洞吹しゃん、ご無沙汰です。m(__)m
今年は遠いお山ばかりで、桜地蔵さんが泣いてまっせ~(@_@;)
【ルート】 スキー場6:25---栃谷登山口6:45---△997.9m 7:25/7:30---1346m標高点9:00/9:10
---1451m標高点9:50/10:00---金剛堂山(三角点1637.9m)11:05/11:10---中金剛(最高点1650m)11:30/12:35---金剛堂山12:55---1346mP14:00/14:05---登山口15:10---スキー場15:30
どこなんかなあ…と地図で見てみました。
発見!あったあった。でも遠いとこやなあ…。こんなに遠くへ行かんでも金剛山とか、近くにあるやん?
金剛堂山は富山県南砺市の旧「利賀村」にある。
数年前から計画していて今回やっと実現したのだが、
登山口が山の中(山なのだからあたりまえだが)にあるので、はっきり言って「遠かった!」
やっぱりね…。遠すぎる。どっから入るんやろ?
若い頃は、信州の林道を二晩徹夜で走りまくってもケロリとしていたものだが、最近はたった2時間運転していると眠たくなってくる。
そこで、今回はゴールデンウイークの連休を利用して、
登山前日の一日をまるごとアプローチと観光に充てる優雅な日程で、現地へ向かった。
途中立ち寄った中では、南砺市の「井波彫刻総合会館」の彫刻展示が素晴らしかった。
情報get! 井波彫刻…ネ。しかし、そんな趣味無かったなあ…。
駐車場には車が1台も止まっていない。
「この山は、この時期にはあんまり人が来ないのかな」と思ったが、あとでそれが大間違いだと知ることになる。
ん? てことは、お参りの大集団に巻き込まれたとか?
997.9mの三角点で道の横の高みに登って休んでいると、少し先でガサガサと音がして笹藪の中からカモシカが出てきた。
ボーッとした顔をして、道をこっちへ歩いてくる。
ワシに全く気付いていないようだ。
あれあれ?と思っているうちに、カメラを出す間もなく1mまで近づいてしまった。
そこでやっとワシに気付き、ビクッとして反転。
そのビクッで、こちらもビクッとしたぞ。
葉隠れの術でも使ってたんですか?
それとも春の陽気でカモちゃんも居眠り運転だった? 危ないなあ…
カモシカに 当たって目覚める 春の山
そのあと、カモシカくんはめんどくさそうにのそのそと5mほど離れると立ち止まり、
「ちっ。驚かすんじゃねえよ。」というように、うらめしそうな目で面を切ってから、ゆっくりと笹藪の中に消えていった。
どうも最近、カモシカくんとの接近遭遇が多い。
「なんであんたがここにいるんだよ、おっさん。ここいらはおいらのシマなんだよお。入るなら入るで、ひとことことわりぐらい入れてクンないとなあ…」
カモちゃんの写真の姿はそう言ってますね。
展望のよい1346mPで休んでいると、二人目が追いついてきた。30歳くらいの青年だ。
右手にストック、左手に弘法大師の杖のような棍棒を持って、ダブルストック風に歩いて行く。
これで3番手に。
ここからは一旦下ってまた登りになる。
少しすると、三人目が追いついてきた。今度は手に何も持たない20歳台の若者だ。
今日は朝から無風快晴。ワシは汗だくだ。
「めちゃめちゃ暑いねー」などと言葉を交わす。朝から若手ばっかりだけど、登山界の将来も明るいのかな。
銅メダルも消えた。
1451mPを過ぎて、はあはあと息を整えていると、四人目が追いついてきた。今度は山スキーを背中に担いだ40歳台なかばの人。
うう…。入賞にも黄信号が(-_-;)
ちょっと進むと、うしろからラジオの音が聞こえてきて、五人目が追いついてきた。
ラジオ聞きたいなら、イヤホンで聞いてくれよ。
うるさいので、抜いて行ってもらう。
これで6番になっちゃった。
しばらく行くと、もう最初の富山の人が降りてきた。
男「奥金剛まで行ってきました。」
洞「早いねー。」
最後の急斜面を登り頂上台地に上がったところで、朝の二人目の棍棒ダブルストックさんが降りてきた。
台地上でちょっと離れて行き違う。
あらま、おじぎなんかされちゃったよ。
礼儀正しい青年だね。
みんな折り返し点過ぎてるのに…。
すぐ金剛堂山の三角点頂上だった。
コンクリート製の祠が立っている。
山頂の横から雪の割れ目をよじ登ってきた3人パーティがいる。
60歳台のおっさん1人と、40歳くらいの婦人が2人。
わーっ、もう順番なんかどうでもよさそうだ。
一行はヘルメットなんぞをかぶって、なんだか気分がハイになっていて、
「ワシら一般登山者とは違うけんね。すごいところを登ってきたんだもんね」オーラをプンプン振りまいていたので、
せっかくだからもっと乗せてあげることにする。
洞「どこから登ってきたんですかあ?」
男「大長谷からだあ。」
地形図を広げてみると、八尾の方から入る谷があった。
洞「この谷を詰めてきたんですか。」
男「そう、たいへんだったよ。」
洞「谷は雪で埋まってるんですか?」
男「そう、最後はすごい壁だったよ。」
洞「雪崩は大丈夫なんですか。」
男「危なかったなあ。」
これでいい気分で帰れるじゃろ。
しゃべっているうちに腹が減ってきたので、このくらいにしとこうっと。
人に喜んでもらうっていい気分ですね~♪
人の幸運をやっかむなんて狭量さはドブに流しましょう。
スゴイ、スゴイ!って何べん言っても口は減らないですもんなあ。(^^)/
昼メシ準備中に4人組みが通過。
同時に朝の三人目の若者が戻ってきた。
洞「奥金剛まで行ったの?」
若「はい、そこから先は踏み跡がなかったのでやめました。」
洞「そう、頑張ってね。」
なにが頑張ってなのかテキトーだが、なんといっても若者の初々しさがすがすがしい。
「頑張って」は3・11がなくても日本の万能激励ワードですから。
「何を頑張るの?」と聞き返す人はマズありませんね。
さあ昼メシだ。
まずはビール。冷え具合は上々。
きょうは夏みたいに暑いので、キンキンに冷えたビールが最高にうまい。
砺波のローソンで「越前おろしそば」というのを見つけたので買ってきたが、食べてみるとこれがなかなかイケる。
これは北陸限定販売かな。大阪でも売っているといいな。
やはり「越中おろしぞば」より「越前…」ですか。
「…ふんどし」が浮かぶもんなあ(@_@;) 南砺まあ…。
三角点頂上へ戻ると、先ほどにも増して人がたくさんいて、賑わっている。
どこからこんなに人が湧いてきたのかと思うくらいだ。
朝から抜かれた人数とすれ違った人数を差し引きして、自分の前にいる人数を計算していたが、
こうなってはもう何がなんだかわからない。
もう計算なんかせんでよろしい。(>_<)
1346mPへの登り返しで、高校生くらいの少年と40歳台後半夫婦のファミリーに追いつかれたので、先に行ってもらう。
朝は先週の足跡がわずかに残るだけだったルートの雪は、
今は大勢の足跡で雪が掘り返され、ぐじゃぐじゃになっていた。
行きはよいよい、帰りは最悪~(@_@;)
今日はいったい何匹のウサギさんたちに抜かれたのだろう。
自分の体力のなさを棚にあげて、亀の結論をかまそう。
「この山は人が多すぎる!」
誰もいない山なら、絶対に誰にも抜かれることはないのだよ、ワシは。
いいや、カモシカに抜かれますカモ?
~決して追い抜かないbiwaco