山日和さん、ご一緒ありがとうございました。
【日 付】2013年4月14日(日)
【山 域】飛騨 栗ヶ岳1728.5m
【天 候】晴れ
【メンバー】ひいちゃん、山日和
【コース】駐車地6:30---7:20とうぞう谷・はげくら谷出合---8:40尾根に乗る---11:05 P1614m---12:00栗ヶ岳12:15
---12:30 P1740m 13:45---16:15廃林道---17:30駐車地
栗ヶ谷の林道は完全に除雪されていた。車でサーッと走り抜けるのもいいが、川の流れや少し時期遅れのふき
のとうを目で追いながら歩くのも悪くはない。
ひいちゃんは天狗山のスノー衆パート1以来の山らしく、自分の体力に自信が無さげで不安が拭えないようだ。
肩関節や指関節の調子が悪く山を休んでいたら、あっという間に3ケ月も経ってしまって足も体も浦島太郎状態でした。
引っ張り出して貰ってありがとうございました。
当初計画して頂いた山に自信がなく急遽変更のお願い、東に振ってもらって助かりました。
地図がなくても頭に入ってるから大丈夫とは、流石の山日和さん。
林道をまっすぐ行くと籾糠山と猿ケ馬場山。
もう一昨年の事になりますね、月日の経つのは早~いです。
- お猿さん
先行パーティーがはげくら谷を渡渉していた。大人数で少し手間取っているようだ。
我々は下流で渡渉して合流した。スキーが1名とワカンが6名ほどのパーティーで、できれば御前岳と栗ヶ岳の両
方を狙いたいと言う。我々も気持ちは同じだが、未踏の栗ヶ岳だけでも十分満足できるだろう。
山岳会のメンバーさんのようでしたね。
私くらいの年齢の女性もいらっしゃいました。
1740mJPへの尾根へ向かうパーティーと別れてはげくら谷へ入る。
たんぽぽさんのレポから2週間が経過しており、標高の低いこのあたりではすっかり雪も消えているのではと心配
していたのだが杞憂だった。
上部で地図にある林道の形が再び現われたところでスノーシューを履く。はげくら谷の右俣をぐるっと回り込
んだところから尾根に取り付いた。なかなかの急斜面である。末端まで行った方が楽だったかもしれない。
末端まで行かなくてもここも上がれそうなんて、えらそうな事言っちゃって 笑。
尾根に乗ってしまえばこちらのものだ。最初の内は痩せて雪も少なく林相も貧弱だったが、しばらく登るうち
にブナ林が広がり始めた。
ここ1~2日で新雪が積もったようで、この時期特有の雪の汚れもなく雪面は美しい。重たい雪ながらスノーシュ
ーの沈みは10センチ程度で、ラッセルというほどでもなく快適な登りだ。
いよいよ始まりましたね~
雪がないかもと心配されていましたが、とても綺麗な雪でした。
快適 かいてき♪
真新しい大きな足跡があった。紛れもなくクマである。谷へ向かって下りて行ったようだ。進行方向でなくて
良かったと顔を見合わせた。
結構大きなクマちゃんの足跡はまだ崩れていなかったので時間的にそう早いものではなさそうでしたね。
会いたかったかもですが、私は遭遇しなくて助かりました。
- 熊さん
1614m標高点へ突き上げるこの尾根は実にいい尾根だ。前回御前岳への登りに使った隣の尾根よりもブナが多
くスッキリしている。Ca1490mピークまで来ると後方の視界が開け、人形山から金剛堂山、白木峰と並ぶ山嶺は
真っ白だ。見上げる1614mピークも白いドームで雪はたっぷり残っている。この山域の賞味期限はまだまだ終わ
っていないようだ。
綺麗な気持ちの良い尾根でしたねー♪
P1614まで来るともうそれはそれはパラダイス。
苦手な登りも心ウキウキワクワク、しんどくても久しぶりに登れて気持ちはハイでした。
広い雪面に気持ちよくトレースを刻んで1614mピークに立った。これから歩く栗ヶ岳方面の稜線は、一部にサ
サが出ているものの快適な雪尾根歩きを約束してくれている。
東を見れば霞みがちながら御岳と北アルプスの山並みが見える。ただ、山の形がはっきりせず、どれがどの山
か特定できない程度の視程だ。
ここまではノートレースだったが、このピークには栗ヶ岳から往復したのか登りと下りのトレースが残ってい
た。
このあたりから壊れかけていたスノーシューが分解寸前の様相を呈してきた。最後のご奉公をと思って持って
来たのだが、ついに寿命が来たようだ。
買ってから今年で8シーズン目。よく働いてくれた。もう少しだけ頑張ってくれよ。
ずいぶん離れて歩いていたのでスノーシューの状態はお昼に言われるまで分かりませんでした。
道理で、ここから笹薮に突っ込んだら良いのにと思ってましたがトラバースしてたのね。
雪が割れたらと怖かったです。
途中でツボ足の単独者とすれ違った。御前岳を往復してきたのだするとずいぶん足が速い。
先ほどのパーティーは1740mJPから栗ヶ岳へ向かっていた。御前岳はあきらめたようだ。
稜線上は風が強く、油断すると体がふらつくほどだ。ゆっくりランチを楽しむ場所があるだろうか。
次の小ピークへの登りで判断を誤り、直進してササの中を歩けばいいものを、左側に雪を繋ごうとして落とし
穴にはまってしまった。
結局しないでも済んだヤブを漕ぐはめになって尾根に復帰。この時期は雪の状態の見極めを含むルート取りの判
断が重要だ。
想定外の強風にはビックリでしたね。
時々耐風姿勢で忍耐でしたのに、スイスイお気楽に歩いてましたね。
安定してる。
広大な雪尾根を歩いて、稜線上の突起でしかない栗ヶ岳の山頂に立った。三角点が露出しており、南斜面はサ
サが出ていた。目の前には御前岳と猿ヶ馬場、その横には籾糠がひと目見ればわかる鋭角のピークを誇っている。
西にはうっすらと白山が見え、手前に三方崩と奥三方、左に振れば日照と馴染みの山々が迎えてくれた。
ちょっと心配していた天気もなんとか持ってくれそうである。
ひいちゃんも3ヶ月ぶりの山にしてはよく頑張った。
ここでゆっくりするにはあまりにも風が強過ぎるので1740mピーク付近でランチ場を探そう。
白木峰、金剛堂山、猪臥山、籾糠山、猿ケ馬場山、日照岳、三方崩山、白山と、向こうに見えるは北アルプスに乗鞍岳と。
長野県、富山県、石川県、岐阜県と・・・
風は強かったですが、今まで登った山々の屏風絵に見とれてたっぷり至福の時の流れでした。
やっぱり、山は良いですね。
気持ちいいですね。
山再開の気持ちになれましたです。
大人数に踏み荒らされた雪尾根を広大な1740mピークへ。
この北東面にはしっかり雪庇が残っていた。とうぞう谷とはげくら谷の二俣に落ちる尾根へ入ったところにブナ
林があり、比較的風も弱そうなのでランチ場とする。
風がないことはないのだが、気温は高くさすがに春を感じさせる風なので冷たさはない。
展望が利かないのは残念だがいいところだ。振り返ればさっきの雪庇が真上に続いてなかなかの見ものである。
P1740に向かう登りかえしも気持ち良かったね。
眺める景色の良さよ~でしたね。
残念ながら今回は御前岳には行かず、ではなく、私の為に行けずでしたが前回歩かれたルートに繋がりましたね。
おめでとう。
別に繋がらんでも良いけどとは仰ってたけど繋げたら嬉しいじゃない。
少々風のあるランチ場でしたが、お天気が良かったから背中ポカポカ良い感じでした。
珍しくコーヒーはカットだったので次回風のない時にね。
下りの尾根は最上部はブナもあり、展望のいい尾根なのだが、少し下ると尾根芯にヒノキの巨木が次々に現わ
れてすっきりしているとは言い難い。それはそれで見ものではあるが、あまり心踊る尾根とは言えないだろう。
多数のトレースで荒れた雪面は歩きにくく、できるだけトレースを外してツボ足で下りた。
それにしてもスキーヤーは別として、我々以外は登りも下りも全員ツボ足で歩いている。スノーシューを履い
た方が断然快適なのに不思議なことだ。
でもよく考えてみたら、数年前なら自分もツボ足で歩いていただろうなと思い返す。
昔はツボ足、わかんだったよね。
雪の多い湧谷山で山スキー、スノーシューそして我々のわかん組が一緒になり、同じ条件での比較が出来て目からウロコだったね。
それから、即お買い上げ 笑。
お試しして頂いてみんなもご購入。
もうこの武器はなくてはならない存在になりましたね。
あれからもう8年も経ち2台目ご購入ですね。
行ってる回数に格段の差があるので、私のはまだまだ健在で助かりますわ。
1320m標高点からはたんぽぽレポにならって右の尾根を選ぶ。
さすがに雪も腐ってきて、時折ズボッとはまってしまうが、地肌が露出しているところもあって歩きやすい尾根
だった。
廃林道へ下りると栗ヶ岳の手前ですれ違った単独者のトレースがあった。
ここにもべっぴんさんのブナちゃんが多かったですね。
時々足を取られ身動き出来ずが何回あったことか。
一度はスノーシューを引っ張り抜いてもらってありがとうございました。
最後の下りは難行苦行・・・苦手で時間かかってしまいごめんなさいでした。
こんなところはどんどん行っちゃうのでずいぶん早い!
たんぽぽさんも得手分野なんだろうな~
再び渡渉をこなしてまだ食べられそうなふきのとうを探しながら林道を歩けば、満足感あふれる今日の山行の
終わりも近い。
余韻を楽しみながらも目はふきのとう探し。
最後の最後まで山を楽しみました。
天狗ではもう山やめなきゃ~状態でしたが、引っ張り出してもらったお陰でもう少し歩いてみようかなと思えるようになりました。
ブナに癒され、真っ白い雪を歩き眺望にも恵まれた素晴らしい山行となり心から感謝しました。
いつもいつも、ありがとございます(^-^)/