【鈴鹿南部】 能登ヶ峰・仙ヶ岳・御所平・ベンケイ-田村川両側稜線周回

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Re: 【鈴鹿南部】 能登ヶ峰・仙ヶ岳・御所平・ベンケイ-田村川両側稜線周回

by kitayama-walk » 2012年12月15日(土) 21:54

 SHIGEKIさん、おばんです。

> よか 周遊ルートでんなぁ!! 実は、ワシの地形図にもいつぞや書き込んでまんにゃわ~。けど、何時間かかるんやろ?

 そう、よか周回ルートでんねん。サクラグチの方もよかよかでっせ。是非いっぺん歩いてみなはれ。4月になれば日が長くなるから、
8時にスタートすれば暗くなるまでには下山できます。
 http://kitayamawa.exblog.jp/17843584/

> そないにあわてて歩かんでもええやろ・・・とかなんとか、言い訳して決行できてませんでした。

 せっかちな質なんで、どうしても、せっせ、せっせと歩いてしまうんです。

> ブログの画像も拝見しました。 素晴らしいですね。数年後の退職の暁には必ずトレースさせていただきます。

 ありがとうごさいました。数年後と言わずに、来年春頃には、いや新緑の季節(5月)がいいんじゃないでしょうか。

Re: 【鈴鹿南部】 能登ヶ峰・仙ヶ岳・御所平・ベンケイ-田村川両側稜線周回

by kitayama-walk » 2012年12月15日(土) 01:37

 biwacoさん、おばんです。

> 1週間前のことなのに忘れてることばかりで、このボケ頭にウンザリです。「××の頭(かしら)」って名前のピークがよくあります
> けど、私のは「ボケダニの頭」とでも名付けますか?


 まあ、それは大なり小なりありますでしょう。特に固有名詞が出てこない。だから、あれがこうしたとか、それはどうだとか。指示代名詞
のオンパレードになります。「あれじゃ、わからないでしょう!」と言われていませんか?

> 能登ヶ峰側は初めてだったので、「鹿の楽園」では可愛いバンビにセンベイでもあげようかな?なんて思ってました。

 「鹿の楽園」とはよく言ったものですが、僕はまだ鹿を見たことがありません。でも、通行手形(鹿の角)を拾ったことがあります。

> 能登ヶ峰までは植林ばかりと聞いてウンザリしましたが、思ったより眺望もありましたね。
> ウンコは落ちてました。他にタヌキ?の溜め糞も


 黒滝から能登ヶ峰までは植林の中ですが、まあ1時間ほどの辛抱なんで、時折展望があるのでまずますですね。
 やっぱり、うんこは気になりますか? 登山道の真ん中に大胆に山盛りになっていましたからね。人糞でなくてよかったです。

> シャクナゲにアセビに落ちてくる雪…。けっこうヤブっぽい尾根でした。(>_<)

 いや、なんの、これしきのシャクナゲではへこたれません。蕎麦粒山のシャクナゲは手強かったなぁ。雪が落ちてきて首筋に入ると
冷たかったですね。

> 2週間前のリベンジランチでした。今日は鶏足神社も穢していないしトリメシはやめてシーフードにしたからバチは当たらんやろ?と
> は思ってたんですけどね…。


 食い物の恨みは何とやらと言いますが、リベンジランチなら、やっぱり再び鶏飯でしょう。鶏飯をあの磐座に備えて拝み倒してから
食べるんとちゃいますか。罰は当たっていないんとちゃいます? 古いテルモスなくしたのはご愛敬です。

> 登り下りの連続に老体が付いて行けず、心臓バクバクの亀歩きになってしまいました。(@_@;)

 いやあ、一体どうしたん?と思ってしまいました。犬帰りの険から仙ヶ岳まではちょっとしたアップダウンがありますが、2週間前にも
同じところを歩いたはずですが。今回は、その前のシャクナゲ尾根の登りが応えたのでしょうか?

> 公民館への道で立ちくらみ症状に襲われてしまいましたけど、kitayamaさんのお姿があまりに神々しかったからでは決してありま
> せんので、あしからず。


 最後の着地も何とか闇下前にできたので、ほっとしていたところです。何せ最後のところで、biwacoさんを放っておくことはできませ
んので。今回はちょっとロングルートになりましたが、まずまずのコースでした。これに懲りずにまた行きましょう。

Re: 【鈴鹿南部】 能登ヶ峰・仙ヶ岳・御所平・ベンケイ-田村川両側稜線周回

by SHIGEKI » 2012年12月12日(水) 23:16

kitayama-walkさん biwakoさん こんばんは。
楽園の馬酔木
楽園の馬酔木
"]【日 付】 2012年12月2日(日曜)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】 biwaco、kitayama-walk
【コース】 黒滝公民館-▲能登ヶ峰-鹿の楽園-P696-カタコシ峠-田村川林道ゲート-P826-ca910岩峰-小社峠-
仙ヶ岳-御所谷峠-ヨコネ-御所平-舟石-▲ベンケイ-P637-惣王神社-黒滝公民館


よか 周遊ルート7でんなぁ!!

実は、ワシの地形図にもいつぞや書き込んでまんにゃわ~

けど、何時間かかるんやろ? 

そないにあわてて歩かんでもええやろ・・・・

とかなんとか、言い訳して決行できてませんでした。

ブログの画像も拝見しました。 素晴らしいですね。

数年後の退職の暁には必ずトレースさせていただきます。

元気いただきました。

  では また 鹿フンの展望大地で

        SHIGEKI
添付ファイル
鎌遠望
鎌遠望

Re: 【鈴鹿南部】 能登ヶ峰・仙ヶ岳・御所平・ベンケイ-田村川両側稜線周回

by biwaco » 2012年12月11日(火) 00:09

kitayama-walkさん、お世話になりました。詳細なレポ、思い出しながら読ませてもらいました。
それにしても、1週間前のことなのに忘れてることばかりで、このボケ頭にウンザリです。
「××の頭(かしら)」って名前のピークがよくありますけど、私のは「ボケダニの頭」とでも名付けますか?

【コース】 黒滝公民館-▲能登ヶ峰-鹿の楽園-P696-カタコシ峠-田村川林道ゲート-P826-ca910岩峰-小社峠-仙ヶ岳-御所谷峠-ヨコネ-御所平-舟石-▲ベンケイ-P637-惣王神社-黒滝公民館


 田村川の南側は歩いてるのですが能登ヶ峰側は初めてだったので、「鹿の楽園」では可愛いバンビにセンベイでもあげようかな?なんて思ってました。

 しばらくは植林の中を登っていくことになる。途中、 能登ヶ峰への道標があり、右に折れて進むとやがて右手の樹木がなくなり眺望が開けているところがある。正面にベンケイの山姿があり、ちょうど日が昇ってくるところだ。その右には四方草山や三子山などの鈴鹿峠以北に山並みが見えているのであろう。
 再び植林の中に入り、所々で踏み跡程度になるときもあるが、迷うことはない。小ピークで右に曲がり、鞍部から登り返して左に回っていくと能登ヶ峰の山頂に到着した(8:00)。


能登ヶ峰までは植林ばかりと聞いてウンザリしましたが、思ったより眺望もありましたね。

 稜線の端まで行くと、東側が切れ落ちていて眼下に田村川と林道が走っているのが見える。その向こうには仙ヶ岳の姿も見える。
点在するアセビの樹間をくぐり抜けて進むと、草原のキレットに出てきた。ここが鹿の楽園と呼ばれるところだ。 草原には鹿の通り道なのか、幾筋もの獣道がついている。 このキレットも東側が切れ落ちていて断崖になっている。


バンビはいなかったけど、ウンコは落ちてました。他にタヌキ?の溜め糞も。

鹿の楽園を通過すると、樹林のトンネルに入り、ヤセ尾根に沿って急降下していく。すぐになだらかになって再びアセビの群生したところに出てきた。アセビの中に続く踏み跡を辿ると、P696地点を通過し、再び下りとなるが、書面の登り返しは第二の鹿の楽園のような気配を呈している。 しかし右側に回り込みように進む。


まあ、なんというアセビの密林! 隙間をくぐりながら進むのはまるで迷路です。ヤブコギoffで運動会やるなら障害物競走のフィールドにピッタリです。

 林道を奥に向かって少し歩くと、もう一つコンクリート製の堰堤があり、さらに100mほど行くとゲート前に軽四自動車が止まっていて男性が二人いた。狩猟期なのでハンターかと思ったが、登山者であった。どこに登るのか尋ねたが、あやふやな答えでしかなかったので、それ以上聞かなかった。


デイパックだけの軽装でしたね。我々が左岸の斜面に取り付こうとしたら、「ここ登るんか?付いて行こうかなあ…」とか言ってましたが、「どうぞ~」と言わなかったんで止めたみたいです。山ガツインだったら、こちらから「ご一緒いかが?」と声掛けたのにね、ぜったい(^_-)

 ここでbiwacoさんと県境稜線への取り付きをどうするか協議したが、やはり林道歩きがない方がよいということで、地形図を確認し、ゲートのところから取り付いて、P826のある尾根に乗り、尾根伝いに登り、 犬帰りの険の上部にあるca910岩峰のところに出るコースで行こうということになった。


この尾根、いつか歩きたいと思ってたんです。

 やがて植林とネットがなくなると、今度はシャクナゲが出てきた。 ワーオ!またシャクナゲ地獄かと思ったが、そう密集していなかったので、枝や葉を避けながら登っていく。800m付近から積雪が出てきた。昨夜の雨が山間部では雪になっていたのだ。先頭を行く私がシャクナゲの木を払いながら進むと、時折雪が頭や首筋に落ちてきて冷たい!P826地点をGPSで確認して通過すると、路面は白くなってきて、今冬の初雪山となった。


シャクナゲにアセビに落ちてくる雪…。けっこうヤブっぽい尾根でした。(>_<)

 時刻は11:00、ここまで4時間かかったが、 まずまずのペースなので、 ここでランチタイムとすることにした。2週間前の11/18に歩いたときと同じ場所でのランチタイムである。まずは何はともあれ、アワワで乾杯だ!僕は寒い季節にはよいと思う激辛ラーメン「辛」(韓国輸入品)とおにぎりだ。biwacoさんは象さんの新しいテルモスボトルのお湯でシーフードヌードルとコロッケだ。 さすが新しいテルモスなので保温効果も十分でカップ麺においしくいただいた。


 2週間前のリベンジランチでした。今日は鶏足神社も穢していないしトリメシはやめてシーフードにしたからバチは当たらんやろ?とは思ってたんですけどね…。

 そろそろ腰を上げて出発するときになって、 biwacoさんが「あれ?ない!」と。
 「シャクナゲに ボトル取られて もらいお湯」と発句するbiwacoさんの顔はどこか悲しげであった。まあ、しゃあないでしょう。今からあのシャクナゲ尾根に戻って探すこともできないから、 新しい方でなくてよかったと思うしかない。今回のオチは本当の「落ち」であった。


「死んでもラッパを放しませんでした」というのは日露戦争の兵隊さん。biwa爺は敵の石楠花部隊にあえなくボトルを奪われてしまったのです。
加賀の千代女さん、メイク改ざん、すみませぬ。m(__)m

アップダウンを繰り返しながら、最低鞍部の小社峠からの登り返しはちょっとした急登になっているが、前方から数名のグループが2つ降りてきて、すれ違った。腹ごしらえができたせいもあってか、急登も快適に上がっていくことができる。ちょうど1時間で仙ヶ岳山頂に到達した(13:30)。


登り下りの連続に老体が付いて行けず、心臓バクバクの亀歩きになってしまいました。(@_@;)

 登り切ったところで左折して進むと、ススキの穂の棚引く草原状の台地に出てくる。ここはヨコネ(P832)と呼ばれる御所平台地の北端である。 右手には、能登ヶ峰尾根とサクラグチ尾根が並んで走っており、後方には雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳のシルエットがある。ここからは御所平の最高点(850m)までは草原状の台地を歩くことになる
が、古い崩壊した鹿除けネットがあるので、これに沿って歩けばよい。


このあたりではなんとか胸の動悸も治まってきました。それにしてもkitayamaさんの足はシカより速いんでは?

 ベンケイ尾根は最初急降下し、やがて緩やかになり、鞍部から登り返すことになるが、登り切ったところにベンケイの三等三角点(点名:太郎谷、標高761.56m)がある。樹林の中なので眺望はないが、2、3枚の山名プレートがあった。


 植林のスギばかりの中に例のブナがあるはず…と思いながら下るが、それらしい木はない。と思っていたら、p637のあたりにあった!でもこれがそうなのかどうかは定かでない。
ベンケイ尾根のブナ
ベンケイ尾根のブナ
PC020142.jpg (67.63 KiB) 閲覧された回数 3710 回
やがて植林の中に入り、どんどんと下っていくと前方に集落や神社の建物が見えてくる。着地点は惣王神社(葱玉神社ではない!)の境内であった。時刻は16:40で日没直前であったが、 闇下にならなくて済んだことを感謝してお参りする。


足も心臓もボケダニの頭も限界寸前でした。(>_<)
公民館への道で立ちくらみ症状に襲われてしまいましたけど、kitayamaさんのお姿があまりに神々しかったからでは決してありませんので、あしからず。

ここから車で5分のところにあるダイヤモンド滋賀ゴルフ場に併設されている甲賀温泉「やっぽんぽんの湯」に入浴して疲れを癒した。


その前はJAのお百姓さんのお風呂(400円)、今回はゴルフ場のセレブ温泉(1500円)…kitayamaさんと付き合うといろんな人生経験を楽しめます。(ああ、帰ってからサイフの中身をどうやって埋めよう…(-_-;))

ロングラン、貴重な山行になりました。お疲れさま~(^.^)/~~~

               ~biwaco

【鈴鹿南部】 能登ヶ峰・仙ヶ岳・御所平・ベンケイ-田村川両側稜線周回

by kitayama-walk » 2012年12月10日(月) 21:55

【日 付】 2012年12月2日(日曜)
【天 候】 晴れ後曇り
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】 biwaco、kitayama-walk
【コース】 黒滝公民館-▲能登ヶ峰-鹿の楽園-P696-カタコシ峠-田村川林道ゲート-P826-ca910岩峰-小社峠-
仙ヶ岳-御所谷峠-ヨコネ-御所平-舟石-▲ベンケイ-P637-惣王神社-黒滝公民館

http://kitayamawa.exblog.jp/19303936/

 鈴鹿南部の仙ヶ岳の西側には、田村川と鯎川(うぐいがわ)の2本の川が流れている。この2本の川を挟んで3本の稜線がある。
①田村川の東側にあるのが県境稜線。②田村川と鯎川の挟まれた稜線が能登ヶ峰から横谷山に続く稜線。そして、③鯎川の西側
にあるのが鮎河からサクラグチに続く稜線である。 この3つの稜線を組み合わせて周回する山行を試みてきた。 2008/4/28に②と
③、2008/11/23に①と②、2012/4/1に②と③をそれぞれ組み合わせて歩いている。

 今回は、再び①と②の組み合わせで歩いてみることになるが、①と②の場合、田村川林道に一旦下ることになるが、 それから県
境稜線までのアプローチをどうするかが問題となる。前回は、割谷を遡行して御所平峠に出た。 今回はどうするか検討してみた結
果、3つの案が出た。(1)林道を延々と歩き県境稜線の直下から小岐須峠付近に出る案。(2)割谷の北尾根に乗りP729を経て尾根
伝いに登り小社峠北付近に出る案。 (3)林道ゲート付近(カタコシ峠直下)から尾根に取り付きP826を経て犬帰りの険のトップであ
るca910岩峰に出る案。結果的には最も林道歩きのない(3)を選択して歩いた。かなり急登もあり、シャクナゲに邪魔されたが、1時
間余りで県境稜線に到達できた。黒滝を7:00に出発し、昼食休憩50分を含めて、日没直前の16:45に帰着することができた。
GPS軌跡図
GPS軌跡図
 黒滝公民館前の駐車場に車を置かせてもらいスタートする。駐車場の脇に登山口の標識があるので、これに従い山道に入って
いく。しばらくは植林の中を登っていくことになる。途中、 能登ヶ峰への道標があり、右に折れて進むとやがて右手の樹木がなくな
り眺望が開けているところがある。正面にベンケイの山姿があり、ちょうど日が昇ってくるところだ。その右には四方草山や三子山
などの鈴鹿峠以北に山並みが見えているのであろう。再び植林の中に入り、所々で踏み跡程度になるときもあるが、迷うことはな
い。小ピークで右に曲がり、鞍部から登り返して左に回っていくと能登ヶ峰の山頂に到着した(8:00)。 見覚えのある植林の中のピ
ークには三等三角点と山名プレートがあるが、残念ながら眺望がない。 直進すれば鮎河に下るが、 右手に向かう。すぐに植林の
中から抜け出ると、正面に眺望が開ける。 おお、綿向山、サクラグチ、 さらには御在所岳や鎌ヶ岳も見える。今日は、気温が低い
こともあって空気が澄んでいるから眺望がきく。一旦下りとなるが、再び登り返していくと、アセビのある草原状の場所に出てきた。
ここから稜線の縦走が始まることになる。
ちょっと白い綿向山
ちょっと白い綿向山
 稜線の端まで行くと、東側が切れ落ちていて眼下に田村川と林道が走っているのが見える。その向こうには仙ヶ岳の姿も見える。
点在するアセビの樹間をくぐり抜けて進むと、草原のキレットに出てきた。ここが鹿の楽園と呼ばれるところだ。 草原には鹿の通り
道なのか、幾筋もの獣道がついている。 このキレットも東側が切れ落ちていて断崖になっている。 鹿の楽園を通過すると、樹林の
トンネルに入り、ヤセ尾根に沿って急降下していく。すぐになだらかになって再びアセビの群生したところに出てきた。アセビの中に
続く踏み跡を辿ると、P696地点を通過し、再び下りとなるが、書面の登り返しは第二の鹿の楽園のような気配を呈している。 しかし
右側に回り込みように進む。このあたりに田村川林道への下降点があったはずだと少しうろうろすると、すぐに見つかった。古い錆
びついたドラム缶が目印になっている。 以前はここから田村川林道に下り、 林道歩きをして割谷に取りついたことがある。今回は
先のカタコシ(肩越)峠を下る予定なので、そのまま進む。このあたりから少し踏み跡が不鮮明になっている。P758のピークの東側
を回り込むように進むことになる。 約半周の回り込みが終わると、 P758ピークから下降してくる尾根と合流して急下降していくこと
になる。その鞍部あたりから古い鹿避けネットが現れ、尾根伝いに続いているので、これに沿って進むことになる。一つ目の小ピー
クを越え、二つ目のピークのところで、左から尾根が合流してくる。ここで間違えて左に進めば、ウグイ川に下ってしまうので注意し
なければならない地点である。 ここでは鹿避けネットを跨ぐようにして右方向に進む。 小さなアップダウンを繰り返してヤセ尾根を
進む。途中左手にガレ場があり、向こうには宮指路岳を望むことができる。正面に大きなピーク(横谷山)を見ながら鞍部に下ると、
そこがカタコシ峠であった(9:55)。カタコシ峠は標高640mほどで、ここから田村川林道へは緩やかに下っているので、ちょうどよい
下降点にもなっている。疎らな自然林の中を80mほど下っていくと、鉄製の堰堤がある箇所に出てきた。注意しながら河原に降り、
渡渉して林道に出た。林道を奥に向かって少し歩くと、もう一つコンクリート製の堰堤があり、さらに100mほど行くとゲート前に軽四
自動車が止まっていて男性が二人いた。狩猟期なのでハンターかと思ったが、登山者であった。どこに登るのか尋ねたが、あやふ
やな答えでしかなかったので、それ以上聞かなかった。
鹿の楽園を歩く
鹿の楽園を歩く
 ここでbiwacoさんと県境稜線への取り付きをどうするか協議したが、やはり林道歩きがない方がよいということで、地形図を確認
し、ゲートのところから取り付いて、P826のある尾根に乗り、尾根伝いに登り、 犬帰りの険の上部にあるca910岩峰のところに出る
コースで行こうということになった。10:10ゲートのところの取り付きには小さな谷があったので、この谷の右側の歩きやすいところを
急登して行く。喘登になるが、20分ほどで尾根に出たところ、鹿避けネットが張り巡らされていた。 尾根の左側は自然林だが、歩き
にくい小ヤブ、右側は植林なので歩きやすくなっている。当然ながら歩きやすい方に行ってしまう。ネットを跨いで右側に移動し、再
び喘登が続く。やがて植林とネットがなくなると、今度はシャクナゲが出てきた。 ワーオ!またシャクナゲ地獄かと思ったが、そう密
集していなかったので、枝や葉を避けながら登っていく。800m付近から積雪が出てきた。昨夜の雨が山間部では雪になっていたの
だ。先頭を行く私がシャクナゲの木を払いながら進むと、時折雪が頭や首筋に落ちてきて冷たい!P826地点をGPSで確認して通過
すると、路面は白くなってきて、今冬の初雪山となった。どんどん高度を上げていくと、 左手にマイクロウェーブ塔を垣間見ることが
できる。Ca890ピークからは一旦下りとなり、 鞍部からは宮指路岳にある馬乗り岩と展望岩を望むことができる。県境稜線が近くな
ってきたことから、時折登山者の声が聞こえてくる。鞍部から40mほど登り返すと、前方下に犬帰りの険が現れ、正面に宮指路岳、
鎌ヶ岳、雨乞岳の山容が飛び込んでくる。なかなかいい感じだ。そして、県境稜線の登山道に合流すると、すぐにca910岩峰に出て
きた。狙いどおりの県境稜線へのアプローチであった。

 時刻は11:00、ここまで4時間かかったが、 まずまずのペースなので、 ここでランチタイムとすることにした。2週間前の11/18に
歩いたときと同じ場所でのランチタイムである。まずは何はともあれ、アワワで乾杯だ!僕は寒い季節にはよいと思う激辛ラーメン
「辛」(韓国輸入品)とおにぎりだ。biwacoさんは象さんの新しいテルモスボトルのお湯でシーフードヌードルとコロッケだ。 さすが新
しいテルモスなので保温効果も十分でカップ麺においしくいただいた。 そろそろ腰を上げて出発するときになって、 biwacoさんが
「あれ?ない!」と。「何がないの?」「いや、テルモスが」「テルモスなら、そこにあるじゃない」「いや、古い方」という会話。つまり、
biwacoさんは、古いテルモスも一緒に持ってきていて、保温力の違いを確認しようとしていただが、古い方がないというのだ。 新し
い方はザックの中に大事に入れていたのだが、古い方がホルダーに入れてザックにぶら下げていたのだ。それで、先ほどのシャク
ナゲの中を通過するときに落としたのであった。 「シャクナゲに ボトル取られて もらいお湯」と発句するbiwacoさんの顔はどこか
悲しげであった。まあ、しゃあないでしょう。今からあのシャクナゲ尾根に戻って探すこともできないから、 新しい方でなくてよかった
と思うしかない。今回のオチは本当の「落ち」であった。
アワワで乾杯!
アワワで乾杯!
 ca910岩峰から仙ヶ岳までの県境稜線は2週間前に歩いた登山道を反対に歩くことになる。 12:30に出発し約1時間が仙ヶ岳に
到達すると読んだ。途中のガレ場は前回のように強風に煽られることもなく快適に通過することができる。右には綿向山、イハイガ
岳、清水頭、雨乞岳、イブネ、御在所岳、鎌ヶ岳と並ぶラインアップは気持ちよい。左には、宮指路岳の南斜面にある三体仏岩、東
海展望、野登山が見えている。 アップダウンを繰り返しながら、最低鞍部の小社峠からの登り返しはちょっとした急登になっている
が、前方から数名のグループが2つ降りてきて、すれ違った。腹ごしらえができたせいもあってか、急登も快適に上がっていくことが
できる。ちょうど1時間で仙ヶ岳山頂に到達した(13:30)。朝はよく晴れていたが、もう雲が多くなって太陽の光も弱い。しかしながら、
空気が澄んでいることから琵琶湖を挟んで白く冠雪した比良連山が見える。

 仙ヶ岳山頂で少し休憩した後、あまりゆっくりもしていられないので県境稜線の縦走を再開する。山頂から少し進んだところにビュ
ーポイントがあり、県境稜線上の御所平、今日歩いてきた能登ヶ峰から続く尾根、サクラグチの稜線と3本の尾根ラインが見渡せる。
もちろん、綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳のラインアップもきれいに見える。ここからは稜線を御所谷峠までの下りとなる。登山
道が少し不鮮明になっているが、テープがあるので見落とさないように下っていく。 御所谷峠には坂の上から降りるような感じで下
り立つ。まさに峠という雰囲気のところで、左に下ると破線の御所谷コースで(白谷コースと合流する)、 右に下ると割谷の源頭でバ
リルートにより田村川林道に出る。ここは直登していき、登り切ったところで左折して進むと、ススキの穂の棚引く草原状の台地に出
てくる。ここはヨコネ(P832)と呼ばれる御所平台地の北端である。 右手には、能登ヶ峰尾根とサクラグチ尾根が並んで走っており、
後方には雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳のシルエットがある。ここからは御所平の最高点(850m)までは草原状の台地を歩くことになる
が、古い崩壊した鹿除けネットがあるので、これに沿って歩けばよい。次第に左手後方に仙ヶ岳の南尾根が大きく見えてくる。少しア
ップダウンがあるものの、総じて歩きやすいところで、いつの間には最高点に到達した(14:30)。ここからは、県境稜線の山々-釈迦
ヶ岳、御在所岳、鎌ヶ岳、水沢岳、宮指路岳、仙ヶ岳などが見渡せる。ここで小休止して残り時間を考えると2時間だ。まあ、何とか日
没前に着地できるだろう。
御所平から北方を望む
御所平から北方を望む
 御所平の最高点から一旦下降して登り返したところが水無し(P832)だ。ヨコネと同じ標高なので、御所平台地は北端と南端(P832
より少し先)はほぼ同じ標高ということになる。南端から尾根伝いに田村川林道に下るルートもあるが、未踏なので、残り時間の少な
い今回は、県境稜線を進み、舟石の先でベンケイ尾根を下ることにする。南端からは樹林帯の中をどんどんと下っていく。 やがて樹
林を抜けるとアセビの点在する草原地に出てくる。 ここは小太郎谷の源頭で、家老平と呼ばれているところである。 正面にはベンケ
イの山容も見えている。 県境稜線の東側は切れ落ちているガレ場であり、 注意して通過すると自然林の中に入り、 二つ目のピーク
がP756である。この地点から少しだけ北に行くとビューポイントがあり、御所平台地や仙ヶ岳、野登山、 さらに鬼ヶ牙から新名神など
が眺望できる。ここは、鬼ヶ牙から長坂の頭を経て県境稜線に至るルートの出合になっている。そして、次のピークが舟石である。 こ
の石を注意深く観察して見ると、皿のような部分と船縁のような部分があり、 舟とも見られなくもない。この先、 登山地図には迷いマ
ークがついていて、県境稜線を縦走するつもりが、ベンケイ尾根に入ってしまうことも多いと思う。最近、道標がつけられたと思うが、
ここはテープだけではなく、不動の道標を設置すべき場所である。

 ベンケイ尾根は最初急降下し、やがて緩やかになり、鞍部から登り返すことになるが、登り切ったところにベンケイの三等三角点
(点名:太郎谷、標高761.56m)がある。樹林の中なので眺望はないが、2、3枚の山名プレートがあった。山頂からは西尾根道(神社
尾根)を下る。最初は急降下しているが、踏み跡は明瞭なので安心して進む。鞍部からヤセ尾根を登るとP637になり、 その先で尾根
が広がってきて鹿除けネットが出てくる。この先、ネットが消えたり現れたりするが、 基本的にはネット沿いに歩けばよい。 そして左に
降下していく(直進しないように注意)。踏み跡も少し不鮮明なってくるが、尾根を外さないように進む。やがて植林の中に入り、どんど
んと下っていくと前方に集落や神社の建物が見えてくる。着地点は惣王神社(葱玉神社ではない!)の境内であった。時刻は16:40で
日没直前であったが、 闇下にならなくて済んだことを感謝してお参りする。 神社から遊漁場前を通過してすぐに黒滝公民館前の駐車
地に戻ることができた(16:45)。 ここから車で5分のところにあるダイヤモンド滋賀ゴルフ場に併設されている甲賀温泉「やっぽんぽん
の湯」に入浴して疲れを癒した。

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