【 日 付 】2024年7月18日(木)
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート】月出登山口駐車場 9:00 --- 9:52 8m滝 10:10 --- 11:45 八丁平(焼肉と昼寝)13:40 --- 14:32 ゆりわれ道登山口 --- 14:47 月出登山口駐車場
このところ,ウオーキングは街道歩きが主になり,山へ行くのは積雪期と盛夏期の比較的短い期間になってしまった。今年も最高気温が30度を越えたら沢登りに鞍替えしようと思い,最高気温37度が予想されている7月4日にワサビ谷に出かけた。ところが,登山口についた途端,左後輪がパンクしているのを発見。そのあとはJAFを呼んだりしてバタバタし,結局沢に入らずに帰宅してしまった。
今日は今年2度目の三峰行きである。国道166号線を走っていると,櫛田川にかかる橋のところに消防車などが何台も止まっている。2,3日前にこの近くで技能実習生のベトナム人女性が川に流されて行方不明になっているので,それが見つかったのだろうか。帰宅後に調べてみるとそうだった。友人が足を滑らせて川に落ちたのを助けようとして溺れたらしい。痛ましいことである。
月出登山口の駐車場に無事到着。橋のところから見るワサビ谷は1,2日前までの雨で水量が多い。新道峠へ至る登山道を少し登り,堰堤を越えたところで沢に降りる。足を水につけると体の火照りがすうっと消えていくのがわかる。1年ぶりの懐かしい沢の感触である。
水を楽しみながらしばらくゴーロを登っていくと,第一連瀑帯。下から見るとこんなところを登れるのかと思うが,適度にホールドがあり,フリクションもいいので意外に登れるのだ。しかし,今日は水量が多く,多少難度が上がっている。連瀑の最後の滝は水流にホールドが隠されてしまっているので,単独ということもあり,大事をとって左から巻いた。
第一連瀑帯を過ぎ,少し登ると8m滝。暗くてあまり美しい滝でもないが,この谷では一番大きな滝である。滝下で一休み。何も急ぐことはないのだ。谷中にいると世の中が猛暑だということが信じられないほど快適である。滝の水量はいつもの2倍ほどあるだろうか。その分見栄えが良くなっている。

- 8m滝
8m滝を右から巻き上がる。そのあともフリーで直登できる滝が続く。次々と滝が出てくるので中だるみしないし,しかもすべて直登できるので面白いことこの上ない。滝と戯れ,水と戯れているうちに,最後の滝を越えるといきなりそれまでとは全く雰囲気の異なる,癒しの源頭部が出現した。オオイタヤメイゲツの林である。谷は平流となり,下草のない緩やかな斜面をのんびり歩いていく。この谷は連瀑帯と癒しの源流部のメリハリが面白い。
櫛田川へと流れ落ちる最初の一滴を確認すると,すぐその上が草原となり,緩やかな斜面を登ると八丁平である。八丁平で焼肉をしていると,平日にもかかわらず登山者が通りかかる。さすがに人気の三峰山である。

- 八丁平
昼食後にそのまま昼寝と決め込みたかったが,標高1200mでもさすがに日差しが強く,日陰に移る。ところが,日陰ではコバエやアブがうるさくて落ち着いて昼寝をするどころではなかった。やっぱりこの時期に台高で昼寝しようと思うとモスキートネットが必要かもしれない。
帰りはいつものようにユリワレ登山道を下り,駐車地に戻った。さあ,飯高道の駅の温泉につかってのんびりしていこう。
三峰山のワサビ谷は数ある台高の谷の中でも私の最も好きな谷の一つである。フリーで登ることができる手頃な規模の滝が次々と現れ,それらを楽しく登っているうちにいつの間にか癒しの源流部についている。それはオオイタヤメイゲツを主とする一級品の癒しの源流である。
2,3時間で登ってしまうので,短すぎると言う人もいるが,こんな密度の高い谷を1日もかけて登ろうとは思わない。2,3時間で十分である。登ったあとは,八丁平で焼肉と昼寝,下山後は温泉でまったりして夕方には自宅に帰り着いているという,理想的な休日の過ごし方ができる谷である。今年はこの谷を遊び場にしよう。