【 日 付 】 2012.10.5(金)〜6(土)
【 山 域 】 北アルプス
【メンバー】単独
【 天 候 】 初日:快晴 2日め:薄曇り
【 ルート 】
10/5:新中の湯コース登山口7:30→10:10焼岳(北峰)10:35→11:35焼岳小屋→13:50上高地14:00→15:20徳沢ロッヂ(泊)
10/6:徳沢ロッヂ6:00→7:15パノラマコース分岐7:35→9:30奥又白池10:10→11:45パノラマコース分岐12:00→12:50徳沢ロッヂ
13:20→14:45上高地15:00(Taxi)15:20新中ノ湯コース登山口15:25(車)16:15奈川温泉
【10/5】 漸く体調が回復してきたので、混雑していないところで美しい紅葉を見たいと思った。
昨年はどこも紅葉が不作だったので、2年連続ということはないだろう。今年はいいに違いない(根拠レス・・)ということで、熟考に熟考を重ねた結果、一般コースだが恐らくこの3連休誰も同じルートをたどらなかったであろう混まないコース取りをひねり出した。
まず初日は、松本ICから沢渡を越えて(沢渡駐車場とバスの混雑を避け)、安房峠の旧道の中の湯温泉を越えて10号カーブの上、新中ノ湯ルートの登山口から焼岳を目指す。到着したときは既に10台以上の先客があったが、何とか駐めることができた。
(アスファルトの道路面から段差のあるところに丁度はまってしまい、スタックしてしまったが、(笑)放置して出発!)
よく整備され踏まれた登りやすい道だが、久々で早速足が上がらない。
で しばらくは自然林の中を登り約1時間、少し道が緩んで木道があり、白樺も出てきた付近で女性と外国人イケメン男性のカップルに追いついた。ちょうど初めて焼岳が望めるあたりで、山頂でもないのにいきなり写真撮影をお願いされてしまった。
さらに進むと青空と紅葉したてのナナカマドが現れた。少し風があり雲が流れるが、空が本当に単色に青い。
ダケカンバや白樺の黄色はまだ淡く、本当なら全体が黄色の中にナナカマドの赤が散りばめられるはずだが・・・
今年は9月まで最高に暑かったせいか、紅葉が少し遅れているのかも知れない。

- 空が青い
下堀沢に合流し活火山らしい荒々しい景観の中を進む。背後の展望は素晴らしく、霞沢岳が大きい。
最高峰(南峰)と北峰のコルに登り着いて、盛んに噴煙が出ている下を巻いて行く。
上高地への道を右に分け、ちょっとだけ岩場を乗り越えると焼岳北峰山頂である。
笠ヶ岳方面は雲が取れなかったが、槍穂高連峰は時々雲に隠れる感じ。岳沢小屋の高度より上は紅葉しているのが見て取れた。

- 焼岳山頂 槍も見えている
コーヒーを飲んでから(というのも今回体力を考慮し、ビールは持参せず)ゆっくりと上高地に下ってゆく。
焼岳は中の湯からの登りがオススメである。上高地からだと朝のうちは逆光で写真になりにくく、紅葉は南面が断然素晴らしい。
また中の湯の登山口は約1600mあって上高地からより楽だし、上高地側は意外にハシゴ数本などある上に長い。
今回のように横断すると、上高地から登山口に戻る交通がないがそこはTaxiの予定だ。
林道に降りてから六百山~霞沢岳の稜線を見ながら歩く。ウェストンのレリーフを初めて!見て河童橋に着くとかなり混雑している。
今日は徳沢ロッヂに宿を予約しているので、あと少しだ。
明神まで歩いて休憩している時に、隣で山登りツアーリーダーが『そろそろ出発しま~す』と叫んだので『いかん。はよ出発しよ。』と立ち上がったら、隣にいた学生4人グループの紅1点の女の子(美人!)に笑われてしまった。
徳沢ロッヂは8畳の部屋に4人相部屋で、山小屋の混雑に比べたら天国、しかもお風呂もある。2食付きで¥8,150。
山小屋より安く、徳澤園より空いている。暖炉のある談話室でビールを飲みながら過ごす。(ビールは¥350です。)
こうして混まない紅葉狩り1は完結した。
【10/6】 徳沢ロッヂで宿の人に話を聞くと、今年は何年かに一度の紅葉だそうで、3連休初日の今日は涸沢は大混雑、パノラマコースは渋滞で普段3時間のところ6時間くらいかかる。行かないほうがいいよとのこと。(空いてるのは槍、横尾本谷、蝶、奥又白池)
当初の計画通り、奥又白池から天候と体調が許せばA沢経由前穂を目指す。
ゆっくり寝て6時にスタートした。今日は薄曇りだが気温はそんなに低くない。奥又白谷沿いに道は登ってゆく。
パノラマコースの分岐で朝食をとって、いよいよ正面松高ルンゼの左岸の尾根を登る。
木や岩角のホールドがあるので登れるが、すごい斜度で手足総動員で高さをもぎ取るように進む。とんでもない急登だ。
右手の奥又白谷にはこの時期でも雪が残る。松高ルンゼは最後壁に突き当たるが、右に分岐する小沢に沿って行く。
ようやく普通の?急登となって背後に常念岳・蝶ヶ岳・大滝山も見えたりする。分岐から約2時間弱で北尾根の展望が開ける。
再び樹林の中に入ってしばらくで奥又白池に登り着く。ここの紅葉はスバラシイの一言だった。

- 奥又白池と前穂北尾根

- 奥又白池に映る前穂東壁
A沢経由前穂高岳へ登ることも考えていたが、今の体力では無理と判断、日帰りの女性が単独でやってきたので、
コーヒーと梅昆布茶でお茶をして少し話をした。また単独行の男性がA沢方面へ登って行かれた。私も少しA沢方面へ登ってみたが、最初は立派な登山道である。あとは??
帰り道は転倒に注意してゆっくりゆっくり降りてゆくと、パーティが何組かと15人くらいの大パーティが登ってきた。
奥又白池は指定地でないので幕営禁止であるが、明らかにテント泊の大きな荷物とヘルメットの本格派ばかりである。
中に『美しすぎるクライマー』がいて、お近づきになりたかったが(笑)・・・
今日ばかりは奥又白池も普段にはない混雑(といっても全部で30人くらい)だった。
パノラマコースの分岐まで来ると涸沢方面から続々人が下ってくる。
徳澤園まで戻るとランチやお茶の人で溢れていた。今朝出発した徳沢ロッヂまで戻って何か昼食はできますかと聞くとコーヒーくらいしかできないんですとのことだったので、ロッヂ前のテーブルをお借りしてラーメン+ビールで昼食とした。ロッヂは昼食やケーキなどを提供しないのと登山道から50mくらい離れているだけで誰もいない。混まない紅葉狩り2は完結し、とても満足した。
上高地から焼岳登山口まではTaxiを奮発。(¥3,700)
沢渡~上高地間のバスは¥1,200×2で、駐車場は¥500×2日なので費用はそんなに変わらないし、バスに並ぶ必要もない。
スタックしたタイヤに新聞紙を噛ませて脱出し、混まない奈川温泉富貴の湯を目指した。ここは洗い場の湯までも源泉(42℃)で窓から木々の緑が見える素晴らしい温泉だ。(¥500)
帰りは境峠〜木曽薮原〜権兵衛トンネル〜伊那。
六右衛門(YaS)