山日和さん、今晩は。
【山 域】若狭野坂山地 芦谷山
【天 候】曇り時々小雪
あいにくの天気の中、近いですが来週の様子見・・ではないですね?
だったら横山岳あたりにするでしょうか。
なんとなく思いついたのは野坂山塊。まだ登ったことのない雪の芦谷山へ行ってみよう
一時期私は、敦賀の山を攻めた頃がありました。
全部で六回の敦賀トレイルと称して、野坂岳・岩篭山・西方ヶ岳の敦賀三山を雪の時期に繋げて歩こうというものでした。
芦谷山はその敦賀トレイルのポイントとなる地点でした。
ヒールリフターを立ててスノーシューで小刻みにステップを踏む。全身アイゼンのフレームは小気味良く雪面を噛んで気持ちがいい。
ライトニングアッセントは深雪のラッセル用具としてだけではなく、こういう場面で最大の魅力を発揮する。アイゼンを履くまでもないが、ツボ足だとキックステップで疲れるし、スリップにも気を遣うという時、ライトニングアッセントなら雪面にただ足を押し付けるだけで比類なきグリップを発生してくれるのだ
ん~・・・・。私のデナリアッセント君も良く頑張ってくれているのですが、いけないと思いつつも浮気心が芽生えてきそうです。(^^ゞ
登り切ると大きく展望が開けた。黒河川を挟んで岩篭山から西近江、中山、乗鞍岳へと続く稜線が横たわる
その気持ちの良かった稜線歩きを思い出します。
もっとも、帰りの十キロの黒河林道を抜けたのが、二月というのに八時半となってしまいました・・・。
稜線まではもうひと登りだ。ほどなく野坂岳~芦谷山~三国山へと続く長大な稜線に着いた。
当初この稜線は一気に抜けられるかと思いましたが、さすがに無理でした。
でも後日三国山から芦谷山を目指した時、オーストラリアから来たばかりという相当に日本語もアヤシイ単独の外人さんに抜かれたのですが、マキノスキー場/赤坂山/芦谷山/野坂岳をなんとピストンでやってたみたいでした。異国の地で・・バケモンの類ですね~。
無雪期のこのあたりもいいところなのだが、ブッシュのために雑然とした印象が拭えなかった。
雪の上からブナだけがスックと立ち上がる様は本当に美しい。
ここの無雪期の姿を知らない私としては、秋にも訪れたいですね。
今回は湯をひっくり返すこともなくフルコースを終了。
やはりいつもよりも気を張りましたか?
食後は北へ向かい、野坂岳手前の鞍部から巡視路を下りるつもりだった。車を回収するためには林道歩きが少々長いが、ブナの巨木群に挨拶をしておきたかった。
全く見事なブナたちですよね。
P840mには思わぬワカンの足跡があった。昨日の物とは思えないぐらい新しい。メシを食っている時にここまで来て引き返したのだろうか。
野坂岳からのぶな回廊コースとして、すでに知られているのかもしれませんね。
クルマが二台なら野坂岳へ登り返さずに、巡視路を下ってもいいし。
727mの茶屋谷三角点まで来たがどうも調子が悪い。と言うか、気持ちが悪い。
カレーとビールとしることコーヒーが腹の中で渾然一体となっているせいだろうか。
前進する気もなくなり、ここから北東の尾根に入って、途中から駐車地にほど近いアシ谷林道へ下りることにする
いつもはなんともないのでしたら、やはり原因はカレーとの「食い合わせ」でしょうね。
予定変更は、単独の気楽さゆえですね。
積雪期はどうしても北陸道の東側に目が行ってしまうのだが、スノー衆パート2の大御影山と合わせて、手軽に楽しめて雪もたっぷりという若狭の雪山の良さを再認識することができた一日だった
深山ではなくいわゆる里山あっても、雪が積もっていてぶなもあったりすれば十分楽しめますね。