おはようございます、山日和さん。
元々は土曜か日曜に行くつもりだったが、孫が家に泊りに来るというので月曜に変更した。
これがまさに大当たり。申し分のない青空の下で満開の霧氷を楽しむことができた。
まさしく大当たりです。
木梶林道を進むにつれ雪の量が増えて来たが、キワラ大滝を過ぎても轍は続いていた。積雪は車の腹を擦る寸前だ。轍がなければ早々に断念しているところだろう。スタックの不安が頭を掠め始めたところで轍は終わっていた。鳴滝展望所の少し手前である。ここまで入れるのと入れないのとではかなり違う。
車を降りてすぐにスノーシューを装着した。昨日のものと思われるスノーシューとツボ足のトレースが雪面に残されていた。20~30センチの雪を踏みしめて林道を進む。岩壁からの水の滴りはすべて氷柱となって壁面を飾っている。
前日千石林道の車止めにまったく雪が無かったのとは大違いですね。
北東尾根に乗ってしまえば傾斜も緩んで散歩ムードとなった。そして期待通り霧氷の花がチラホラと咲き始める。ふと気が付くとどこから現われたのか下りのスノーシューのトレースが再び残されていた。これはひょっとしたらあの人のものかもしれない。
木原谷対岸に見える木梶山の山稜は全面霧氷に覆われて見事な眺めだ。歩いているこの尾根もだんだん霧氷のボリュームが増えてきた。見上げると霧氷の隙間から覗く青空が美しい。しかし目指す山頂方面はガスに包まれている。辿り着く頃には太陽が姿を見せてくれるだろうか。
やっぱり霧氷には青空がいいですね。
この日は息子の結婚式の後撮りを桑名の六華苑でしておりました。
赤ゾレ池へ向かって件のトレースを追う。ほぼダイレクトに下り立った赤ゾレ池は、直径5mほど氷が顔を覗かせているだけで、知らなければただの雪原にしか見えない。慎重に近付いてストックを雪に突き刺してみると、50センチほど下で固い層に突き当たった。これは完全に凍結している。2人を呼んで池の真ん中の氷に乗って記念撮影だ。
池のほとりでランチタイムとする。太陽は顔を出したり隠れたりだが、日が当たればポカポカと暖かい。気温そのものは氷点下だろうが、太陽の力は偉大なものだ。
三者三様に鍋ランチを楽しむ。「今日も元気だビールがうまい」という昔のCMを思い出した。馬駈辻側の斜面に広がる霧氷の森は殊の外美しい。このシチュエーションで食するランチタイムはまさに至福の刻と言わずして何と言おう。
いいですねえ。前日の強風とは大違い・・・
まだまだ霧氷のアーケードは続く。東のP1316mへ続くこの尾根は、南側は展望が開け、北側斜面は大木が並ぶブナとミズナラの森が続くという、ふたつの魅力を持っている。
グーさんの(断言してしまおう)トレースは途中で左折して、木原谷右俣の二俣へと延びていた。正確には「二俣から」だが。
我々はP1316m手前からシロヤシオの尾根を辿ろう。雪はよく締まって歩きやすい。この尾根も霧氷のプロムナード。シロヤシオに付いた霧氷はまた違う趣がある。
途中からツボ足トレースが現われた。上部にはなかったので、途中で断念したのだろうか。この積雪でツボ足だとちょっとキツいかもしれない。
充分に楽しまれたようでよかったです。
前日、私もツボ足でした。
滑りやすいので途中でスノーシューを脱いだが完全なモナカ雪で、表面の堅い層を踏み抜けばズボッと沈み込んで歩きにくいことこの上ない。抵抗なく沈んでくれた方が楽である。
それでもさすがに雪山の下りは速く、ほどなく木原谷の二俣に下り立った。右俣方面からはグーさんのトレースが合流している。
サラサラの新雪も一晩で表面が固まったようですね。
昨日ならまったくのガスの中、無彩色の風景を目にしただけだっただろう。一日違いでフルカラーの自然の芸術に入れた僥倖を噛みしめながら、雪が少し融け始めた林道を下った。
ハハハ・・良かったですね。
この日のヒキウス平は最高だったろうなあ・・・
わりばし