【 日 付 】2012年4月19日(木)
【 山 域 】奥美濃/雷倉
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート 】藤橋城-小曽谷出合(駐車)-尾蔵谷右岸尾根-co970jct-co1080郡界尾根-雷倉1168.6p-co970jct-・868-co820尾根分岐-co680林道出合-co300工事現場-駐車地
3月、花房山から雷倉へ縦走し、西の未踏尾根から周回しよう…などと無謀なプランをたてて、見事に挫折させられた。あれから1ヵ月、今年は雷倉は眺めただけでおしまいかな? と思っていた。
しかし、やっぱり宿題を残して新学期は迎えられんなあ…。ってわけで、周回は無理でも予定してた尾根を歩いて見ることにする。
その尾根とは、尾蔵谷の右岸尾根。花房山から眺めたら植林だらけで面白そうではなかったのだが、なぜかネットで登高記録を探しても出てこない。それは何か理由があるんでは? と、気になって仕方なかったのだ。
理由は行ってみてわかったような気がする。まあ、取り敢えず、久々にヤブレポを上げてみよう。
なんせ、何の情報もない、初めての尾根である。下部にはもう雪はないだろうが上の方はどうなってるのか分からない。従って、アイゼン、ピッケル、ワカンを準備。行動優先でガスコンロなどは無し。ツエルトにヘッデン、防寒衣類も詰め込む。といってもこんだけなんで重さは知れてる。あとは飲料と弁当くらいなもんだ。
藤橋城に5時半過ぎ。もうあたりは明るい。トイレをお借りして、ドングリ橋を渡る。3月には積雪で通れなかった揖斐川左岸の林道を進む。初めての地形。尾蔵谷の河口あたりは埋め立て地(土捨て場)になっていて、そのための林道が伸びている。これ「林道」といっていいのかどうか…。
この林道からも尾根に取り付けるようだが、下山を考えてもう少し先の小曽谷まで行く。下山地点(小曽谷右岸)を確認してから河口へ引き返し駐車。
出発は6時半になってしまった。

- 小曽谷左岸の尾根下部
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小曽谷左岸から南東に枝尾根に取り付く。ここは薄いヤブなので雑木の枝を掴みながら△698.1をめざす。全く雪はない。雪に押されていた灌木が新芽を付けて頭をもたげている。それを分けたり、潜ったり、踏んづけたりしながら高度を稼いでいく。

- ・698.1からのブナの尾根
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△698.1からは斜度も緩くなり眺望も開ける。北に徳山湖、南に花房山を眺めながらのヤブ散歩といった感じ。
ところがビックリ!右下に道がある。登山路じゃない、林道だ。進路の左側はブナの明るい林なのに、右側は林道付きの植林帯。この落差は大きい。
結局鞍部を過ぎco800mあたりまで林道と付き合うこととなった。

- 山頂への稜線から花房山
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co1010は帰り道の分岐点。しかしこの時点ではどこを下るか結論は出していなかった。郡界尾根のjctピーク(co1080)を越えると山頂まであとわずか。能郷白山や奥美濃の山々の展望を楽しみながら緩やかに登る。
花房山から雷倉への稜線がクッキリと。3月に断念したルートだ。結局今季は周回はできなかったけど、下山に使おうと思っていたルートは登ってこれた。
最後は平坦な山頂台地。山頂は一番南の端っこだ。
11:15 長い山頂ブナ回廊を歩き、谷の向こうのタンポが大きくなったら山頂に到達。小さな山名標示板がヤブに埋もれそうだ。風もほとんどなく時間もたっぷりある。今日は余裕のランチができそうだ。
山頂の西斜面から花房山を眺めながらの店開き。といっても、今日もガスもラーメンもなし。最近の定番、助六寿司とテルモスのお茶。もちろんアワワは欠かせない。

- co1080からの郡界尾根
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12:00 予定通り出発します。ちぃっと早すぎたかな? 歩きはじめると心臓がドキドキバクバク。オッといけない、まだAlcが残ってる。山頂台地を越えたところで15分の追加休憩。体調を整えてから前に進む。
郡界尾根jctは素通り。尾根を進んでいたら帰れなくなる。でも歩いてみたくなるような尾根だ。
13:20 真っ直ぐ下って往路との分岐へ。ヤブの中なのでわかりにくいが、往路と逆のやや右寄りに下る。真ん中が窪んで複雑な地形だが、今度は左寄りに進む。・868の平坦な尾根に出ればいいのだが、杉とブッシュに隠れて尾根の取り付きが見えない。なんどか行き来してやっと尾根への入り口を見つける。わかってしまえばなんで迷いそうになったか不思議なくらいの単純な尾根なんだが…。
ダラダラと濃くなったり薄くなったりのヤブ尾根を進むが、ちっとも高度は稼げない。いつからかピンクリボンと足元のオレンジ杭が尾根芯に続く。なんの印かわからないが、ピンクリボンは結果的には最後まで案内してくれた。
14:30 尾根分岐はもうすぐかな? とGPSを確認する。あれ? 電源が切れてる。最近、「俺魂くん」の調子がヘンなのだ。再度ONに。最近の山行は下りでのトラブルが続いている。まだ時間は早いとはいえ、前科者?にとっては不安材料として十分なアクシデントなのだ。
オレンジ杭№59のところから左へ。直ぐに林道に出会うはず。ヤブがひどそうなら林道を歩こうかなあ…と弱気になりながら20分ほどで林道に出る。一休みして、植林の尾根を見ると、ヤブは無く歩きやすそうな感じ。それならこのまま…と真っ直ぐ下る。このブレ具合がいい結果を生む時ばかりならいいのだが。(>_<)

- アリゲーターの木
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あとは難しいところもなく、下の工事の音が聞こえてくる。今回はなんとか無事帰還できそうだな。
アリゲーターの木のところから左寄りに下ると、朝確認した工事資材置き場のところへピンポイントで帰還。さらに歩いて5分で駐車地へ。15:45。
結局のところ、ワカンもアイゼンも不要だった。もちろんツエルトもヘッデンも。ピッケルは杖代わりで役に立ったのだが…。
装備を決めるのは難しい。持ちすぎれば重くなるだけだし、使わないからといって省けば不安になるし。ん? アワワを省けばいい? それって…、山が味気なるだけやんか(>_<)
~biwaco