おはようございます、zippさん。
ここ筏場は、三重・紀北町船津の花抜峠へ抜ける土倉古道の現在の起点であり、感慨深いところだ。
白倉又谷に架かる橋を渡り、沢音に新緑が降り注ぐ本沢川左岸に付けられた道を辿って行く。
硫黄の香りが、五色湯跡ともう一ヶ所で漂っているが、それらを確認する時間はない。
昨年坊主上げの道から花抜峠を歩いた時から奈良県側の古道は気になっていました。
二俣まで谷を辿り、中間尾根に取つく。地面は岩屑に覆われていて先日の江馬小屋で見た緩傾斜地と同じだ。ただ、こんな岩屑が覆うところにどうやって植林したのか、こちらは杉山である。
さすが「土倉式造林法」発祥の地ですね。
傾斜が緩やかになり、槇ノ平の一角に乗る。辺りの植林には真新しい熊剥ぎの痕が残っている。針葉樹の内皮が甘くなる季節がはじまっているのだ。
へぇー「内皮が甘くなる季節」ですか。
1123ピークは、シャクナゲ・ヤマツツジが咲き、皆伐の三之公谷源流部が見渡せる。そこからすぐで台高主稜線の振子辻だ。風が吹き寒いので、コルまで降りて休憩だ。
左、植林の中緩やかに下る大きな倒木の倒れ込んだ谷筋は、もう宮川不動谷の源流部なのが、奈良にいる三重県在住者だからか?不思議な感じがする。
振子辻っていうのは不動谷にぬける道の分岐だったんですか?
大台辻から筏場へ降りる道は、予想だにしていなかった道周りにツガなど針葉樹の巨木の道だった。釜ノ公谷側はストンと落ちる崖のようなところが多い。
この道が通行止めである原因の崩落地は数あれど、一ヶ所を除けばバリエーションルートに慣れている人なら歩ける崩落現場であり、すでに巻道ができている。
問題の一ヶ所の橋も流された崩落個所は、急傾斜のガレ沢で何本もロープが張られてはいるものの足元が不安定で、灌木が生えるところまで大きく高巻くのが賢明だろう。
昔、奈良県が古道の修復工事をしたように思ったのですが、その痕跡はありました?
倒れた建物があるところが「三十三荷」だろうか?ここで尾根を越え釜之公谷側から本沢川側斜面に移り、自然林から植林に変わった。
昔は木材の集積地だったのでしょうか?
釜之公谷吊橋でケーキにお茶して、思わぬシャクナゲの盛期に巡り合わせた幸運、アケボノツツジからシロヤシオ、ヤマツツジまで見れ、豊かなブナの新緑の森に、巨木が沿う古道と、天候こそ恵まれなかったがこの日の山行を愛で駐車地へと帰ったのであった。
ケーキでしたか、抹茶に和菓子の方が似合いそう。
シャクナゲ回廊と合わせて周回コースを設定するなんざあ・・おしゃれですね。
※ 500円で買ってきた中島みゆきの「臨月」と「寒水魚」のLPを聴きながらコメントを打っていました。
レコードなんてだれも買わないんだろうなあ・・・
わりばし