【京都北山】久多川樋ノ谷からイチゴ谷山

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展開ビュー トピックのレビュー: 【京都北山】久多川樋ノ谷からイチゴ谷山

Re: 【京都北山】久多川樋ノ谷からイチゴ谷山

by 山日和 » 2025年8月25日(月) 20:29

satoさん、どうもです。

お盆休みは、ご家族と賑やかなお時間を過ごされたのかなと思いましたが、久多の谷を楽しんでいらっしゃったのですね。

1日だけですけどね。あとは子供と孫の付き合いでした。 :lol:

久多川上流域の谷は、私も『渓谷』を読んで惹きこまれました。
岩屋谷、上ノ谷右俣左俣、久良谷を山日和さんとご一緒させていただきましたが、どの谷も趣深かったです。


satoさんに「渓谷」を借りて面白そうな谷をチェックしてました。
久多川のオグロ谷もそうでしたね。

先ずは志古淵神社のお詣りですね。そう、安曇川流域には、7社の主要な「しこぶち神社」があります。
「しこぶち」という名の神社は15社、神社跡は2社あるそうです。
「しこ」は「怖ろしい、醜い」、「ぶち」は「淵」の意味。
「しこぶち様」は、怖ろしい岩や淵を次々と越えなければならない危険と隣り合わせのいかだ流しを見守ってくださる神様なのですね。


同じ音でも表記が違うのが面白いですね。それぞれどんな意味が込められているんでしょう。
京都府側の大見の方だったかにもあるみたいですね。


IMG_20250816_081032_1_1.jpg

樋ノ谷は、地図を見ると二俣まで広くて緩やか。植林の前は田んぼだったのでしょうね。
右俣に入り少し進むと自然林になるのですね。


そうかもしれません。二俣まで楽なのはいいけど、谷が半分終わっちゃいました。 :mrgreen:

お写真の、カツラの巨木が屹立している黒い岩壁の大滝は、厳かな空気を感じますね。
カツラの木は、直瀑の滝の真ん中に鎮座されているのですね。森の神様のようですね。
『渓谷』では、この滝の高巻きがシビアに書かれているのですが、すんなり越えられましたか。


初めて見るような滝でしたね。松永川の大滝川の二俣にもありましたが、滝の高さが違うので迫力があります。
カツラの太さは大滝川の方が巨樹の貫禄がありますが。
「渓谷」では左から巻いてたのかな。観察すると右の方が巻きやすい感じだったので、右から上がりました。
それほど恐いところはなかったですね。
hillwandererさんはカツラをホールドにしながら直登してますが。


P8160033_1.JPG

爽やかな自然林の中を滑り落ちる30m!の滝も素晴らしいですね。
谷の上流で、このような開放感あふれるうつくしい風景に出会えるとこころときめきますね。


圧迫感がなくて心穏やかな空間でした。とにかく明るいのがいいですね。

P8160055_1.JPG
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でも、その上は倒木帯なのですね。

50年前の「渓谷」の遡行図に書いてあるままだとは思いませんでした。

そして、そこを抜けると、平和な源頭ですか。
真夏の陽射しを受けて鮮やかな緑色に煌めく木々の葉を見上げながら、ゆらりゆらりと稜線へと近づいていく。
いいですねぇ。


源頭の風景は素晴らしいです。あれぐらいの詰めなら楽なんだけど。 :D


P8160080_1.JPG

909mは、カラ滝山と呼ばれるのですね。
何年か前に高島トレイルが小川の思子淵神社まで延長されたので、その時案内板も設置されたのですね。


なるほど、それで「小川」と書いた道標があるんですね。
肝心のカラ滝というのはどこのことなんだろう?

3つの緑色の「イチゴ谷山」の山名板は覚えています。イチゴ谷山は久多の人々がつけた山名で、朽木側では平良谷奥と呼んでいて、892.1mの点名になったのですね。

なるほど、そういうことでしたか。それならあの山名板の表記もおかしくないのかもですね。


P8160106_1.JPG

イチゴ谷山までの稜線上では、樹形のうつくしい大きなブナとトチに出会えますね。
あのブナの木を眺めながら、ランチタイムを楽しまれたのだなぁ、と。

ランチ場のロケーションは大事です。冴えない場所だとビールも美味しくないし。 :mrgreen:

下りは、・685の尾根を歩かれたのですね。

これは別に期待もしてなかったけど、その通りでした。 :lol:

レポを楽しませていただきながら、イチゴ谷山は、地味ですが、味わい深いお山だなぁとあらためて感じました。

7年ほど前に市後谷左岸尾根から経ヶ岳~三国岳~天狗峠~府大演習林と周回した時に初めて登りましたが、思ったよりいい山だなと感じました。
もっと植林臭いイメージだったので。しかしなんで市後谷山と書かないんでしょうねえ。

私もまた訪れたくなりました。
山日和さん、今度は朽木側からいかがでしょうか。ずっと気になっている谷があります。
登山口には、思子淵神社もあります。


染ヶ谷ですね。これはぜひ訪れたいと思います。 :D

                 山日和

Re: 【京都北山】久多川樋ノ谷からイチゴ谷山

by sato » 2025年8月24日(日) 21:14

山日和さま

こんばんは。
お盆休みは、ご家族と賑やかなお時間を過ごされたのかなと思いましたが、久多の谷を楽しんでいらっしゃったのですね。
安曇川の流れをすぐ横で感じながら暮らす私にとって、上流の山々はしみじみとした愛着を感じます。
久多川上流域の谷は、私も『渓谷』を読んで惹きこまれました。
岩屋谷、上ノ谷右俣左俣、久良谷を山日和さんとご一緒させていただきましたが、どの谷も趣深かったです。
樋ノ谷左俣は、ナメや小滝が続いてきれいだろうなぁ、でも滝の高巻きが怖そう、と読みながら思ったのを思い出しました。
どんな沢山旅だったのだろう、ワクワクしながら読ませていただきました。

先ずは志古淵神社のお詣りですね。そう、安曇川流域には、7社の主要な「しこぶち神社」があります。
「しこぶち」という名の神社は15社、神社跡は2社あるそうです。
「しこ」は「怖ろしい、醜い」、「ぶち」は「淵」の意味。
「しこぶち様」は、怖ろしい岩や淵を次々と越えなければならない危険と隣り合わせのいかだ流しを見守ってくださる神様なのですね。

樋ノ谷は、地図を見ると二俣まで広くて緩やか。植林の前は田んぼだったのでしょうね。
右俣に入り少し進むと自然林になるのですね。
お写真の、カツラの巨木が屹立している黒い岩壁の大滝は、厳かな空気を感じますね。
カツラの木は、直瀑の滝の真ん中に鎮座されているのですね。森の神様のようですね。
『渓谷』では、この滝の高巻きがシビアに書かれているのですが、すんなり越えられましたか。
爽やかな自然林の中を滑り落ちる30m!の滝も素晴らしいですね。
谷の上流で、このような開放感あふれるうつくしい風景に出会えるとこころときめきますね。
でも、その上は倒木帯なのですね。

そして、そこを抜けると、平和な源頭ですか。
真夏の陽射しを受けて鮮やかな緑色に煌めく木々の葉を見上げながら、ゆらりゆらりと稜線へと近づいていく。
いいですねぇ。

909mは、カラ滝山と呼ばれるのですね。
何年か前に高島トレイルが小川の思子淵神社まで延長されたので、その時案内板も設置されたのですね。
3つの緑色の「イチゴ谷山」の山名板は覚えています。イチゴ谷山は久多の人々がつけた山名で、
朽木側では平良谷奥と呼んでいて、892,1mの点名になったのですね。
イチゴ谷山までの稜線上では、樹形のうつくしい大きなブナとトチに出会えますね。
あのブナの木を眺めながら、ランチタイムを楽しまれたのだなぁ、と。
下りは、・685の尾根を歩かれたのですね。

レポを楽しませていただきながら、イチゴ谷山は、地味ですが、味わい深いお山だなぁとあらためて感じました。
私もまた訪れたくなりました。
山日和さん、今度は朽木側からいかがでしょうか。ずっと気になっている谷があります。
登山口には、思子淵神社もあります。

sato

【京都北山】久多川樋ノ谷からイチゴ谷山

by 山日和 » 2025年8月19日(火) 22:38

【日 付】2025年8月16日(土)
【山 域】京都北山 久多周辺
【天 候】晴れ
【コース】樋ノ谷出合8:50---9:15二俣---10:20 30m滝10:35---11:55カラ滝山13:35---13:50イチゴ谷山
     ---14:10尾根分岐---1505車道---15:35駐車地

 朝一番、久多中の町にある志古淵神社に詣でる。創建年代は不詳らしいが、江戸時代初期に建立された現在の
本殿は実に趣きがあり、手前の拝殿や鳥居と形作る空間は厳かな空気を醸し出している。
安曇川流域には7つの「しこぶち神社」があり、その表記も「思子淵」「志子淵」「信興淵」とさまざまで、安曇川
の筏流しを護る神様である「しこぶちさん」を祀っている。いつか機会を作って他の「しこぶちさん」にも参拝
してみたいものだ。

 樋ノ谷出合にはわかりやすい看板があった。久多川流域のすべての谷の出合に名前を記した看板があるのは漁協
の管理のためだろう。
樋ノ谷は西尾寿一氏監修の「渓谷」シリーズに記載があるが、hillwandererさんが昨年訪れた記録以外にはまったく
見当たらない谷である。
 民家の横を抜けて樋ノ谷沿いの杣道に入る。よく手入れされた植林の中の道だ。平々凡々とした道だが、流れに
は時折美しいナメが現れるが水量は乏しい。


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 杣道を辿るとあっという間に二俣に到着。距離的にはもう半分を消化してしまったことになる。
ここで沢装備を装着するが、ロープはザックに入れてきたものの、ガチャ類を車に置いてきてしまった。
まあ、いつも持ってても使うことはないので、無理をしなければ大丈夫だろう。
 あたりは相変わらずの植林だが、暗くはないので気持がいい。岩盤が真っ黒なので、これで谷が暗ければ気分
まで暗くなってしまうところである。

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 林相が自然林に変わると小滝が連続し始めた。さすがに芦生の尾根続きの谷だけあって、雰囲気は芦生に似た
ものがある。
 長さ10mほどの1枚岩の緩いナメ滝が登場して期待を抱かせる。続くL20mのナメ滝を快適に進むと15mはありそう
な大滝が現れた。驚いたのは滝の高さではなく、流れの横に刺さるように直立したカツラの巨木だ。
滝の際に立つ巨木はたまに見るのだが、これは滝のど真ん中に天を衝くように屹立している。こんな滝は初めて見た。
滝の守り神のように立つカツラは近寄るのも憚られるような荘厳な空気を生み出していた。
右から巻き上がると次に現れたはY字型の20m滝。傾斜が緩いので快適に直登して行く。


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 大きな滝も終わりかと進むとラスボスか現れた。水量が少なく何段にも分かれているので迫力は乏しいが、上部
の方が岩壁が広がり明るい空間となった見事な大滝だ。全部合わせると30mぐらいはあるだろうか。
明るいので高さのわりに威圧感はない。
中段に腰を降ろしてぼんやり滝を眺めながら一服。やはりこの季節は沢以外考えられない。

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 「渓谷」の遡行図に載っていた倒木帯はさすがになくなっているだろうと思っていたら、凄い倒木帯が現れて驚いた。
「渓谷」の記録は50年前のものである。それから半世紀の内に何度も大水に襲われたはずなのに、倒木帯は流されず
に健在だったのである。
 倒木帯を過ぎると谷は源流の装いを見せ始めた。水流はほとんどなくなり、サワグルミがぽつぽつと立つ穏やかな
流れが続く。
源頭ではシカの食害のせいだろうか、まったくヤブ無しのV字ならぬ半円形の緩やかなカーブを描く平和な風景を見
せてくれた。こういう源頭は大歓迎だ。


P8160083_1.JPG

 ほどなく京滋府県境稜線に到達。ここは高島トレイル南端の最終地点である。
北に1分進めば909m標高点。高島トレイルのカラ滝山の標識と一緒にイチゴ谷山(ヘラ谷奥)最高点と称する立派な
山名板があった。892.1mの三角点ヘラ谷奥のあるピークがイチゴ谷山のはずだが、その間のピークにも「イチゴ谷山
中峰」という山名板がぶら下がっていた。
イチゴ谷山を三つ子のピークとして捉えるのはまだわかるが、どのピークにも三角点名のヘラ谷奥を併記するのはど
うなのかと思った。三角点名はあくまで測量の基準としてのピンポイントで付けられた名称であって、山の名前とは
意味合いが違うからである。


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 カラ滝山からは木の間越しに比良の武奈ヶ岳から打見山方面の眺めが得られる。
山頂から少し下るとブナ林があり、風が通る場所を選んで一番太いブナを眺めながらランチタイムとする。
今日も日陰は涼しく快適だ。
 食後は中峰、イチゴ谷山と越えて次のピークから久多川へ下る尾根を選んだ。この尾根は初見だが、この近辺の
他の尾根と比べて特にヤブが濃いということもないだろう。
結果的には可もなく不可もなしというところ。部分的にヤブに阻まれるところもあったが、なんとなく踏み跡がある
ようで、下部では植林の中の杣道を辿って1時間足らずで久多川沿いの車道に着地。
ポツンと一軒だけ打ち捨てられた廃屋が侘しさを誘っていた。

                     山日和

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