グーさん こんにちは
私も行ってました。緑水さん同様ここに張りますね
【山域】鈴鹿 御池岳
【日時】2012年3月4日
【コース】山口水源地7:50---9:15白瀬分岐---9:50白瀬峠---10:03真の谷---11:18御池台地---11:35幸助の池
12:16---12:20ボタンブチ---12:40 12411ピーク---13:55真の谷(サイト場側)---14:28県境尾根
---14:54コグルミ谷右岸尾根---16:15国道---16:19駐車地
【メンバ】単独 1241ピークからタローさん、Eさん、他捜索隊4名
天気のいい日である。週始めの予報では曇りか雨のはずだったが素晴らしい快晴だ。今日は未だ見つかっていない
遭難者の捜索に協力しようかと御池を目指す。大貝戸に本部が置かれているらしいので情報収集もかねて顔を出す。
本部員と思われる人達のいるテーブルの上には地図や名簿やらが色々おかれている。それを確認し一応名簿にも
名前を記入する。見渡せば何となく山で見かけた感じの人はそこここにいるが具体的に見知った人はいないので
そこを出て予定通り木和田尾の登山口を目指す。
既に車は5台ほど停まっている。空いたスペースに停めてさあ出発だ。暖かな日だ。雪も殆どない。谷道からいくが
途中で尾根に這い上がる。そのままどんどん行けば鉄塔の下に出る。伊吹や霊仙はまだ白い。さらにいくと
小向井山通過。雪はまだ出てこない。そしてその後出てきた雪はすっかり凍っていて良く滑る。白瀬峠と坂本谷の
分岐まできてアイゼンを装着。トラバースの道がいつも朝方は凍っているのだ。アイゼンを効かしながら歩くと
ちょっと怖い場所に出た。怖いことは怖いがここで滑落しても身動きが取れなくなるほどでもないよなあと
思いつつさらに上を目指せば白瀬峠だ。
雪は大分少ないがそれでも一面真っ白。谷に落っこちてないかと見つめるが何もなし。遭難者は真の谷を歩いた
のか、県境尾根を歩いたのか不明だが、捜索済地図をみると意外と真の谷から御池へ上がる道があまり探されて
いないので定番コースのそのルートを目指す。アイゼンをガシガシ効かせて真の谷へ行くが谷に入るとズボズボ
埋まっていく。けっこう厄介だ。谷を間違えていないかとそちらも注視するがこんなところで間違えても歩行不能に
ならないだろうとさらに下る。
谷はいつも静かだ。1月末も丁度暖かな日だったが今日も暖かい。見上げる御池側の斜面も木の周りの雪が溶け
かかっている。もう春は間近である。ここでスノーシューを装着だ。何時もはここから最短の1194Pの南側を目指すの
だが捜索済ルートからするとそちらは歩かれているようなので自分は1194Pの北側に出ようと気持ち斜めに上がっていく。
何時もながらしんどいなあと思いつつ登る。振り返るとまだいくらも登っていないのだが。ただ今日は捜索の意味も
ある。足元ばかり見ている訳には行かない。きょろきょろしながら行くが、いつもの白い斜面があるだけ。登りつつ
大体この斜面で行動不能になるようなことはあるだろうかと思い巡らす。時々股下ぐらいまで沈むこともあるが
その程度であり、身体がすっぽり沈むようなことはありえないのでは。ただ深い雪である。正直もしこの側に埋まって
いてもなんら分からないだろうというのが本音。こうして一つずつ可能性をつぶしていく他ないのだろう。
途中何度も立ち止まりながら何とか頂上台地到着。ほぼ予定のコースだ。見渡せば樹氷は着いていないものの青空と
白い大量の雪がまぶしい。今年は雪が多いよな。雪原を北へ進むとすぐに青のドリーネだ。シートを敷いて寛いで
いるグループがいる。滋賀県側から御池谷経由で来たとのこと。イヤーいい天気ですねえとニコニコしている。
ホント今日は寛ぐには最高だ。寒さは殆どない。

- 青のドリーネ
もっと捜索隊がいるかと思ったが意外に人が少ない。とりあえず幸助の池のほとりでランチにするかと歩を進める。
誰かいるかと思ったここも無人。池はまだたっぷりの雪で覆われている。そのほとりでしばし寛ぐ。コーヒーを
楽しんだあとでボタンブチへ行くと年配の夫婦らしき人が1組。こちらの方も御池谷を上がって来たとか。滋賀県側
からの定番ルートだな。T字尾根方面もまだ雪はたっぷり。眼下のゴロ谷は良く見えないがいくらなんでもこちらには
入らないだろう。又このゴロ谷を冬場に捜索するのは少々きつい。
さて予定コースで帰ろうかと西に目をやれば稜線上を何人かが歩いているのが分かる。ゆっくり歩いていくと途中で
樹氷が美しい。幸助の池あたりではまるでなかったのに、同じ台地上でも場所によって随分違うものだ。
1241Pに何人か人がいる。そのうちの一人はヘルメットを被っているので捜索隊だなと思い近づいていくと、こちらに
顔を向けた人がどこかで見た人。タローさんだ。そして横にいた女性は最初分からなかったが話の中で以前一緒に
沢登に行ったことのあるEさんと分かる。久しぶりの再会だ。
コースを聞くと私が行こうとしていたまさにそのコース。一緒に行きましょうと誘われ合流することにする。タロー
さん達はコグルミ谷まで車で入っているのでそちらへも便乗させてもらえることになった。真の谷への降り口は色々。
同じところを降りることもないので本隊とは別のルートでタローさん、Eさんと下りることにする。そしてさて
行こうかというところでタローさんが1241Pでメガネを忘れたといって取りに戻る。しばし休憩。ただじっとしていると
さすがに寒いのでEさんと探索がてらに周囲を歩き回る。しばらくしてようやく戻って来たタローさんだが足につけた
ワカンが壊れている。半分どこかへ落としている。それはすぐ見つかったがもうワカンは使えない状況。今日の雪の
状態でワカンが使えないと少々辛いが仕方が無い。
さて斜面を降りる。つい何時もの調子で降り始めるとタローさんから声がかかる。右側を注視して!僕は左側を
見ていくからと。そうなんだ、今日は捜索なのである。歩を緩めてゆっくり行くが登りと同じでこういうところで
事故は起きないだろう。雪に沈んでも脱出が不可能になることは考えられないとの思いは強くなる。それでも3人3様に
ルートを取り降りていく。しかしやっぱりダメ。そして真の谷がもう目の前。不意にEさんがオーイと声を出す。
丁度真の谷を先ほど分かれたグループが歩いている。良かった丁度いいタイミングである。
後はカタクリ峠を目指すが、途中で何故か先頭が斜面を登りだした。結構急な斜面であるがジグザグといく。
そして県境到着。ここも果たして遭難者が通ったのだろうか。分からない。リーダと思しき人が本部と無線で交信して
いる。下山の連絡だ。県境尾根からカタクリ峠を目指す。もう帰路の気分だったがタローさんがここで右岸尾根を
行こうと提案する。確かにまだ見ていないルートを通ったほうがいいよな。
ここで又本体と別れて右岸尾根を行く。スノーシューの跡もありもう何人かはいているようだ。801Pを過ぎたところで
右手に薄いトレースがあるのを見つける。赤ペンキもある。これは何だろう。犬返し谷に降りていく尾根だ。最初はいいが
だんだん急になる尾根。右岸尾根から犬返しに行くところで間違えたらここへ入り込む可能性もあるかもとタローさんが
少し入って見ようと提案する。あちこち見て周り双眼鏡でも見て回るタローさん。でもダメだ。もうちょっと行きたそう
だったがあまり遅くなると本隊が心配するかもしれない。時間も大分押してきた。捜索を打ち切り尾根へ復帰。
といってもそう簡単ではない。斜面をトラバースしながら進む。飾りのつもりで持ってきたピッケルを斜面に刺しつつ
前へ進む。やっとのことで尾根に復帰。後はどんどん進めばタローさんが勝手しったると言う感じで法面につけられた
古い階段の上に飛び出しそこから国道へ降り立った。なかなか降りてこない自分達を心配していたのか丁度先行隊が
ゆっくりと車で下を通っているところだった。
後はタローさんに山口水源地まで送ってもらいその後大貝戸の本部へ顔を出す。今日の捜索ルートを記入をするが
本日も空振り。5時に今日の捜索終了宣言と遭難者の父親の挨拶があった。皆が色々探していながら何故こうも見つからない
のか。不思議だ。

- 今日のルート
Kasaya