おはようございます、山日和さん。
トレースはスキー場からさらに奥へ向かっていた。我々はトレースに別れを告げて、閉鎖されたスキー場のゲレンデのど真ん
中にトレースを刻む。ヒザあたりのラッセルだが、雪が重い。7年前はリフトに乗って空中散歩したものだが。
あのスキー場も数年後にはリフトも撤去されるんでしょうね。
今日の雪だと頑張り過ぎずに小まめに交代して行くのが得策だ。なにせこの1週間に降った雪は半端ではない。
パウダーならいいが、やや重たい湿った雪は体力の消耗を余儀なくされるのだ。
雪が止んで薄日が差し始めた。これなら陽だまりでぬくぬくとランチが楽しめそうだ。
次々と先頭を交代しては最後尾に回ってひと休み。9人で回すラッセルも、急傾斜が続くこの尾根は一筋縄ではいかない。
ラッセルのスタイルも個人差があって見ていると面白い。
わりばしさんやkeikokuさんは馬力でねじ伏せるタイプ。宮指路さんは急斜面では五体倒地さながらだ。
Kasayaさん、とっちゃん、洞吹さん、バーチャリさんは堅実らライン取りで進む。落第忍者さんは三峰山でトレーニングを積んだ
というだけあって、ラッセルのフォームもサマになってきた。
あれだけの雪は初めてでした。
馬力だけではだめですね。
尾根の2回目のラッセルから少しコツがつかめた気がします。
急傾斜のところでは雪も壁となって、普通のラッセルでは通用しない。頭の高さ以上の雪を崩して足場を作り、確実に体重を
掛けられる状態になってから体を持ち上げる。こういう場面では踏んだ場数がものを言うのだ。
山日和さんのこのやり方が勉強になりました。
しかし時間の経過と稼いだ距離・高度が比例しないのが新雪の雪山である。出発が3時間もラッセルしているのに、獲得し
た標高差は500mというありさまだ。
興味の焦点はすでに「どこでランチにするか」になっていた。とりあえず広瀬神社からの尾根の合流点までは頑張ろう。
あたりはすっかりブナの純林となって、非常にいい雰囲気だ。
ブナだらけでしたね。
標高はかせげないものの九人で雪と格闘してなかなか楽しかったです。
尾根の合流点に着いた。また小雪が舞い始めた。
小広い平坦地で「本日はここまで!!」と宣言、待望のランチタイムである。標高880m。丁字山まで130mほどを残すばかりだが、
山頂に立ったところで何が見えるわけでもなし、ここで十分だろう。
いつもの如くスノーテーブルを作ってランチ場の設営にかかる。皆さん経験を積んでいるので手慣れたものだ。
幸い雪もちらつく程度で風もない。いつも通り、思い思いの鍋ランチを楽しんだ。
落忍さんの新兵器をいくつか見せてもらいました。
皆さん、納得のランチでしたね。

- 徳山村の雪下ろし道具
下山はあっという間だった。みんな登りのトレースを使わず思い思いのラインを描きながらふわふわの雪を潜りながら歩く。
わりばしさんが「マシュマロの気持ちがわかる」と評した何とも言えない感触の雪は、まったくショックもなく優しく体を包み込ん
でくれる感じだ。
落第忍者さんが「やみつきになりますわ」と喜色満面で楽しそうに歩いているのを見ると、こちらまでうれしくなってくる。
下りは早かったですね。
スノーシューの下りのためにあるような雪質でした。
汗と雪で濡れて冷え切った体を温めるべく藤橋の湯に向かう。
予定変更の上、予定外の雪、展望もなくラッセル三昧に終わったスノー衆パート2だったが、みんなで苦労を分かち合った雪山
は、それだけで十分楽しめたと言えるだろう。
みなさん、お疲れさまでした。
いい経験をさせてもらいました。
ありがとうございます。
早く下山したので、私は前から気になっていた徳山民俗資料館に行けてラッキーでした。
次回のスノー衆も楽しみにしています。

- 雪の季節の運搬用の道具
わりばし