おはようございます、zippさん。
岩の詰まった谷の向こうに10m程の滝が現れた。水流落ちる岩が階段状になっていて、滝下から滝口まで登っていけそうな滝だ。
岩が滑るので安全を期して途中で右に抜けて巻くと、突然、広々と開けた空間に飛び出した。
幅広で高い岩壁に、滝が二筋かかっている。どうだろう?台高の風折滝(80m)程か、もっと高さはあるだろうか。
上部は岩壁が切立ち、細い水流が勢いよく飛び出し飛沫をあげている。壁はお椀のように下部になるほど緩やかに傾斜し、岩は石畳状となり、階段滝の落口まで続いている。その岩肌を蛇行しながら水流が滑り落ちる滝だ。
また水量は少ないが左俣の滝もほぼ高度を同じくして落ち、二段の滝となって落ち、階段滝の落口で本流に合流している。
不思議な滝だ。滝の上部は柱状節理が見られる。水量が少ないため侵食されずに残っているのだろう。
きれいな滝でも姿のいい滝でとも云えないが、滝の高さの為だろうか、圧倒される滝である。
発達した岩壁に滝と熊野修験道のメッカて感じですねえ。
メッカはおかしいか?イスラム教だもんなあ。
先週も妙見倉からの帰路の道で見たのと同じマーキング(赤テープとペンキの丸印)が、登ってきた谷の右岸左岸に垣間見られ、この先にも続いているようだ。熊野にもヤブ山歩きの人は健在なのだ。
こういうのは嬉しいですね。
昔の息吹が残されているって感じがします。
滝口上には、釜を持ったナメ滝が落ちる感じのいいところがあり、少し休憩。ただ、下に滝口が見えてちょっとスース―する。
ここもスースーしましたか。
谷を辿って行くと、右から道が出て交差する。その道には下で見たマーキングが付いている。何処かに巻き道でもあったのだろうか?
大人平山の東に入る谷を辿って、東から山頂を踏む。植林と南は荒れた感じの広い山で展望はない。
西のピークを避けてショートカットして鞍部。鞍部からは山腹を行く道を辿る。道は、小尾根を少し登りさらに山腹をトラバースして行くと、突然目の前に大きな嵓が現れ、ヒキガエルの横っ腹に飛び出した。
予想を上回る大きな岩嵓が、屹立していた。どう見ればヒキガエルに見えるのかあまりにも近すぎてわからない。
ここからは、大丹倉の所々朱に染まった大岩壁が望まれる。その右側にこのビキ島と対の、竜が大きく口を開けたタツ島があるというのだが、林の中には岩嵓が幾つか見えるだけで判別がつかない。(
『タツ島とビキ島』)
昔からこの岩嵓は磐座として信仰の対象だったんでしょうね。
この話は、修験者が入る以前の匂いがして面白いですね。
こういった原始信仰にいろいろな理屈を重ね合わせていったんでしょうね。
蟾島の尾根側の基部でランチを頂く。今日はホッ酎におあげを焼いて、インスタントラーメン。時折吹く風が冷たい。冠雪の大峰を越えて吹く風だからなんだろう。
ここからは地図読みで、521標高点から北東に向かい、方向を替え、東に降りる尾根を使って無事着地。地形図の建物(今はない)記号のある台地を囲う石積みの猪垣に飛び出した。
猪垣って結構残っているもんなんですか?
温泉に行く前に、高地にある粉所(こどころ)の集落に登って見た。表丹倉が屹立し、岩壁には滝が掛かっている。そして先ほど登ったビキ島が見える。棚田も耕作放棄地が増えつつあるようだ。
奥瀞温泉は、バンガローやらグラウンドなどある北山川の広大な敷地の一角にあった。しかし日曜日だというのに人影がまばらだ。まだ
秋の台風被害で交通事情が悪いせいなのだろうか?
3人ほどしかいない広々とした浴場、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって、帰路に着いた。
お疲れ様でした。
なかなか興味をそそられる山旅でした。
わりばし