一年でもっとも日没が早い時期だ。暗い中、弥山川に沿うトレースを追う。斜めになった岩が濡れていて、しかも落ち葉が積もっている。渓谷沿いの橋や鉄製階段、橋の木桁は抜け落ちたり、朽ち果てている。ロープも痛んでいるし、鎖も緩んでいる。
長い年月の間に設置と再設置を繰り返してきた痕跡をたどって歩く。こうした人工物は基本的に、風雨や落石、大雨、台風による土砂流出で、常に劣化のリスクにさらされている。加えて、ここが大峯の行場だったと聞けば、実際に歩かずとも、ルートの険悪さは十分に伝わってくる。
ここの管理者さんは誰なんだろう。宗教法人や地元行政、それと看板から判断すると林野庁(環境省)も絡んでいるのか。ただ、維持管理・整備は実質的に行われておらず、すべて自己責任の世界らしい。
ルーファイが難しいという人もいるが、沢登りや岩登りを経験する人にとっては、難易度はそれなりだ。
さっそく目の前に現れた釜滝の迫力に、否応なしに気分が高揚する。仙人嵓のテラスに立ち、念願の双門の滝を拝んだ。次に、巌双門を探して高度を落としていく。
この目で見た時の感動たるや・・・思わず声が漏れるほどだった。息をこらして、しばし立ち尽くした。口をついて出てくるのは賛辞ばかり。岩を穿った壮大な門は、悠久の時を超えて立ち現れた神秘そのものだった。
立ち去りがたい気持ちに見切りをつけ、前進。 再び川沿いに降り、ガレた広河原を行く。標高1500メートルを越えて本流を捨て、左岸支流に入った。狼平をめざそう。丁寧にルーファイして、避難小屋前へ。
張り詰めていた気持ちが解け、一気にリラックスモードに切り替わった。帰路、おまけで頂仙岳に登ってみる。それから金引尾根分岐に立った。
葉を落としたブナの疎林に息を飲む。樹の根元周りの苔に、陽が斜めに射してきらきら光る。善行を積んできた私へのごほうびとしては出来すぎだ。
金引橋に向かって降りる、降りる。最後は熊渡にゴールして仲間とグータッチで締めくくった。
一年でもっとも日没が早い時期だ。暗い中、弥山川に沿うトレースを追う。斜めになった岩が濡れていて、しかも落ち葉が積もっている。渓谷沿いの橋や鉄製階段、橋の木桁は抜け落ちたり、朽ち果てている。ロープも痛んでいるし、鎖も緩んでいる。
長い年月の間に設置と再設置を繰り返してきた痕跡をたどって歩く。こうした人工物は基本的に、風雨や落石、大雨、台風による土砂流出で、常に劣化のリスクにさらされている。加えて、ここが大峯の行場だったと聞けば、実際に歩かずとも、ルートの険悪さは十分に伝わってくる。
ここの管理者さんは誰なんだろう。宗教法人や地元行政、それと看板から判断すると林野庁(環境省)も絡んでいるのか。ただ、維持管理・整備は実質的に行われておらず、すべて自己責任の世界らしい。
ルーファイが難しいという人もいるが、沢登りや岩登りを経験する人にとっては、難易度はそれなりだ。
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さっそく目の前に現れた釜滝の迫力に、否応なしに気分が高揚する。仙人嵓のテラスに立ち、念願の双門の滝を拝んだ。次に、巌双門を探して高度を落としていく。
この目で見た時の感動たるや・・・思わず声が漏れるほどだった。息をこらして、しばし立ち尽くした。口をついて出てくるのは賛辞ばかり。岩を穿った壮大な門は、悠久の時を超えて立ち現れた神秘そのものだった。
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立ち去りがたい気持ちに見切りをつけ、前進。 再び川沿いに降り、ガレた広河原を行く。標高1500メートルを越えて本流を捨て、左岸支流に入った。狼平をめざそう。丁寧にルーファイして、避難小屋前へ。
張り詰めていた気持ちが解け、一気にリラックスモードに切り替わった。帰路、おまけで頂仙岳に登ってみる。それから金引尾根分岐に立った。
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葉を落としたブナの疎林に息を飲む。樹の根元周りの苔に、陽が斜めに射してきらきら光る。善行を積んできた私へのごほうびとしては出来すぎだ。
金引橋に向かって降りる、降りる。最後は熊渡にゴールして仲間とグータッチで締めくくった。