【山域】会津 会津駒ケ岳
【日時】2012年4月29日(日)
【コース】駒ケ岳駐車地7:40---8:07林道上部の登山口---10:14駒の小屋---10:30駒ケ岳---11:15大戸沢岳12:13---13:06 1524地点
---14:22国道沿い登山口---14:31駐車地
【メンバ】独り
連休に入って2日目。急遽今日の登山を決めてやってきた。宇都宮の自宅から2時間半程度で来られるので、これが何度目の
会津駒登山か。駒ケ岳の駐車地はかなりの車で埋まっている。これから出発しようとするグループも何組かいる。天気は上々の
日曜日。やはり多くの人が集まってくる。スキーを背負っている人や、ボードを持つ人。皆ニコニコしている。
今日は素直に駒の往復だと思いながら出発する。今年はやはり雪が多そうなので念のためスノーシューを持っていく。
国道沿いの登山口はこの先雪崩のためと記載があり車輌通行止めになっている。ここを見る限り例年と積雪が変わらない感じだ。
道が林道を離れ急な登山道に入るとすぐに汗が噴出す。たまらず上着を脱ぎTシャツ一枚になる。今日はこれでちょうどいいようだ。
上の登山口の木製階段が現れるといよいよ登山といった感じとなる。しばらく行くと雪が出てくる。多くの人が登っている
ルートなので雪が踏まれて溝のようになっているのではと思っていたが、結構な積雪のせいか適当にルートを取るようで
それほど明確に道はできていない。そしてちょっとした斜面になるとすぐに足元が沈み滑る感じになる。こうなると早速
スノーシューの出番である。
ザックをおいて装着の準備をしていると同じくスノーシューを背負った女性がもうここで履くんですかと声をかけてくる。
壺足でも大差ないとは思うがどうせ持っているなら早めにつけたほうが楽だろうと最近は思っている。そしてスノーシューを
履くとジグザグで登るより直登が断然有利である。スノーシューはその構造上、最大斜度に足を向けたときが最も滑りにくくなる。
その分急登になるがゆっくり登ることで、つづら折れに行くよりも効率がいい。そんな気がしている。
そのスノーシューを履き先行した女性の脇を抜けどんどん登っていく。登りはじめて2時間を越えると大きく展望が開けてくる。
南の燧ケ岳は相変わらず形のいい山である。日光の白根山はさすがに高く頭一つ抜けている感じだ。東側は那須の山だろう。今日は
ずっと見渡せる。いやーいい天気!

- 燧ケ岳はいつも格好いい!
樹林帯を過ぎ会津駒が間近に見られるところでザックを降ろし大休止。そばにいる人にいい天気ですねえと声をかけると皆一様に
満足そうに頷く。最近天気に恵まれておらず、今日は久方の青空山行である。道はここから会津駒へ直接向かうのと駒の小屋へ
向かう2つのトレースに分かれている。登り返しのありそうな小屋コースはパスしたくなるが、見た目ほど余分に歩くわけでも
ないので、まずは小屋の状況を見に行く。
どこでも歩ける雪原の斜面を登り切るとそこに小屋があり、多くの人が休んでいた。出入り口付近は除雪されているが
反対側はまだ雪で塞がっている。うーんやっぱり今年は多いかな。ここから見ると頂上まではわずかであり、そこに点々と多くの
人がいることが分かる。

- まだまだ雪に埋まっている小屋
さあ行ってみよう。ここもスノーシューの爪を効かしながらどんどん行く。思ったよりあっけなく着いた頂上は人でいっぱいだ。
風も無く過ごしやすい。ここで休もうかなと思ったが人も多いのでどうせなら大戸沢岳まで行ってから昼にしようかと頂上は
そそくさと退散する。

- 会津駒ケ岳は緩やかな稜線が特徴
大戸沢岳に向かうトレースは少しだがついている。見れば何人かが歩いているのが見て取れる。途中まで行くと一人の男性が
やってきた。聞けば昨日は小屋泊まりで今日も泊まり。空身で山上ハイクを楽しんでいるという。常連さんらしく、大戸沢から
下るなら最後は藪があるとか三岩岳までいくのも面白い、今日は4人組が大戸沢を下っていったなどと語る。この日は大戸沢岳
ピストンで帰るつもりだったがこの話をしていいるうちにやはり周回したくなってきた。大戸沢岳から下ったことはないが
2回登っているのでそれほど不安の無いコースだ。やっぱり行こうと決める。
大戸沢岳は無人である。まずは食事だ。冷やしてきたビールをまた雪に埋めてラーメンつくりの段取りを行う。そして
準備完了後に乾杯。天気は最高。冷えたビールもおいしい。出来上がったラーメンを食べつつふと友人に今の状況をメール
しようと携帯に打ち込んでいたら、不覚にもコンロの上に乗せていた鍋が転倒。麺が半分以上雪面にこぼれてしまった。
ありゃりゃ!幸い雪はきれいだったのでそのまま雪ごとなべに戻す。食べられるかな?恐る恐る口にすると暖かいラーメンと
シャーベット状の雪の食感がなかなかいける。まあ冷やし中華と思えばいいか。
コーヒーも堪能しゆったりと頂上を味わってから下山開始。本日下山したという4人組のトレースが見当たらないのは変だが
別の尾根かな?緩やかな斜面をどんどん下っていく。ところどころ急な斜面に出くわすとどうもスノーシューは歩きづらい。
ずるずると滑っていく。何度かスノーシュを外そうと思うがどの程度まで使えるか試しつつ歩く。途中で目の前は平たい雪原で
その前が急斜面という場所に来た。最初スノーシューでがんばったが結局シリセードで下ってしまった。ここは壺足のほうが
安全かなあ。そんな気がした。
1524で右に曲がりしばらくいくと雪が無くなる。ここでスノーシューを外しコーヒータイム。周りはブナの林である。ふと見ると
ブナの肌面が左右で異なることに気づく。滑らかな肌と風雪にさらされたような肌が一本の木の中にある。これは風の影響だろうか。
どのブナも同じようなのでそう推測する。

- 樹肌の違い
雪がなくなると藪の始まりである。前回も藪に苦しめられながら登ったなあと思いつつ下りなので少しはましだと自分に言い聞かす。
しかし結構きつい藪。やけに暑くなってくる。もうちょっと踏み跡があった記憶があるが違ったかなあと思っていくと、川が見えて
きた。結局前回より北側の尾根を最後に下ってしまったようだ。轟々と雪解けの水を流すその川はとても渡渉できないが少し
下流まで歩くと前回の取り付き口に戻りその下がすぐに登山口だった。
時刻は2時30分だ。ゆったりと歩いたつもりで結構いいペースだった。天気情報によると今日の福島は30度を越えた真夏日だったらしい。
暑いはずである。
Kasaya
。