【山域】鈴鹿 イブネーー雨乞い
【日時】2012年5月19日(土)
【コース】朝明5:10---6:0ハト峰---6:45ヒロ沢---8:00お金明神---9:40クラシ---9:50銚子ヶ岳---10:40イブネ---11:47雨乞
---12:35七人山---13:40コクイ谷出合い---15:10青岳---15:21キノコ岩---16:21ブナ清水---17:20朝明
【メンバ】独り
最近しっかり歩いていないのでちょっと欲張ってみようかな。ただどこまで歩けるか分からない。そこでどこでも
エスケープのできる朝明を取り巻くコースを選定。長丁場なので早立ちとする。
朝明5時着。さすがにこの時間なら誰もいないと思ったら、管理人さんがいた。ありゃりゃ!駐車料金免除のセコイ期待も
あえなく萎む。しかし早いなあ。何時からいるんですかと聞くがそれには答えず今日はいい天気ですよとの返事。どちらまでと
聞かれるのでイブネに雨乞いと答える。だからこんなに早いのです。
今日はホントにいい天気。雲ひとつ無い快晴だよ。気分よく登っていくとハト峰手前で携帯が鳴る。6時の目覚ましが動き
出した。ハト峰峠着が丁度6時か。いいタイミングだ。手帳に到着時刻を記入しようとして、今回が丁度500回目の登山になる
ことに気付く。確か先週の山でも気づいていて次回は折角なので素晴らしい山をやろうかなどと思っていたのだが、すっかり
忘れていた。又こうして何時もの山に来ている。まあいいか。今日はこのロングコースを焦らずじっくり歩けたらよしと
しよう、そう思って進むことにする。

- ハト峰から御在所方面を見る
まずはハト峰に上がる。ここは方向が悪くて伊勢平野方面が見えないのが残念だがいいところである。すぐ後ろに水場が
あるのもありがたい。又ここでテント泊がしたいなあと思う。次にヒロ沢を下る。気持ちの良い下りだ。車中で聞いていたCDに
あった「精霊流し」の曲が何故か頭の中に響いている。どんな関係があるのだろう。そしてここでの心配は愛知川の渡渉は
うまく行くかなということ。来てみると意外に水量が少ない。これなら石飛でいける。頭の中で足置き位置をシュミレーション
して無事渡渉完了。ヤレヤレお腹が空いてきたのでドラ焼きを一つ食べる。朝しっかり食べてきたのにすぐにお腹の空く
我が胃袋だ。
ここからは目の前の尾根に取り付く。適当に這い上がると稜線上は良い道が付いている。藪もなく歩きやすい。時々
シャクナゲが花をつけているところに出くわす。あまり多くはないが、それだけにたまに見るとうれしくてついつい写真を
撮ってしまう。しかしこの咲き様はちょっと寂しい。はずれ年かな。当たり年のシャクナゲはすごいらしいがまだ見たことが無い。
しばらく行くとキツネ峠着。風流な看板がある。そしてどんどん行けばお金峠だ。ここからお金明神へ行くには少し下ら
なければならない。どうしようかなと迷うが今日は焦らずじっくりがテーマである。ここまで来てお金明神に挨拶しないのも
悪かろうと下っていく。ここの下りは初めてだったが意外に明瞭な道が付いていて迷うことなく目的に到着。いつもながら
不思議なモニュメントを黙って眺める。

- お金明神ーーいつ見ても不思議
まだまだ元気のある頃で、何の問題もなく尾根に復帰。そのまま進んでいってワサビ峠からは登りとなる。クラシ北尾根だ。
シャクナゲを期待するが先ほど同様花はチョロチョロ。今年はこんなものか。やせ尾根をコワゴワ通過してクラシに到着。
そしてまたお腹が空いてきた。ランチランチとお腹が叫ぶ。ドラ焼きを途中で2つも食べているのに我慢できないらしい。
まあそれでもなだめすかして銚子ヶ岳までやってくる。今日のランチ場所はここなのだ。熊の戸平の向こうにイブネとクラシを
取り巻く展望地。空はまだ快晴が続いている。5月の日差しはきついが夏ほどの暑さではなく木陰に移動することもない気分。
冷やしてきたビールで喉の渇きを潤しラーメンを作る。いいなあ。携帯の電源を見るとアンテナが立っている。ここでも
入るのか、試しにメールも送ってみた。5月連休でメール操作中に鍋をひっくり返したので今日は慎重に操作する。それに
してもこんなところで連絡が取れるなんて。すごい時代だなあ。
ランチの後は熊の戸平に行く。のんくんが書いていた看板を見るのが今日の宿題みたいなもの。何度も行った場所へ足を運べば
いつもの水流が現れる。この場所にある水の流れ。テント泊には最適だしオフ会にしてもいいところ。やっぱり又泊まりたい。
それにしても標識がない。写真の感じからすぐ見つかると思っていたがない。ハテ?違う場所か。よく分からない。めぼしそうな
木を見ていくがない。だんだん面倒になってきた。そしてもういいやとあきらめてイブネに向かって登りだす。標識があっても
なくても良いところには違いないのだから。
イブネに行くと、人とすれ違うようになる。一般道なのだ。遮るもののないこのイブネ頂上は暑い。タテヤマリンドウが
そこここに咲いている。この花はいろんなところで見るけど結構強い花なのだろう。道に沿っていくといつしか杉峠だ。
ここではたくさんの人が休んでいる。皆武平峠から雨乞いへ登った人らしい。雨乞へは一番楽な道なのだろう。立ち上がると
コクイ谷方面に降りていった。

- タテヤマリンドウ
さてここからが登りか。急な斜面だけに効率はいい。エッチラエッチラ行けば途中でいい展望が待っていた。振り返ると
イブネ方面が良く見える。遠くが霞んではいるものの鈴鹿の山は皆見える。すごいすごい。そして雨乞い着。到着とすれ違いに
去っていった人たちがいて頂上は自分ひとりでになった。ちょっと意外。展望のないここより東雨乞いの方が休むにはいいの
だろう。オレンジを食べ雨乞いの池で小さなおたまじゃくしが無数にいるのを見てから東雨乞いへ向かう。

- 雨乞いの途中からイブネを見る
実はこの頃まだ時間に余裕があった事から、ひょっとしたら御在所も行けるのではといったとんでもない考えが頭をよぎっていた。
武平峠に向かう途中の尾根から登れば行けるかもなどと。とりあえず東雨乞いまで来るとここはすごい人だ。雨乞いの頂上で
話した人によると峠は駐車場も広くなって駐車し易くなっているとのこと。きっとその関係なんだろう。続々と上がってくる。
展望もいいし申し分ないが、人が多すぎて特に休む気にもなれず、すぐに出発する。
きれいに刈り込まれた笹薮道はまだ上がってくる人で一杯。七人山への分岐でしばし迷う。御在所へ行こうか七人山へ行こうか
一度御在所方面に行きかけるがやっぱり古武士のブナがみたいのと愛知川で以前見た花が又見られるかもとの思いから引き返し
七人山へ向かう。前回ここで足をつったが今日は大丈夫そうだ。なんなく頂上着。すぐそばの雨乞いが笹薮で覆われているのに
ここはすっきりとしたブナ林。いったい何の違いなんだろう。広くゆったりとした頂上はテントで泊まってみたくなる場所。
水場があれば最高だろう。ふと見ると足元に小さな花。なんだろう。あまり見たことがない気がする。図鑑を取り出してみると
○○○○とある。へー。初めて認識した。かわいいもんだね。
そして古武士のブナへ。急な斜面を下りて目的地付近の高度になるが見当たらない。きょろきょろしていると意外な方向にあった。
まったくこれほど見る方向によって異なるブナもないもんだ。見栄えのいい方向から写真をぱちり。
さてここからまっすぐ愛知川へ下る。どう降りてもいいところだ。難なく下ったところは、おそらく対岸あたりが来週のオフ会
場所だ。そのままあ川沿いに下ると本日見たかった花に遭遇。時期的にどうかと思ったがやっぱり来て良かった。
コクイ谷出合でまた迷う。こっから御在所へ行こうかな。まだそんなことを考えている。500m近くもある登り返しだよ。
時間的に行けなくもないが帰りが遅くなりそう。迷ったがやっぱりやめ。当初予定通りのコースとする。これだって普通に
考えれば大変なんだから。でも気分的にはすごく楽になった。キノコ岩ぐらいならまず問題ないからだ。上水晶谷を横切って
から尾根に取りつく。ここらあたりまで来るとさすがにバテテくる。やっぱり御在所まで回らなくてよかった。そう思いながら
進む。まだかまだかと思いつつ行けばやっとの思いで県境尾根に到着した。途端にいい道だ。何人かの人にもすれ違う。
もうここまでくれば大丈夫。せっかくなので青岳まで行って国見尾根の天狗岩、揺るぎ岩を遠望する。誰もいない静かなピークだ
ねえ。持参したパイン缶をここで開ける。美味!子供の頃はこれがすごいごちそうだったなあと不意に思い出す。
ここからちんたら気分で行けばすぐにキノコ岩。上ってみるとはからずも今日歩いてきた道がよく見渡せる。ハト峰、作ヶ峰、
イブネ、雨乞い...よく歩いてい来たなあと感慨にふける。こういう感動は久しぶりだ。
そして今日の旅の終わりはブナ清水、稜線から降りるときは毎回同じところを歩けずに適当に降りていたのだが、最近は道が
整備されてきており、迷うことがなくなった。これだけ有名になっているのだからやはりこうあるべきだろう。
それでも着いたブナ清水は以前と変わらず静かなたたずまい。思いのほか多量の水が湧き出ておりあたりの新緑を一層引き立てている。
やっぱりいいところだ。又お腹がすいてきたがドラ焼きがもうない。非常食のようにして持っている一口羊羹を代わりに
コーヒーとともに食す。おいしい。でもこの羊羹先月で賞味期限切れだ。まあ関係ないか。
ロングコースは好天に恵まれ最後は鈴鹿でも屈指の休憩所でコーヒータイムができ満ち足りた気分で朝明に戻った。
久々に歩いたなあ。
Kasaya
。