「日付」平成24年8月10日~11日
「天気」晴れ
「山名」薬師岳(百名山) 「メンバー」単独
「コースタイム」
10日 8:30立山室堂~13:00五色ヶ原~18:30スゴ乗越小屋
11日 5:00スゴ乗越小屋~8:30薬師岳~12:00太郎平~15:00折立
以前から登りたかった薬師岳だが折立から往復では芸がないので、立山室堂から縦走することにした。
通常2泊3日のコースだが軽装で小屋泊まり一泊二日とした。
前夜、名古屋駅から夜行バスに乗って、早朝富山駅に着き、そこから電車・ケーブルカー・高原バスを乗り継いで室堂に着いた。
立山室堂に着くと快晴で雄山、別山、剣岳も良く見えた。5年前に別山乗越を越えて剣岳に向かったことを思い出す。
室堂から出発する登山者はほとんどが雄山に向かって行った。
雄山を左手に見ながら急な登り坂を浄土山に向かって登って行く。浄土山から眺める竜王山は立派な形をしていたが今日の行程を考えると竜王山のピークは諦めざるをえなかった。
竜王山~獅子岳の間は途中に雪渓もあり、全体に荒涼とした岩場のアップダウンが続く。
獅子岳まで来ると五色ヶ原の台地にメルヘンチックな赤い屋根の小屋が遠くに見えた。
佐々成正の針ノ木越えでで有名なザラ峠に向かって500mも下り、長い距離を登り返してやっと五色ヶ原の台地に着いた。
五色ヶ原はその名からお花畑を連想しがちだが実際は花の少ない緑の草原である。
木道の先に赤い屋根の五色ヶ原山荘が見えてくる。
五色ヶ原山荘でゆっくりしたかったがここですでに13時を過ぎていたので先を急いだ。
鳶山から越中沢岳までは緩やかな登りと急な下りを繰り返す。途中、雷鳥に出くわしたが人馴れしているのかなかなか逃げなかった。越中沢岳の山頂付近で携帯が通じたので、山小屋に18時までには着きますと電話した。
その後、スゴ峠までの登りが急で足に乳酸が溜まる一方だった。しかし時間はもう17時だったのでゆっくりは出来ず体に鞭打って先に進んだ。スゴ峠を下ってももう一つ小ピークを越えて又下り、小屋まで最後の急な登りをヒイヒイ言いながら登って行くが道も荒れていて疲れがピークに達した。
辺りも暗くなりかけて来たがそれでも山小屋になかなか着かず、まだかまだかと思いながら登っているとやっと山小屋に到着した。小屋の入口で何故か宿の主人が私を待っていてくれたようだった。小屋に入ると食事は私の分だけが残されていて一人食堂に通された。
でも可愛いバイトのお姉さんが食事の用意をしてくれたので疲れもいっぺんに吹き飛んだ。
又疲れきった体にビールが最高に美味かった。食事も良かった。
翌朝、小屋を5時に出発し、間山を越え薬師岳に向かった。
途中、小ピークを越え切り立った稜線を通過すると北薬師岳に到着する。
北薬師岳から見る薬師岳はどっしりしていて山頂には小屋らしい建物が見えるが、近づいて見ると大きな祠だと分かる。
やっと山頂に着くと嬉しさが込み上げてきた。百名山60座目の登頂である。
山頂の三角点は百名山にしては貧弱だった。
山頂からは赤牛岳~水晶岳~槍ヶ岳などの北アルプスの山並みが良く見えまずまずの展望だった。読売新道はまだ未踏なので是非とも歩いてみたいと思った。
山頂からの下りはなだらかで、小さい岩ばかりの道を薬師岳山荘まで下りる。
振り返ると山荘をバックに薬師岳が堂々と構えていた。
そこからテント場のある薬師峠を越えて太郎平に向かう。太郎平までは登山者もまばらで静かだったが太郎平小屋に着くと急に登山者が増えてきた。
太郎平小屋から折立までの道は広くて整備されていて歩き易そうだが、時折石がゴロゴロしている場所もあるので下りは必ずしも歩き易いとは言い難かった。
この日はさすがお盆休みの初日だけあって多くのテント装備の若者とすれ違った。
若い女性が多いのはさすが北アルプスであるが明日からの天気を考えるとやや気の毒な気もする。
長い下り坂も後半は普通の歩きにくい土混じりの登山道になり、最後は急な下りとなって思ったより距離があった。
愛知大学の大きな慰霊塔が見えるとやっと登山口に到着である。
結局、折立に着いたのはバスの時間ギリギリの15時前だった。
宮指路