【越前】道元の道を歩く 吉峰寺から大佛寺山、永平寺へ

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Re: 【越前】道元の道を歩く 吉峰寺から大佛寺山、永平寺へ

by 山日和 » 2025年12月05日(金) 22:55

satoさん、どうもです。お疲れさまでした。

道元の道への山旅、楽しかったですね。このコースは以前気になって歩こうと思ったのですが、
その時は、別のお山に行ってしまい、そのままになっていました。

そうだったんですね。久しぶりの普通の登山道歩きは気楽でよかったです。

えちぜん鉄道は、私も初めて乗りました。永平寺口駅の駅舎は、レトロなかわいい駅舎でしたね。
女性の駅員さんも味がありました。
入って来た電車もかわいくて、この電車に乗るのね、とうれしくなりました。


ローカル線の電車は超久しぶりでした。なかなか味わい深い鉄道でしたね。
こういうスタイルの山行もいいもんです。


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線路は、民家のすぐ脇を通っていて、車窓の風景もほのぼのとうつくしく見入っていました。
そう、若い運転手さん、声を出して指をさして安全確認をしていて、かっこよかったです。

そんなに若かったかなあ。そうは見えませんでしたが。
最近は女性の運転士もいるみたいですね。

駅から吉峰寺までは、3㎞くらい?ありましたが、
ひこばえが生えそろった田んぼの向こうに佇む赤茶色の鷲ヶ岳、みつまた山、水無山の山並みや、
集落の家々を眺めるが楽しくて飽きませんでした。かわゆい柴ワンちゃんにも出会えました。
見事なイチョウの木がそびえ立つお寺も拝観することができましたね。

いつもなら車で通り過ぎてしまう山麓への道も味わいがありましたね。
犬に舐められて手がベトベトになってましたね。 :mrgreen:


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道元が修行した吉峰寺は、泰澄が開いたと言い伝えられているのですね。
しんとして厳かな空気に満ちたお寺でした。


いいお寺でした。山麓までの途中に「大型バスはこちら」という標識があったところを見ると、バスで来る団体客もいるということかな。

ここから永平寺までの山道は、道元が通ったといわれ、祖跡コースと呼ばれる道。杉林を抜けると明るい雑木林に。
見上げた空は青く澄み渡り、木々の紅葉も残っていて、かさかさと落ち葉を踏みしめながら、楽しく登っていきました。
木立の間からは、まっ白な白山も見えてドキドキしました。

この尾根道はまったく期待していませんでしたが、予想外にいい登山道でしたね。
真夏は歩く気がしないだろうけど。

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急登を終えると祝山。11時になっていたので、ここからペースを少し上げることに。
でも、極上ナメコを見つけてしまい、そのまま通り過ぎることができませんでした。


satoさん、ひとりでしぶとく採ってましたね。私が先に進んでたら走って追い付いてきました。 :lol:

仙尾山周辺からは,清々しいブナ林が続いていきましたね。加越国境稜線と白山を眺めながらの素敵な稜線歩きでした。

若い木ばかりだけど、これだけブナ林があるとは思ってなかったので頬が緩みましたね。

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大佛寺山の山頂は、ぽけっとしてしまういい山頂でしたね。
大観光地の永平寺の裏山なので、にぎわっているのではと思っていたのですが、誰もいない。
眼下に九頭竜川沿いの里、目の前には加越国境の山やま、そしてかなたに白く輝く白山を眺める素敵な山頂を独占できてしあわせでした。


予想外に貸し切りの山頂でしたね。ヤマップを見てみると意外に記録が少なかった。
永平寺ダムからだと簡単に登れるのに、あまり人気がないみたいですね。
展望も良く、いい山頂でした。 :D


P1000794_1.JPG

お山の上から見たえちぜん鉄道は、おもちゃのようでしたね。スピードもゆっくりで、漫画のイモムシみたいでした。

satoさんが発見したけど、私はどこを走ってるのかなかなか見つけられませんでした。

大佛寺山からの下りのトラバース道からの風景もこころに沁みました。
谷に降り立つと空気が変わり、そこが大佛寺跡でした。礎石のような苔むした石があり、
岩の下には石仏が祀られていて、聖なる地を感じました。

この下りの道の風情もなかなかでした。大佛寺跡はそこだけが異世界のようでしたね。

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永平寺ダムもひっそりとしていましたね。
ダムの下に落ちていくような階段を見ながら「あの階段を下れたらなぁ。でも危ないから立ち入り禁止だろうね」とお話ししながらダム堤を渡り、
入り口を見たらやはり施錠していました。
大回りの林道に向かう前、なんとなく案内板を見ると、なんと手前の階段に遊歩道の線が。
戻ると、こちらには門がありませんでした。案内板を見てよかったです。
遠目には怖そうでしたが、歩くと何でもない階段でしたね。緻密に計算して作られた階段なのだなぁ、すごいと思いました。


あの案内板チェックはグッジョブでしたね。そのまま車道を歩くと結構な遠回り。
遠くから見たらあんな階段降りられるんかいなと思いましたが、行ってみると快適で面白かったですね。

永平寺の敷地内に入ると、そこは大観光地。リュックを背負った私たちは浮いていましたね。

まさか越前竹原から歩いてきたとは誰も思わないでしょう。 :mrgreen:

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昭和の空気漂うお店を覗きながらの参道歩きも面白かったです。
永平寺といえば胡麻豆腐、むかし訪れた時、買ったなぁと思い出し、そうだ、母にあげようと思い、私も買いました。


やっぱりここへ来たら胡麻豆腐を買わないと。

バス停に着いたのが、16時過ぎ。16時15分発のバスに乗るのにちょうどいい時間でした。

事前の調査では16時30分発しかないと思ってましたが、ラッキーでした。

ことことと、バスに揺られながら到着した永平寺口駅前には、人だかりが。
レンガ造りの建物にイルミネーションの飾りつけをしていました。
かつての変電所をリノベーション中とか。やさしい福井弁に触れ、ほんわかした気持ちで駐車地に戻りました。


何があるのかと思いましたね。味わい深いレンガ造りの古い建築物でした。

吉峰寺と永平寺を結ぶ祖跡の道は、想像をはるかに上回る素晴らしい道でした。
あまり歩かれていない感じがしましたが、ほんとうにいい道でしたね。
電車とバスを使い、より味わい深い山旅になりました。ありがとうございました。


たまにはこういうのもいいですね。
時間が読めるし、やっぱり登山道は楽やわ。 :lol:

              山日和

Re: 【越前】道元の道を歩く 吉峰寺から大佛寺山、永平寺へ

by sato » 2025年12月04日(木) 17:01

山日和さま

こんにちは。
道元の道への山旅、楽しかったですね。このコースは以前気になって歩こうと思ったのですが、
その時は、別のお山に行ってしまい、そのままになっていました。
山日和さんからご提案があった時、うれしかったです。

えちぜん鉄道は、私も初めて乗りました。永平寺口駅の駅舎は、レトロなかわいい駅舎でしたね。
女性の駅員さんも味がありました。
入って来た電車もかわいくて、この電車に乗るのね、とうれしくなりました。
線路は、民家のすぐ脇を通っていて、車窓の風景もほのぼのとうつくしく見入っていました。
そう、若い運転手さん、声を出して指をさして安全確認をしていて、かっこよかったです。
竹原駅も風情がありましたね。すれ違いの電車が、うっすらと残る朝靄を突き抜けて現れた時は、
映画のワンシーンを見ているようでした。

駅から吉峰寺までは、3㎞くらい?ありましたが、
ひこばえが生えそろった田んぼの向こうに佇む赤茶色の鷲ヶ岳、みつまた山、水無山の山並みや、
集落の家々を眺めるが楽しくて飽きませんでした。かわゆい柴ワンちゃんにも出会えました。
見事なイチョウの木がそびえ立つお寺も拝観することができましたね。

道元が修行した吉峰寺は、泰澄が開いたと言い伝えられているのですね。
しんとして厳かな空気に満ちたお寺でした。

ここから永平寺までの山道は、道元が通ったといわれ、祖跡コースと呼ばれる道。杉林を抜けると明るい雑木林に。
見上げた空は青く澄み渡り、木々の紅葉も残っていて、かさかさと落ち葉を踏みしめながら、楽しく登っていきました。
木立の間からは、まっ白な白山も見えてドキドキしました。

急登を終えると祝山。11時になっていたので、ここからペースを少し上げることに。
でも、極上ナメコを見つけてしまい、そのまま通り過ぎることができませんでした。

仙尾山周辺からは,清々しいブナ林が続いていきましたね。加越国境稜線と白山を眺めながらの素敵な稜線歩きでした。
荒島岳、銀杏峰部子山のうつくしいお姿にもうっとり。
大佛寺山周辺では、南側の谷の源頭が描くやさしい風景に見入っていました。

大佛寺山の山頂は、ぽけっとしてしまういい山頂でしたね。
大観光地の永平寺の裏山なので、にぎわっているのではと思っていたのですが、誰もいない。
眼下に九頭竜川沿いの里、目の前には加越国境の山やま、そしてかなたに白く輝く白山を眺める素敵な山頂を独占できてしあわせでした。
お山の上から見たえちぜん鉄道は、おもちゃのようでしたね。スピードもゆっくりで、漫画のイモムシみたいでした。
ぽかぽかとあたたかくて、バスの時間が気になりつつ1時間以上くつろいでしまいましたね。

大佛寺山からの下りのトラバース道からの風景もこころに沁みました。
谷に降り立つと空気が変わり、そこが大佛寺跡でした。礎石のような苔むした石があり、
岩の下には石仏が祀られていて、聖なる地を感じました。

ここからの谷道は、歩きにくく滑りやすい箇所もありましたが、水の流れがうつくしく目を楽しませてくれました。
石段の跡もあり、信仰の道の面影を静かに伝えていました。

永平寺ダムもひっそりとしていましたね。
ダムの下に落ちていくような階段を見ながら「あの階段を下れたらなぁ。でも危ないから立ち入り禁止だろうね」とお話ししながらダム堤を渡り、
入り口を見たらやはり施錠していました。
大回りの林道に向かう前、なんとなく案内板を見ると、なんと手前の階段に遊歩道の線が。
戻ると、こちらには門がありませんでした。案内板を見てよかったです。
遠目には怖そうでしたが、歩くと何でもない階段でしたね。緻密に計算して作られた階段なのだなぁ、すごいと思いました。

永平寺の敷地内に入ると、そこは大観光地。リュックを背負った私たちは浮いていましたね。
昭和の空気漂うお店を覗きながらの参道歩きも面白かったです。
永平寺といえば胡麻豆腐、むかし訪れた時、買ったなぁと思い出し、そうだ、母にあげようと思い、私も買いました。

バス停に着いたのが、16時過ぎ。16時15分発のバスに乗るのにちょうどいい時間でした。
ことことと、バスに揺られながら到着した永平寺口駅前には、人だかりが。
レンガ造りの建物にイルミネーションの飾りつけをしていました。
かつての変電所をリノベーション中とか。やさしい福井弁に触れ、ほんわかした気持ちで駐車地に戻りました。

吉峰寺と永平寺を結ぶ祖跡の道は、想像をはるかに上回る素晴らしい道でした。
あまり歩かれていない感じがしましたが、ほんとうにいい道でしたね。
電車とバスを使い、より味わい深い山旅になりました。ありがとうございました。

sato

【越前】道元の道を歩く 吉峰寺から大佛寺山、永平寺へ

by 山日和 » 2025年12月03日(水) 23:04

【日 付】2025年11月29日(土)
【山 域】越前 大佛寺山周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】越前竹原駅8:20---9:05吉峰寺9:20---10:50祝山11:05---11:50仙尾山---12:50大佛寺山14:00---
     15:05永平寺ダム---15:45永平寺

 えちぜん鉄道の永平寺口駅を初めて訪れた。ここから越前竹原駅まで鉄道を利用して、吉峰寺(きっぽうじ)
から仙尾山(せんのおさん)を経て大佛寺山へ至り、永平寺へ下山しようとう縦走コースだ。
 切符売り場の朗らかなおばちゃんから「竹原は無人駅だから先頭のドアしか開かないので注意して」と説明
を受ける。いかにも県外からの客らしい風体を見て親切に教えてくれたのだろう。
 2両編成のかわいい電車がホームに入ってきた。なるほど、ワンマン運行なので無人駅では運転士が切符を
回収する必要があるのだ。運転士は常に安全確認のための指差呼称で忙しい。

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 ガタゴトと揺れながら越前竹原駅に到着。ここで福井行きの電車とすれ違う。
ホームに走ってきた高校生が間に合わず、肩を落として待合室に戻って行った。次の電車は30分後だ。
 吉峰寺を目指して車道を歩き出した。今日は快晴だが朝の空気は冷たい。
北側には先日登った三ツ尾の前衛のみつまた山を真ん中に鷲ヶ岳と水無山が両脇を固めている。
みつまた山と三ツ尾は逆に書かれている資料もあるのだが、どちらが正しいのだろう。
(増永廸男氏の「福井の山150」では先日登ったピークがみつまた山となっている)

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 朝日に輝く大きなイチョウの木が目に入った。お寺のようだ。
興行寺と書かれた山門をくぐると、一面に真っ黄色のイチョウの落葉の絨毯が散り敷かれた美しい境内と対面
した。これほどのイチョウの落葉を見たのは初めてかもしれない。
行き交う車もほとんどない田舎道を行く。吉峰の集落を抜けると吉峰寺参道の入口に着いた。
 ここから大佛寺山を経て永平寺へと至る道は租跡コースと呼ばれている。
1200年前に泰澄が開いたと言われる老梅山吉峰寺は曹洞宗の開祖、道元が永平寺を開山する前に居留していた
寺であり、長い尾根を歩いて大佛寺山の直下にまず大佛寺を開いた。これが永平寺の前身であり、あまりに山奥
深いため参拝しづらいということで今の永平寺に場所を移したということである。
道元はここで「正法眼蔵」を書き始めたという。

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 徹通坂と呼ばれる長い石段を上がって行く。つづら折れに続く苔むした石段は、鬱蒼とした杉林に包まれて
荘厳な雰囲気を醸し出していた。曲がり角に必ずある石仏は参拝する人々を見守ってきたのだろう。
吉峰寺の境内も落ち着いた佇まいで迎えてくれる。本堂の前でひと息入れて服装を整えた。
横手には道元が座禅を組んだと伝えられる座禅岩がある。


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 本堂の裏手から植林の道に入る。しばらく歩くとあたりは自然林に変わった。よく整備された歩きやすい道は
標高の低いこともあって紅葉が目を楽しませてくれる。
 左後ろに目をやると真っ白な山塊が目に飛び込んできた。白山だ。昨日の雨は当然雪だったのだろう。
まわりの黒い山の中で白山だけが神々しく白く輝いていた。
 主稜線へ至るこの尾根道は意外に長く、ようやく祝山(三角点大谷)に到着した時には1時間半が経過していた。


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 次のピーク、仙尾山に向けて踏み出したところでナメコを発見。味噌汁サイズの形のいいナメコがびっしりと
付いている。先週、当面はナメコに困らないぐらい収穫したのでスルーしようとしたのだが、satoさんは未練が
あるようでひとり刈り取っていた。稜線の真下には上がってきた林道が並行して走っている。
 一度林道に下りて、仙尾山の登り口で再び山道に入る。今日の最高点である仙尾山までひと頑張り。
山頂には南側から巡視路が上がってきており、これから進む方向へ幅広く刈り開かれた道が続いていた。


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 緩やかにアップダウンする道は林相も良く、葉をすっかり落としたブナ林は展望が素晴らしい。
終始白山と加越国境稜線を眺められる稜線歩きだ。南側には能郷白山や荒島岳の姿も望むことができる。
 左下に池が見えた。「血脈の池」と呼ばれるこの池にはおどろおどろしい伝説があるようだが、見たところ杉林
の中のお世辞にも美しいとは言えない池だったので、見下ろすだけにとどめておいた。

 大佛寺山頂に到着。予想に反してこの快晴無風の登山日和に誰も登っていない。
予定より少し遅くなったが下山は早いのでのんびりしていこう。と言っても永平寺からのバスの時間があるので
ほどほどにしなければ。
白山と加越国境稜線方面は遮るもののない展望が開けているので、そちらを向いて腰を降ろす。
眼下には九頭竜川の河岸台地が細長く延びている。
おもちゃの鉄道のようなえちぜん鉄道の電車が走っているのが見えた。


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 14時になった。そろそろ下山にかかろう。今日はふつうの登山道なので時間が読めるから気が楽である。
南側の急斜面に付けられたジグザグの道を下ると、そこだけが杉林に包まれた小台地が現れた。大佛寺跡である。
こんなところに寺院を開いたとは思えない狭い場所だ。
石組みの下に祀られた何体かの石仏があり、見上げる明るい雑木林と対照的な空間を作り出していた。

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 谷沿いに下る道は石段が設えられているが、崩れかけている上に滑りやすく油断できない。
小さなナメ滝が右の谷から出合うと左に虎班の滝への道を分ける。当初はこの滝見物も予定していたが、滝まで
200mという標識を見てカットすることに決定。
広い遊歩道風の道に変わると大佛湖の水面が光って見えた。

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 永平寺ダムのダム湖である大佛湖は名前とは裏腹に小さな湖だ。
右岸の林道からダム堤を渡って左岸の林道へ。ダム本体の両側には80mを一気に下る階段が作られていた。
ダムの案内板を見ると右岸側の階段が遊歩道の一部になっているようだ。林道をそのまま進むと相当な遠回りに
なる。左岸側の階段は関係者以外立入禁止になっていたので右岸の階段も同様だと思っていたのだが、右岸階段
の入口に戻ってみるとちゃんと標識があった。
遠目には強烈な傾斜の階段に見えたのだが、無数の折り返しで緩やかになっており、高い手すりがあるので恐さ
はまったくない。ただ岩壁から滲み出したのだろうか階段が水浸しになっており、スニーカーを履いて歩けば足
がびしょ濡れになってしまうだろう。
下から見上げるダムの中心には白布を垂らしたように一条の水流を落としていた。

 もう時間の心配はない。永平寺に近付くにつれ、曹洞宗大本山の空気が漂ってくるような気がした。
観光客で賑わう山門前でバスに乗るために汗まみれの服を着替える。
 バス停まで立ち並ぶみやげ物屋を冷やかしながら歩く。
永平寺と言えば胡麻豆腐を思い起こす。一軒の店で胡麻豆腐を買い求めてバスの客となった。
永平寺口の駅までほんのひと時のバス旅である。こういう山旅のエピローグもいいものだ。

                     山日和

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