宮指路さん、こんばんは。
偶然ですね。私も森林鉄道仲間に誘われて10月11日(金)に行って来ました。
本当は、弥山滝から巌の双門行きましょうと誘われたんですが、弥山小屋まで累積1800位有るので
春にしませんかとなり、山トレで少し似ている?宮ノ谷渓谷から池木屋山になりました。
初めてでしたが、ヤマップ友から色々としつこい位にアドバイス頂き、使いませんでしたがチェーンスパイク持って行きました。
宮指路さん1人で行ってはいけない宮ノ谷に1人で行かれたんですか?
すごいと言うか、案内板に複数で入山のお願い有りましたよ!

- 複数で入山して下さいと!
池木屋山は一般的には難路と言われているが途中まではしっかりした登山道がある。
登山口から谷沿いの道をしばらく歩き蛇滝を過ぎると長い階段が続くが道は安定している。
休憩小屋を過ぎ、渡渉すると風折の滝の分岐の看板がある。
この場所に在る岳魂の石碑の裏に
『昭和47年4月14日午後2時20分 48総体50国体登山コース踏査中
高滝付近に於て突然に起こった土砂の直撃を全身にうけ31才の前途有為な中村卓三君ここに生涯を終え
嗚呼好漢願くは君が霊宮の谷守護神となりて永久に鎮まらんこと載
昭和47年12月 飯高山岳会 飯高町職員互助会』と刻まれています。

- 岳魂の碑

- 裏に物語が刻まれています
しかし、この先死亡事故多発の看板があり、その脇から高滝を見ることが出来る。
そこからは道が不安定となり難度もやや上がる。
高滝の高巻きは上部に出ると高度感があり、下を覗くと20mくらいはありそうなので滑ったら間違いなく大怪我するだろう。
上部までが結構急な勾配でこのトラロープ大丈夫?と、使わずに登るにはしんどいし頼ってしまいました。
上部に出てから一部、踏み跡が崩れていて設置されているロープに捕まりながら通過しようとしたらザックにロープが絡んで動けなくなった。
四苦八苦していると後ろから屈強そうな登山者が表れ、声を掛けられたが私がルート上にいるので、その方は急な斜面に体を捩りながら立っていた。こんなバランスの取り方があるのかと思った。その方はあっという間に私を追い抜いて先に行ってしまわれた。

- このあたりのロープですか?
この場所ですれ違うのはどうかと思いますが、ロープの張られた位置が下すぎたり上だったり、自分の体の位置に苦労しました。
さて、この先に高巻きのピークがあり、しつこいくらいにロープが張られているが怖さは感じられない。
ピークには石像が祀ってあったがここで事故があったのだろうか?
この石仏も昭和47年4月14日と春岳瑞雲居士と戒名が刻まれていますので、土砂崩れで無くなられた中村さんが
宮の谷の守護神となられ登山者の安全を見守られていると思います!
一旦、谷に下りてしばらく谷沿いを歩いているとドッサリ谷を見ることが出来る。折角なので近くまで行って写真を撮る。
私達も登山道から近かったので寄りました。
友人が石の苔で滑って頭打ってました。ヘルメットをかぶっていたので良かったですが!
ここから巻き道に上がって谷に下って行くときに少し迷ってしまったが、下の方にルートを見つけることが出来た。
奥の谷に入ると古びた滑車を見ることができた。
私の友人はこのウインチの事知っていました。
私達はこのような古い人工物みるとテンションMAXになってしまいます。
しばらく休憩して写真撮りまくっていました。

- 大きなウインチが2台有りました
鈴鹿の谷尻谷のような雰囲気だなぁ~と思っていたら、沢の分岐が出てきた。
ここが奥の谷の出合いらしいが標識は見当たらない。
大きな岩にワーヤーが巻かれていてそれを見に行ったら古いテープを見つけました。

- ワーヤー巻かれた大きな岩(ウインチのアンカー?)
右の沢に吸い込まれそうになったが、よく見るとテープがあり地図を確認して左の沢に入った。
少し判り難いですね。
ヤマップ友から以前行かれたレポを見てから行くように言われていたので、その方もここで右の沢に入ってしまい戻られていました。
ルートは右の斜面についているが途中で左の斜面に乗り換える。
踏み跡を辿って行くと自然に痩せ尾根に乗ることが出来た。
後は尾根を登って行くだけである。
ここのトラバースは獣道の幅しか無く、滑らないように歩きました。
結構長くこれからどの尾根に取付くの右?と思っていたら左の対岸にテープ見つけました。
しかしこの時点で12時過ぎだったので予定をかなり過ぎていた。山頂まで標高差600mあるが自分の足だと2時間はかかりそうである。
尾根ルートは明瞭で迷うことはないがひたすら登りも疲れてしまう。
時々お化けのような大木が表れて楽しませてくれる。
ひたすらの尾根登り、根っこが階段になっている所は好きです。
ただの急こう配は一番苦手です。
奥の出会いから約600UPですね。私達も2時間掛かっています。
なかなか山頂は見えてこないがナビでおおよそ見当は付く。
山頂が近づくと尾根が平になりビクトリーロードの先に「池木屋山」の標識が出てきた。
ここも頂上未だと疲れます。
池木屋山のまつさか香肌イレブンの標識みて達成感有りました。
ここまで7時間もかかってしまったが久しぶりに達成感に浸れることができた。
しかし、あまりのんびりとはしていられない。闇下必至なのでなるべく早く下りねばならないが、頭はそう命じても足が付いてこない。
下山ルートは道もしっかりしていて迷うことはないが、こういう時に意外に道を外してとんでもない方向に進んでいることもあるので怪しいと思った時はその都度ルートを確かめる。
途中直角に曲がる所が有り、トラロープ張ってなかったら絶対迷うなと思いました。
尾根を少し登って行くと霜降山に着く。ここからは展望はないが少し下ると開けた場所があり展望が開けるが残念ながらどの山か分からない。
尾根を下って行くと目の前にキリンのような面白い気が横たわっていた。
私達には鼻をつないだ象の親子に見えました。

- 仲の良い象の親子に見えました
この辺りは明るいブナ林になっていて気持ちが良い。大きな岩を過ぎるとブナの木平に出るが、少し道が広いだけの場所である。
大きな岩にもワーヤーが沢山巻かれていて、大きな滑車やプーリーが落ちていました。
下に在った、ウインチと繋がっていたかなと想像しました。

- 大きな滑車や沢山のワーヤー
この辺りからいよいよ足も痛くなり始めて限界が近いが不思議と体は前に進んでいる。しかしその代わりに頭がヒリヒリして来た。
この先も未知の領域なので道がどうなっているか分からない。
宮の谷の標識が出てきた頃にとうとう暗くなって来た。
下山の尾根も長く3時間近く掛かったと思います。
そこから道を直角に曲がると荷揚げ用のレールが表れた。このレールのお陰で急な下りもレールに捕まりながら安全に下りることが出来た。
最後に沢筋で道が不明瞭になるが迷うことはなかった。18:50何とか無事に生還した。
18:50だとヘッデン点灯されたんですかね?
最後の方もモノレール過ぎてから少し判りにくかったかと。
私達は名古屋の方と6:00集合で6:10出発16時過ぎに下山しました。
友人は山トレ不足で尾根の直答でへばっていました。
弥山川行かなくて正解でした。
駐車地にはまだ一台車が停まっていたがまさか自分より遅い人はいないだろうと思っていた。しかし後になって自分より一時間遅れで下山した方がいるのが分かった。
すごい方が見えるのですね!
初めてなら日の出に出発が安全ですね。
ヤマップは標準タイムが7時間30分になっていますが結構無理のような。
この時点で温泉はほぼ諦めていたが一縷望みをかけて登山靴まま車を走らせた。
道の駅の温泉は20:00までなので通常は30分前に受付終了となるが19:45に行ってみると何と入場可ということで受付のお姉さんが神様に見えた。
私達も一番近いホテルスメールの香肌峡温泉で汗流して帰りました。