柳川さん こんにちは
赤坂谷源流。
ゆっくりと、繰り返し、繰り返し唱えてみる。
あかさかだにげんりゅう、
あかさかだにげんりゅう……
ああ、なんといい響きなのだろう。
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
と、繰り返すと浄土へ往生できます。
当時、この国道421号線(旧石榑林道)はウネウネと石榑峠へ登っていく狭い道だった。
私はたぶん菰野町内で一番多く旧道峠を越えた人間だと思います。
トンネル工事代は私が半分負担してもいいくらいですが、一銭も払っていません。
まあ古い車に乗ってバカ高い自動車税と重量税を払っているのでこれくらいの恩恵は
あっても良かろうとは思います。
1時間ほどの林道歩きで、スマイバノ谷の源頭部の築堤に着いた。
ここで山道に入り、小さな乗越を越えて、すぐ下の未舗装林道を横切るとカシラコ谷だ。
この地名を聞くとスナイパーとカラシニコフAK-47連想してしまいます。映画の見過ぎ加茂。
こんなところまで林道が来ているんだ。
去年だったか、三重県側から八風峠を越えて赤坂谷出合まで下りましたが、林道に面食らいました。
もっと前に誰かが書いていましたが。
このあたりに倒壊した造林小屋があるはずだが、もう撤去されてしまったのかなと思っていると、
小さな支流の向こう岸につぶれた屋根が見えた。
これって撤去はしないんでしょうね。コスト掛るから。
材木やトタンは土に還るでしょう。
小さな流れを飛び、向こう岸の平たい石に左足を乗せたとたん、その石がグラリと手前に揺れた。
あっ、と思ったがもう遅い。身体は後ろ向きに転倒を始めた。
頭ではまずいと思っていても、一連の動作を制御できなくて重力に任せるしかないときはありますね。
もう、どうにも止まらない~♪ みたいな。
そうやって足の上に大石が載りかけたことが3回ほどあります。
身体を左にひねり、手をつこうとしたが、その手も滑ってしまい、
足先よりも低くなったお尻が流れに入って、ジャボッと着水した。
しかし、さらに転倒モーメントが残っていて、
そのままの勢いで、お尻より低くなった左半身が肩まで水没。
なんで、こんな小川の岸で逆立ちに寝転んで、水に浸からなければいけないのだ?
よーく分ります。ごく浅い渡渉で氷の巻いた石の乗って転倒ずぶ濡れ・・・カコワルーイ経験あり。
引力を発見したニュートンに文句の一つも言いたくなります。
まあ、川の石で頭を打たなくてよかった、よかった。
これも、普段から徳を積んでいるおかげだ。
徳はもちろん悪いことではありませんが、自力の徳に頼ってはいけません。
阿弥陀仏の本願を信じて念仏申さば、悪人も往生できます。
この鈴鹿で遊んだ日々の情景が、頭の中を巡っていく。
そしてここには、あと何度来られるのだろうか。
ふと、「もう来ることはないかも知れんなあ」と思ったので、
今日は「山頂には用はない。」なんてことは言わずに、ちゃんと立ち寄っていくことにする。
なんかしみじみとしていますね。鈴鹿にお別れを言いにきたような寂しさを感じます。
私も行く先々で、ここはもう一生来ないかもしれないという感慨を抱くことがあります。
人生の残り時間なんて若いうちは考えたこともなかったのに、リアルに計算できるようになってきました。
洞吹から老衰になり、そのうち下半身が漏水になります。でも、ただちにそうなるわけじゃないので
気力だけは保ってくださいませ。
西山峠の古い痕跡、大平の尾根への分岐点、段木への分岐点、南峠の水場など、
懐かしい場所を次々と通って行く。
この付近、胸のすく東側の展望は鈴鹿でも指折りですね。私のお家も肉眼で見えます。
ふと左手を見ると、木々の間に仙香池(メガネ池)が縦走路からまる見えだった。
ここまでササが弱るとはねえ。見えそうで見えないのが慎み深くていいのですが。
霊仙山の最高点と三角点の間、背丈を超える笹のトンネルを抜けていたところは、
今、どうなっているんだろうか。
そんなもん今頃ありますかいな。
●最後にちょっとだけ、どうでもええ話しをどうぞ。
国道421号、蓼畑の新道の橋の横に「道の駅 奥永源寺渓流の里」ができていた。
行ってきましたよん。張りぼてでもいいからもうちょいと建物の化粧せんと行けませんね。
そして道路端には巨大看板をおっ立てねばなりません。
今は学校丸出しで、通り客を逃がしています。
それはいいが、軽食・喫茶コーナーの、「地産地消 ”いかきん茶屋”」にあったトップメニューが、
「100%近江牛・自分で焼く”東近江バーガー”」1600円なり。
これには私も驚きました。旧永源寺町民は所得水準が高いのかと思いました。
しかも自分で焼く? 大阪人なら「ワレ、なめとんのか」と言うんじゃないでしょうか。
ご飯の堤防でカレーを堰き止めた「永源寺ダムカレー」にはちょっと和みました。値段も庶民的。
1600円のバーガーより驚いたのは「フナ鮨のアイスクリーム」
この組み合わせ考えた人は頭がぶっ飛んでますね。食べたくないけど。
ミニ水族館も面白いし、登山用具を売っているのも驚き。何やかやとユニークな道の駅でした。
ただメイン店舗の品ぞろえはやや寂しい。土地柄の利として、山採りの山菜やキノコを置くといいと思います。
ハリマオ