【 日 付 】 2012/07/08 (日)
【 山 域 】 余呉・越前国境
【メンバー】単独
【 天 候 】 小雨のち曇り
【コースタイム】 8:06 登山口 - 10:39稜線ピーク11:10 - 14:13登山口
やぶこぎ初投稿となります【越前】と申します。
本格的なヤブは昨年あたりから、やっと若葉マークが取れるかどうかのまだ未熟者です。今後の皆様のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
少し前置きが長くなりますが、しばらくお付き合い願います。
やぶこぎへ入るきっかけとなったのは、昨年始めた余呉トレイルからです。
余呉のいい山を並べただけに見えた余呉トレイルから、区切り・達成感を求めたくて、自分で勝手に余呉湖と夜叉ヶ池を結ぶ大周回コースを設定し、【越前版余呉トレイル】として一年がかり、全十回にも及ぶ山行回数でつい先月にめでたく完結をいたしました。
さすがにやぶはすごいは地図に載っていない道も多いはで、さんざん道迷いやその恐怖に苦しめられましたが、その分の成長もさせてもらいました。
最終の余呉湖を目の前にしてそれまでを振り返ったときには、
苦労しただけに感慨はひとしお大きな物がありました。
そして偶然、最終日に余呉トレイル責任者である壇上さんとお話ができたのは、感慨をさらに深めることとなりました。
その壇上さんとのお話の中で、トレイル未整備区間の猛烈なヤブの分水嶺ルートへのアクセス道として、福井側から手倉山の登山道整備でもしてくれないかと、半ば冗談で言われ、そのときはそりゃ~無理ですわ~と、答えていましたが・・・え~っ?後になってその言葉を思い返してみるに・・・
壇上さんは上谷山への福井側の『あの尾根』のことは知らないのかな?
『あの尾根』は、福井側夜叉ヶ池登山口すこし手前の林道脇からの尾根。余呉トレイルクラブのあるウッディパルから車で一時間、ここの分水嶺までの登山道ができれば、コースタイム設定も二時間とはならないはず。
他の長大となるコースから比べ、最短で分水嶺整備に取り掛かれるようになります。
また、トレイルの中央分水嶺ルートが完成してしまえば、この新しい登山道を使って夜叉ヶ池ー三国岳周回や、上谷山や栃の木峠スルーも容易となるでしょう。

- 黒が余呉トレイル未整備区間の十キロ。
赤は現行登山道。
黄色はこれからの整備道(尾羽梨ダムからの谷道は情報なし)。
一番短い黄色が『あの尾根』道
最初私が『その尾根』を教えられたのは・・・突然ですがここで昨年三月、洞吹(どうすい)さんの黒谷山レポの一部を転載(洞吹さん無断でスミマセン(^_^;))させてもらいます。
>> 先客の一人はアイゼンを付けた足跡で、赤い橋を渡り南岸の湖岸道へ。
>> もうひとつはワカンの二人組みで、岩谷林道を進んでいる。
>> ということは、今日はこのあたり、ワシを入れてたった4人の貸し切りだ。
>> 湖岸道へ行った人は街道ノ尾を登るのかな。
>> 岩谷林道の人たちは夜叉ヶ池かな。
他人のトレースって、やっぱりみんな気になるものなんですね。
ご想像通り単独のアイゼンの方は私の足跡でして、夜叉ヶ池へ向いました。そして私もかなり気になったふたりのワカンの足跡が向ってたのは、夜叉ヶ池ではなく上谷山。
今回の私の登った尾根から取り付いていました。へ~、こんなところから上谷山登るのか~、と全く目からウロコでした。
そして
今年のGWに、越前版余呉トレイルの前回終了点、上谷山手前の手倉山分岐までの登路として、残雪歩きが期待できる分水嶺までのしばしのガマンだと、かなりの時間がかかるのを覚悟した上でこの尾根のヤブ漕ぎに挑戦してみました。
本来は積雪期のコースであり、無雪期には人間の歩く必然性が全くない、それこそ赤布一枚さがっていない、枝一本切られてはいない尾根ではありましたが、ケモノ道のおかげで意外とスムースに中央分水嶺まで歩けてしまいました。
ただ、
それも新緑の季節だからこその話、葉のおい繁ったヤブ最盛期にはこんなものではすまないだろうと思いました。
偶然出合った
壇上さんの言葉から、私が大きな感動をもらった余呉トレイルに対して、もしかしたら恩返し?ができるのではなかろうかと考えました。
そして前回の新緑の季節からふた月、葉のおい繁ったヤブ最盛期を迎えている『あの尾根』へ再びヤブの調査登山を企てた次第です。
ふ~っ、やっと前置き終わりです・・・(笑)
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土日は雨予報。
それなら調査登山日和と言えるかな。
展望も花も全く期待できそうもないヤブ山に行くのは、梅雨の時期こそふさわしいのかも知れない。
たいして手間取らなかったとしても、『あの尾根』のピストンで終わることになるだろう。
それだけ中央分水嶺のヤブの手強さは身にしみている。晴れてたりして上谷山や三国岳なんかに色気を感じたりしたら、とんでもないことになる可能性百%だ。
途中寄ってきた花はす公園では大丈夫だったのに、広野ダム手前から小雨が降ってきた。 OK !!
広野ダムから夜叉ヶ池登山口の橋ふたつ手前の林道駐車スペースへクルマを停める。
小雨降る中、8 : 06 出発。登り始めは崖に近い登り。
しかし斜度が緩むとなんとなく道らしきモノがわかる。確かに二ヶ月前よりは繁った葉は邪魔だが、ケモノ道を探せばよいことがわかると、ペースは前回とさほど変わらない感じ。

- 壇上さんから教えてもらった片手剪定ばさみ。
伝授してもらった「自然への負荷を最低限に抑える登山道整備」をなるべく真似してみる。
枝の絡まるピーク 542前後では、前回以上に手間取った。が、それも数十メートルの間の話。
しばらくは明瞭な尾根となり、道も登山道と呼べるくらいだ。
しかし傾斜が緩んでくると尾根も広がり、ヤブが勢いを増してケモノ道も見失いがちになる。
尾根が狭まったところで突然、まるで林道のような『道』が『峠』とともに、尾根から分かれるようにして出現する。当然すぐに行き止まり(前回はまんまとコレに引っかかった・・・)。
また広がっていた尾根が次第に狭まってくると、道の真ん中を大岩でふさがれてしまう。

- 大岩を通過すれば、すぐに急斜面となり再び『登山道』が出現する。
ここで小雨がやんでいることに気がつく。しかしガスに囲まれてきたので、只でさえ悪かった視界がさらに悪化する。
急な登りをこなすと、またもやヤブが勢いを増してくる。
ブナの点在する、ガスの中では広大と映るゆるやかな斜面が広がる。
『登山道』は、斜面のひだの山にも谷にもあるようだが、それらも連続して繋がっているわけではない。
帰りにはしっかりと・・・道迷いしてしまった。稜線も近い感じ。
只高みへ登るだけなので心配することもなかったが、ガスの中一段とひどくなったヤブに手を焼きながらも、なんとか前方が開けた場所まで到達した。
今日初めてGPSを確認すると・・・ありゃ~、稜線へ突き上げてから分水嶺を曲がって余分に・・・いつのまに?
余分なアルバイトしてもまだ 10 : 39 。
少し早めのお昼ご飯は、ランチジャーでしたが、それが何か?
家で採れたキューりとジャガイモで、浅漬け・ポテサラ・鮭のムニエルポテト添え。娘よアリガトね。
帰りはできるだけ、繋がっていない『登山道』を伸ばしたり、道へ誘導するように剪定ばさみを使いながら下った。
前回より多くかかった登りの時間は、余分な最後の歩きや 登山道整備のマネゴトにかけた時間と相殺できるし、少しかでも手をかけた道はもっと歩きやすくなっていると思う。
さらに手をかければ、たった二キロの尾根、コースタイムでも二時間はラクに切れるはず。
後記
肝心の情報伝達がうまくいっていない・・・と思われる。
余呉トレイルブログには、特にメール機能はなくメルアド案内もない。
ウッディパルへ相談するとこちらでメールを預かってくれるという。
同日の夕方にメール送信。
期待してはいけないのだろうが、全く何のリアクションもない。
送信三日後ウッディパルへ、恥ずかしながら初心者なのでメールが届いているか心配なので・・と問い合わせたら娘の名前で(このPCは娘のお下がり(^^ゞ)届いていて、トレイル側に渡しているとの返答。丁重にお詫びとお礼を言って電話を切る。
そ~いえば壇上さん言ってたな~、
余呉トレイルブログのコメント欄、なかなか目が通せなくて全然返事も書けなくてゴメンって・・・・。
たぶんメールも・・・しまったな~、調子に乗ってなんかけっこう長文になってしまったし、読むの面倒いだろうな~。短かったら読むとは限らないけど・・・郵送にしとけばまた違ってたのかな?
こんな可能性もある・・余呉トレイルクラブでもとっくにこの尾根のことを承知で(地図見ればすぐわかる)、試登もすませてあるけどまだルート整備までも手が回ってないだけ。越前ってのがいらんコトしてるな~・・なんて。
ま、別にいそぐ話でもなので、気長に待ちましょうか・・
一応、壇上さんへのメール内容も添付しておきます。
檀上俊雄様、突然のメールで失礼いたします。
先月赤子山スキー場トップでクルマを停めていただき、楽しくもためになるお話を伺いました【越前】です。その節はありがとうございました。
おかげさまで、あの後菅山寺を経て、余呉湖を周回して私の【余呉トレイル】は完結することができ大きな感動を経験することができました。
達成感を求めたくて勝手に設定しました、余呉湖 ‐ 栃の木峠 - 夜叉ヶ池 - 安蔵山 - 横山岳 ‐ 下丹生山 - 余呉湖 私の【余呉トレイル】は十回・一年にも渡りました。その完結する日に壇上さんとお会いできたのは偶然とは思えません。
その大きな達成感をいただいた余呉トレイルに、お礼の意味も含めて三つの提案をしたく思います。
いくつかの残したコースを終えても、余呉トレイルにはまだ通うことになると思います。
もっともっと歩く人が増えて欲しいトレイルです。
① 分水嶺ルート整備用作業道の新設(すでにご検討済みなら読み飛ばしてください)
現在余呉トレイルにおいて未整備区間として残されているのは、中央分水嶺ルート下谷山ー三国岳のほぼ十キロ。栃の木峠からの登山道と針川からの鉄塔巡視路は「使える」作業道ではありますが、それも上谷山まで。
高時川沿い尾羽梨からのダムを経た谷コースと、針川からの上谷山南尾根を整備してとの話もあるようですが、高時川から離れていくため歩く距離も長くなるのがネックとなりますね。
余呉側からではないのが唯一のネックですが、ウッディパルから車で一時間、車を降りて二時間チョイで分水嶺まで行けるルートの提案です。
先日のお話の中で、福井側から手倉山の登山道整備してくれれば上谷山も(整備が)ラクなんだけど・・・といわれていましたね。その時にこのルートの話を出せばよかったのですが、すみません頭が回りませんでした。
広野ダムから夜叉ヶ池の、岩谷川林道登山口ふたつ手前の橋のたもとからピーク 542を通って分水嶺の稜線まで、今年の 5/05 に二時間と少しで達しました。
新緑の中、稜線近くまではほとんど雪も消えていましたが、ケモノ道のおかげで割とラクに歩けました。これから盛夏に向かい、相当ヤブもひどくなっていくでしょうが、整備できればこの時間で歩けるはずです。
また、余呉トレイルがすべて開通したあかつきには、この道は貴重なエスケープルートにもなります。
いや、成長しつつあるサンケイツァーの皆さんにも、夜叉ヶ池ー三国岳の周回や南尾根を使った上谷山スルーが可能なコースが出現すると考えたほうがいいかもしれません。
こんど片手剪定ばさみを持って、ヤブの偵察に登ってこようと思っています。
>> 今日(7/08)偵察に行ってきました。
印象としては獣道のおかげで、二ヶ月前とさほど歩きやすさは変わらない感じです。
片手剪定ばさみを使いながらも二時間半で稜線に達しました。
さすがに分水嶺は手強そう・・・。
私個人で勝手に登山道整備?までしてしまいましたが、そこまでしてしまったのはまずかったでしょうか?
壇上さんのお名前なども出させていただきブログアップもする予定ですが、さしさわりがありましたら至急連絡の方お願いいたします。
メールは苦手ですので、私のケータイ 090-****-****
もしくは、トレイルブログのコメント欄の私の名前(越前)クリックから、私のブログへ入ってコメントかゲストブックへお願いします。
②改訂版トレイル地図について
* 行市山の登山道の山名によるマスキングや菅並から先の県道の書き変え。
* 記入されていない登山道。
高島トレイルとは違い、交わっている登山道は必ずしも太い方がトレイル道とは限らない・・・というより、太い道より踏み跡の薄いほうが正しい・・・という場面がよほど多いのではないかと思います。
交差しているしっかりした登山道へ間違って曲がる、もしくはか細い登山道に気がつかず曲がるべき道を直進する・・・ということが往々にしてありました。
一番深刻だったのは、音波山手前の「巡視路分岐」で知らぬ間に巡視路へと入り込み、西の栃の木峠ではなく真反対の林道にまで達してしまい、やっと背中の夕日に気がついて青くなったことですね。
やはり登山道と認識される山道は、すべて書き込んであったほうが地図としては安心できます。
下丹生山にあった登山道や横山岳北西尾根などを見るに、今の地図に無いすべての道を網羅するには、恐らく相当の距離をGPS持って歩かないといけないでしょうね。
私にそのGPS係りボランティア一号の予約をさせてください。お願いします。
③余呉トレイル連絡所
インターネットの時代、私のような永遠のパソコン初心者までも曲りなりにネットを利用しています。
現在、会員でなければ余呉トレイルクラブとの接点は、実質トレイルブログしかありません。
会員でなければトレイルは歩けない・・とは言われてませんので、私のように非会員で余呉トレイルを歩く人はこれからも増えていくかと思われます。実際、様々な方のブログやHPに余呉トレイルは登場しています。
歩いていてなんとなく後ろめたい気持ちがしてます・・・。
余呉トレイルブログのコメント欄を使ってもいいのですが、できれば私のような非会員にも入りやすい、連絡所というか交流所のようなコミュニティサイトをブログからもリンクできるように作っていただきたいな~と・・。
コミュニティ内で相互に情報交換もできますから、交通状況や登山口などといった、クラブへの電話問い合わせも減るのではないかと思います。
また、なんらかの形で地図には載らない登山に繋がるさまざまな情報を蓄積できる場所を、コミュニティ内に設けておけば信頼性はともかく情報を求めている人間にとっては非常に助かることでしょう。
以上三点、難しい部分も多いと思いますがご検討いただければ幸いです。
越前(本名は**と申します)