道)を抜けるとすぐに原谷・藤橋川で太郎橋がかかっている。橋の向こう側が左岸尾根だが、結構険しそうだ。トンネルを出てすぐのところに、林道が、原谷右岸を登っている。この林道を登ればなんとかなりそうだ。車を鶴見杉原橋のところに戻し、出発。まず、状況のよく分からない原谷左岸尾根を登ることにした。
池太沢夜叉隧道を今度は歩いて通過する。ほとんど車は通らない。距離は長い。軽トラが1台、4駆らしい軽が2台通過して行った。トンネルを抜け、林道を歩く。積雪は30cmくらい。硬い。登山靴のまま、歩く。左岸にどのようにして渡るのか探しながら歩いていると、橋がかかっていた。先ほど通過していった4駆らしい車が2台停まっていた。オレンジ色の服を着た人が2人いた。ハンターだ。
ハンターに、橋を渡って尾根尻のところから登っていいか確認すると、そこは今から獲物を狙う場所なので困ると言う。このまま林道を進み堰堤があるから、その先の自然林と植林の境が登りやすいと教えてくれた。鹿をこっちへ追い払ってくれ、と頼まれる。
林道の積雪は50cm程度。古い轍の跡がある。その窪んだところに鹿の足跡が続く。しばらく靴のまま歩いたが、歩きにくくなってきたので、スノーシューを履く。堰堤があり、その先の左岸斜面は植林に変わる。林道から原谷へはかなりの段差がある。原谷は水量もそこそこ流れている。なんとか対岸に渡り、あとは少々ヤブの斜面を登って行く。急登。ライフルの銃声が三発聞こえた。
結構長い急登。左は植林、右は雑木林。モミの木の大木があった。高度を上げるとブナが出て来た。稜線に上がると、国道側は、完全にブナ林。植林とブナ林の境の稜線を歩く。快適。
尾根はそれほど幅は広くないが歩きにくいことはない。左手に展望が広がると、これから登る稜線のピークが見えた。右手には急斜面がはるか下に続きその先に徳山ダムが見えた。
- 徳山ダム
稜線斜面を登り、尾根幅が広がったところが、ピーク816m。少し下降して、今度は990mピークに稜線は登って行く。ここから結構まだ長い。朝、手間取ったこともあり、このまま周回すると周回はできそうだが、上谷山には寄れそうもない。上谷山に行けなかったら意味がない。今日はここまでとして、出直すことにした。徳山ダムを眺めながら休憩し、今登ってきた自分のスノーシュー跡をのんびり戻る。
【日付】2014年2月21日(金)
【山域】美濃
【メンバー】単独
【天候】晴れのち曇り時々晴れ
【ルート】鶴見杉原橋7:10---7:15池太沢夜叉隧道7:25---原谷林道---7:45堰堤先の植林尾根---9:50P816m---P990m---12:20鏡山---上谷山分岐---12:50上谷山13:25---上谷山分岐---15:10ミノマタ---原谷右岸尾根---17:30鶴見杉原橋
22日は福井でオフ会。朝6時に集合。金曜日仕事が終わってからだと辛い。有休も沢山残っているので、21日は休みにした。移動は夕方でいいので昼間は山に行こうと思う。3連休、雪上歩きの3日間にしようと思い、はじめはトガスと思っていたが、美濃に向かいながら気が変わった。天気がいい。上谷山に行こうと。
鶴見に車を置いて、池太沢夜叉隧道をまず歩く。今日は平日で、ダムへ出勤する車が次から次へ通って行く。トンネルを歩いていると車の爆音が少々怖い。トンネル出口で左に曲がり原谷林道を遡上していく。今日はハンターはいない。雪は硬いので靴のまま歩く。堰堤を超えしばらく行ったところで渡渉した。斜面には全く雪がない。標高600mくらいになってやっと雪が覆ってきた。スノーシューを履く。前回の私のスノーシューの跡が行き帰り分残っている。他の足跡は無い。こんなところを歩く物好きは私ぐらいか?雪は硬い。
稜線に上がると気持ちのいいブナ林。南には雷倉。雲もあるが青空もある。稜線を進むと、左はこれから登るピークの展望。右下には徳山ダム。ブナ林の稜線斜面を登るとピーク816mに着いた。徳山湖に掛かる白い橋が印象的。その奥の白い山、能郷白山は山頂に雲が掛かっている。
- 徳山ダム
- 稜線のピーク
ここまでは前回歩いている。気持ちのいいブナ林の回廊はどうやらここまでで、ここから先は少し歩きづらい。尾根が細り、木も邪魔なところが続いた。ブッシュが積雪の脇から覗いているところもあった。ピーク990mに近づくと再びブナ林だが細い木が多かった。このころから空は曇ってしまった。天気予報は午後からよかったはずだが…。
ピーク990mで広い雪原になる。方向を確かめながら進むと、はるか下の方に鏡山への細い稜線が見えるのでそちらに向かって斜面を下る。しばらく起伏のあまりない稜線を歩いたのち、今度は鏡山への登り。急登が続く。雪が硬いところはいいが、柔らかくなっているところは登りつらい。木につかまって登る。
鏡山山頂にはプレートは見当たらなかった。なだらかな斜面を西から北に向かう。木には雪の塊が沢山付いている。その樹林の向こうに徳山湖が見える。なだらかな斜面を登ると、上谷山に着いた。風が少々出て来た。西斜面の樹林は風で揺れているが上谷山山頂にはほとんど風は無い。徳山湖を眺めながら食事。時間も押しているので急いでカレーうどんつくり、コーヒーを沸かす。
- 上谷山
- 徳山湖
上谷山分岐からミノマタへの稜線には、いったん広い斜面を降りる。前方に、険しそうな山が2つ見える。五蛇池と蕎麦粒だろうか。ここもいつか登ってみたい。斜面の谷状になったところを下ると、そこから先はミノマタへの稜線が続く。小さな雪庇が続く。のんびり歩く。
- 遠くに五蛇池と蕎麦粒(写真ではよく分からない)
ミノマタへの斜面は疲れてきたこともあってか長い。雪が硬くて登り易かったのでまだましなのだろう。振り返ると、今歩いてきた鏡山、上谷山がよく見える。残念ながら天気は曇ったまま。斜面を登りきってミノマタに着く。ここまでくればあとは一度歩いた道を降りるだけ。一安心。
- ミノマタ
まだ先は長い。ブナの稜線を東に向かって延々と歩く。こんなに長かったかと思うぐらい歩く。標高850mあたりから少し右にそれ、急降下。はじめは広い斜面だが、すぐに痩せ尾根になり、スノーシューを一歩一歩、足位置を確かめながら降りる。前回よりも積雪は増えたようだ。雪の無いところも多少あったが、630mピークを超え、鶴見への分岐の先までスノーシューを履く。あとは、ヤブ尾根を下り、鉄塔に出て、巡視路を下る。なんとか明るいうちに戻れた。
オフ会でミノマタに登ったとき、北側の比較的近くに、上谷山が見えた。原谷の左岸尾根と右岸尾根を周回すれば行けそうだ。徳山ダム側からもいつか登ってみようと思うが、今回は、原谷まわりを周回して上谷山に行こうと思う。
【日付】2014年2月16日(日)
【山域】美濃
【メンバー】単独
【天候】曇り時々晴れ
【ルート】鶴見杉原橋8:05---8:10池太沢夜叉隧道8:20---原谷林道---9:10堰堤先の植林尾根---10:50P816m---植林尾根---14:25原谷林道---14:55池太沢夜叉隧道15:05---15:10鶴見杉原橋
原谷右岸尾根は、ミノマタオフ会の下山で歩いたので状況は分かった。GPSにトレースもある。左岸尾根の状況は、全く分からない。先に車で様子を見に行く。トンネル(池太沢夜叉隧道)を抜けるとすぐに原谷・藤橋川で太郎橋がかかっている。橋の向こう側が左岸尾根だが、結構険しそうだ。トンネルを出てすぐのところに、林道が、原谷右岸を登っている。この林道を登ればなんとかなりそうだ。車を鶴見杉原橋のところに戻し、出発。まず、状況のよく分からない原谷左岸尾根を登ることにした。
池太沢夜叉隧道を今度は歩いて通過する。ほとんど車は通らない。距離は長い。軽トラが1台、4駆らしい軽が2台通過して行った。トンネルを抜け、林道を歩く。積雪は30cmくらい。硬い。登山靴のまま、歩く。左岸にどのようにして渡るのか探しながら歩いていると、橋がかかっていた。先ほど通過していった4駆らしい車が2台停まっていた。オレンジ色の服を着た人が2人いた。ハンターだ。
ハンターに、橋を渡って尾根尻のところから登っていいか確認すると、そこは今から獲物を狙う場所なので困ると言う。このまま林道を進み堰堤があるから、その先の自然林と植林の境が登りやすいと教えてくれた。鹿をこっちへ追い払ってくれ、と頼まれる。
林道の積雪は50cm程度。古い轍の跡がある。その窪んだところに鹿の足跡が続く。しばらく靴のまま歩いたが、歩きにくくなってきたので、スノーシューを履く。堰堤があり、その先の左岸斜面は植林に変わる。林道から原谷へはかなりの段差がある。原谷は水量もそこそこ流れている。なんとか対岸に渡り、あとは少々ヤブの斜面を登って行く。急登。ライフルの銃声が三発聞こえた。
結構長い急登。左は植林、右は雑木林。モミの木の大木があった。高度を上げるとブナが出て来た。稜線に上がると、国道側は、完全にブナ林。植林とブナ林の境の稜線を歩く。快適。
尾根はそれほど幅は広くないが歩きにくいことはない。左手に展望が広がると、これから登る稜線のピークが見えた。右手には急斜面がはるか下に続きその先に徳山ダムが見えた。
[attachment=6]IMG_0064.jpg[/attachment]
稜線斜面を登り、尾根幅が広がったところが、ピーク816m。少し下降して、今度は990mピークに稜線は登って行く。ここから結構まだ長い。朝、手間取ったこともあり、このまま周回すると周回はできそうだが、上谷山には寄れそうもない。上谷山に行けなかったら意味がない。今日はここまでとして、出直すことにした。徳山ダムを眺めながら休憩し、今登ってきた自分のスノーシュー跡をのんびり戻る。
【日付】2014年2月21日(金)
【山域】美濃
【メンバー】単独
【天候】晴れのち曇り時々晴れ
【ルート】鶴見杉原橋7:10---7:15池太沢夜叉隧道7:25---原谷林道---7:45堰堤先の植林尾根---9:50P816m---P990m---12:20鏡山---上谷山分岐---12:50上谷山13:25---上谷山分岐---15:10ミノマタ---原谷右岸尾根---17:30鶴見杉原橋
22日は福井でオフ会。朝6時に集合。金曜日仕事が終わってからだと辛い。有休も沢山残っているので、21日は休みにした。移動は夕方でいいので昼間は山に行こうと思う。3連休、雪上歩きの3日間にしようと思い、はじめはトガスと思っていたが、美濃に向かいながら気が変わった。天気がいい。上谷山に行こうと。
鶴見に車を置いて、池太沢夜叉隧道をまず歩く。今日は平日で、ダムへ出勤する車が次から次へ通って行く。トンネルを歩いていると車の爆音が少々怖い。トンネル出口で左に曲がり原谷林道を遡上していく。今日はハンターはいない。雪は硬いので靴のまま歩く。堰堤を超えしばらく行ったところで渡渉した。斜面には全く雪がない。標高600mくらいになってやっと雪が覆ってきた。スノーシューを履く。前回の私のスノーシューの跡が行き帰り分残っている。他の足跡は無い。こんなところを歩く物好きは私ぐらいか?雪は硬い。
稜線に上がると気持ちのいいブナ林。南には雷倉。雲もあるが青空もある。稜線を進むと、左はこれから登るピークの展望。右下には徳山ダム。ブナ林の稜線斜面を登るとピーク816mに着いた。徳山湖に掛かる白い橋が印象的。その奥の白い山、能郷白山は山頂に雲が掛かっている。
[attachment=5]IMG_2587.jpg[/attachment]
[attachment=4]IMG_2591.jpg[/attachment]
ここまでは前回歩いている。気持ちのいいブナ林の回廊はどうやらここまでで、ここから先は少し歩きづらい。尾根が細り、木も邪魔なところが続いた。ブッシュが積雪の脇から覗いているところもあった。ピーク990mに近づくと再びブナ林だが細い木が多かった。このころから空は曇ってしまった。天気予報は午後からよかったはずだが…。
ピーク990mで広い雪原になる。方向を確かめながら進むと、はるか下の方に鏡山への細い稜線が見えるのでそちらに向かって斜面を下る。しばらく起伏のあまりない稜線を歩いたのち、今度は鏡山への登り。急登が続く。雪が硬いところはいいが、柔らかくなっているところは登りつらい。木につかまって登る。
鏡山山頂にはプレートは見当たらなかった。なだらかな斜面を西から北に向かう。木には雪の塊が沢山付いている。その樹林の向こうに徳山湖が見える。なだらかな斜面を登ると、上谷山に着いた。風が少々出て来た。西斜面の樹林は風で揺れているが上谷山山頂にはほとんど風は無い。徳山湖を眺めながら食事。時間も押しているので急いでカレーうどんつくり、コーヒーを沸かす。
[attachment=3]IMG_2604.jpg[/attachment]
[attachment=2]IMG_2608.jpg[/attachment]
上谷山分岐からミノマタへの稜線には、いったん広い斜面を降りる。前方に、険しそうな山が2つ見える。五蛇池と蕎麦粒だろうか。ここもいつか登ってみたい。斜面の谷状になったところを下ると、そこから先はミノマタへの稜線が続く。小さな雪庇が続く。のんびり歩く。
[attachment=1]IMG_0360.jpg[/attachment]
ミノマタへの斜面は疲れてきたこともあってか長い。雪が硬くて登り易かったのでまだましなのだろう。振り返ると、今歩いてきた鏡山、上谷山がよく見える。残念ながら天気は曇ったまま。斜面を登りきってミノマタに着く。ここまでくればあとは一度歩いた道を降りるだけ。一安心。
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まだ先は長い。ブナの稜線を東に向かって延々と歩く。こんなに長かったかと思うぐらい歩く。標高850mあたりから少し右にそれ、急降下。はじめは広い斜面だが、すぐに痩せ尾根になり、スノーシューを一歩一歩、足位置を確かめながら降りる。前回よりも積雪は増えたようだ。雪の無いところも多少あったが、630mピークを超え、鶴見への分岐の先までスノーシューを履く。あとは、ヤブ尾根を下り、鉄塔に出て、巡視路を下る。なんとか明るいうちに戻れた。