【日付】2025年3月10日(月)
【山域】湖北/東妙理山
【ルート】菅並洞寿院8:00-東妙理山15:05-南東尾根-17:15菅並
【天候】晴れ
【同行】単独
「春に三日の晴れ間無し」といわれるように11日からは雨模様らしい。先日の「スノー衆」で体力ヘロヘロなのに、山遊びするなら週末から月曜日までの3日間…と思うと、困ったことに未練がましく誘惑にココロがなびく。
ということで足を向けたのは余呉。さすがの雪どころもこの間の暖かさで少しはガードを緩めてくれるだろう。久しぶりに菅並から妙理山へ行ってみる。
今回のミッションの狙いは3つ。
①洞寿院から妙理川沿いの林道?の様子
②建設中(中断?)の高架道路の終点の確認
③道路終点から東妙理山への尾根を登ってみる
体力、時間が許せば稜線から左へ妙理山まで進み、帰路は七々頭ヶ岳へ続く妙理川右岸の尾根co760ⅿの台地から建設中断道路の終点に下る―というオプション付きだ。
木之本から菅並への道路は完全除雪され、道路沿いに数10㎝の雪壁を作っているだけ。洞寿院手前の大きな駐車場はせっかく除雪してあるのに平日早朝のせいか1台の車もない。

- 洞寿院の横からシュー装着
スノーシューを手にぶら下げて10分ほど洞寿院の入口まで進むと、除雪はここまで。妙理川に沿う道はしっかり雪で覆われている。5、60㎝はあるだろう。除雪による壁を乗り越えて雪上に立ち、スノーシューを履く。

- あの峰をめざして
川向こうの斜面を見上げると高架道路が伸びている。正面奥には妙理山への稜線が「ここまで来られるかな?」と挑発してくれる。雪面は日陰部分は硬くて沈まないが、日向になった途端に沈みがちだが歩行に支障はない。
2か所ほど右手からの雪崩でできた壁を越える。

- 山壁に突き刺さった道路?
前方に高架橋が目に入ると道路の終点が近い。高架橋を潜ったカーブのところが予定の尾根の先端だ。
一休みしてから状況確認のため高架道路の終点まで行ってみる。トンネルになっているかな?と勝手に推測していたが、高架橋北詰の尾根尻は岩壁のままで掘削の気配もない。この道は丹生ダムの関連道路なんだろうが、建設中止になったため放置されたままなんだろう。とすると菅並から歩いてきた道もその工事用道路だったんだろうか?
さて取り付くのは、工事用道路の終点から△746.7m東妙理山の西co760mあたりに登りつく直登尾根。標高差440ⅿほどだが距離が短いだけに等高線は混んでいる。ネットの山サイトを見てもこの尾根を使ったレポは見つからない。植林の尾根を見ると左寄りに作業道のような地形が見られる。もちろんヒトの踏み跡はないが、あまり考えずに進入。そのうち右手の尾根芯へ出るだろう。
これが決定的な判断ミスだった。気が付くとかなり急斜面だ。左手は谷筋、足元の雪が崩れて滑落でもしたら大事になる。細心の注意を払いながら椿や馬酔木の小枝にすがりながら一歩、いや半歩ずつ高度を上げる。
意を決して一番嫌いな急斜面のヘツリでなんとか尾根芯に出られた。一休みして下を振り返ると吸い込まれるような急斜面に身が縮む。
ちょうど12時。尾根取り付きから2時間半もかかっている。東妙理山まで標高差はあと300ⅿもある。ここでランチにして尾根芯を引き返そうか…と弱気の虫が顔を出す。忸怩たる思いを抑えて座り込んだ。ところがパンをかじりお茶を飲むと今度はポジティブ虫が目を覚ます。もう少し行ってみない? せめて眺望の利くところまで。
とにかく13時をリミットに、もう少し登ってみてから考えよう。
急傾斜とはいえやはり尾根芯は歩きやすい。左右の眺望も開けてきた。正面には目的の稜線が見守ってくれている。下の林道からも見えていた稜線だ。ゆっくりながら確実に足を運び、13時を確認して休憩・ランチにする。
GPSを見ると標高586ⅿ。南に向いて座ると正面は菅並集落の背に七々頭ヶ岳。右に妙理山へ続く稜線が続く。病み上がりのリハビリでこのルートを周回したのはもう8年も前。今の自分にはここから眺めるだけが限界だな。
お腹が膨らむと気持ちも膨らむ。まだ14時前。妙理山は諦めるとして、日足が伸びた今ならここから稜線へ出て、時計回りに東妙理山から南東尾根を下れば日没までに帰着できそうだ。

- 北東の眺望
標高差150ⅿを1時間かけて稜線に出る。ここからは明白なスノーシューのトレースが続いている。週末の登山者のものだろう。東妙理山は広い台地の中で山頂はどこや? 三角点標柱はもちろん雪の下だが山名プレートも見つからない。その代わりに北側~東側の上谷山などの白い稜線が樹間越しに目に入る。安蔵山は目の前だ。

- 平坦な尾根を下る
南東尾根は広くて緩斜面続きで有難いが、なかなか高度は下がらない。大集団のようなトレースに従ってルーファイ無用の楽々下降。最後の等高線が舌を出したような平坦地の先で右下の「妙理の里」へ出られるんでは?と助平心を出したのは減点だったが、なんとか無事に六所神社の裏に下山。ザックを置いて、車の回収へ向かう。

- 六所神社から七々頭ヶ岳
前半の判断ミスでプラン変更となったが、気になっていた道路状況などを視認できたので良しとしよう。
~びわ爺