御池岳に、犬返谷左岸尾根から登り、木和田尾で降りる周回をした。
テーブルランドは、ガスガスだったが下山間際に晴れてくれた。
【 日 付 】2024年1月28日
【鈴鹿】御池岳
【メンバ-】WinRiver、クロオ
【 天 候 】くもり
【 コース】簡易パーキング ふじわら6:50---7:15国道306---8:55犬返谷左岸尾根---11:10天ヶ平(カタクリ峠)---12:35御池岳山頂13:10---14:20東のボタンブチ---14:50真の谷---14:52奥ヶ谷---15:30白瀬峠---15:47木和田尾分岐---16:18子向井山---17:04登山口---17:10簡易パーキング ふじわら
朝6時10分ごろ簡易パーキング ふじわらに着いたら、すでに20台くらいの車が停まっていた。
ここに停める人は、どちらかというと御池岳だろう。
すさましい人気だ。
準備して我々も出発する。
多くの人が、木和田尾を登り右回りで御池岳に登り、カタクリ峠から白瀬峠に戻り、木和田尾を降りてくると思われる。
我々は、国道を歩き、犬返谷左岸尾根で御池岳をめざす。
車で国道ゲート前まで移動も考えたが、下山は木和田尾のつもりだったので、移動するのも面倒だし、ゲート前の駐車地も不確定なので、パーキングから歩くことにした。
パーキング前の国道365を向こう側に渡り歩道を歩く。
手前側は歩道が無いので怖い。
歩道は20~30cm積雪していた。
スノーシューを履いてもよかったが、国道306ゲート前まででまた脱ぐことになっても面倒なのでそのまま歩く。
しばらくは歩道を歩いたが歩きにくい。
たまらず、少し回り道だが除雪してある町道を進む。
どうせ、国道306ゲート前には立体交差の道を行った方が速い。
国道306は、30mくらい積雪していた。
さっそくスノーシューを履く。
そこから延々と国道を歩く。
昨日のものか、スノーシュー跡と、ツボ足跡があった。
カーブを曲がるたびに、赤い橋が見えないか期待するが、なかなか現れない。
ワカンの足跡が出てきた。
ツボ足跡は無くなったので、どうやらツボ足さんがワカンを履いたようだ。
やっとのことで犬返橋に着く。
さらに尾根尻を曲がりきったところで尾根に取りつく。
ゲートから1時間40分も掛かってしまった。
ワカンさんも尾根に取りついたようだが、スノーシューさんはコグルミ谷へ行かれたようだ。
尾根稜線に上がるのは、たいした距離ではないのだが疲れた。
後は樹林の中を延々と登っていく。
傾斜は緩やかだがなかなかカタクリ峠に着かない。
2時間以上かかった。
カタクリ峠に来てビックリ。
トレースがたくさんある。
白瀬峠に向かう方向は、踏み固められた道が出来ている。
カタクリ峠から真の谷へは、雪がたっぷりある。
今まで稜線を歩いてきたので、ところどころ地面が見えるところもあった。
プレートは、見えたので、積雪は50cmくらいだろうか?
真の谷から御池岳には、谷道ではなくて尾根筋にトレースが出来ていた。
下山トレースのようで、トレースが一筋ではなく、多くのトレースが、めいめい勝手なところを降りている。
少々歩きにくいが、ラッセルしなくてもいいのでありがたい。
木には霧氷が付いていた。
一方向に発達した霧氷ではなくて、枝の周りに絡まっている。
霧氷と雪とが付いたのだろうか?
もう少しで山頂のところで、それまでガスガスだったが、一気に晴れた。
鉛色の空が、見る見る青空になり、群青色の空になった。
カメラをザックから取り出して、写真を撮った。
今日は、これから晴れるのだと思いきや、上空の風は速く、また、見る見る、曇ってしまった。
テーブルランドに上がったら、いよいよガスガスに戻った。
木々には、霧氷がびっしり付いている。
青空のもとで見たかった。
御池岳山頂で食事をしながら待つことに。
待っていても晴れて来ない。
来るのは登山者ばかり。
次から次へとやって来る。
皆さん、真の谷から東のボタンブチに上がり、ガスガスのテーブルランドを1時間ほど掛けてやって来るようだ。
あきらめて、我々は反対に、東のボタンブチに向かう。
50m先くらいしか見えない。
写真を撮っても、ピントが合っているかも分からない。
晴れていれば、ボタンブチや幸助の池もめぐるところだがパス。
テーブルランドの北の端側を進む。
ガスガスだけど、トレースがたくさんあって迷わない。
少し明るくなって、太陽の輪郭が現れて晴れるか期待するが、すぐ、また、ガスガス。
青のドリーネを探す気にもならない。
もう少しで東のボタンブチの下降点というところで、ふたたび明るくなってきた。
霧氷の付いた木々がはっきり見えるようになってきた。
雲が速く流れていくのが分かる。
青空も広がり始めた。
南側の樹木の方によって写真を撮りまくる。
6時間も掛けて来た甲斐があった。
東のボタンブチから東側、南側は晴れている。
藤原岳や鈴鹿の山々がはっきり見える。
伊勢湾も見える。
白瀬峠を見ると、あんな高いところまで、あんな急斜面を登り返すのかと思えた。
どうやら晴れているのは、東のボタンブチだけで、御池岳山頂はまだガスの中のようだ。
この景色を見ているのは、2人だけらしい。
逆周りして正解だった。
名残惜しいけど、時間もおしてきたので下山開始。
ここはトレースを避けて、フカフカの斜面をスノーシューで滑り落ちていく。
とても気持ちがいい。
真の谷からは白瀬峠に向けて我慢の登り。
トレースはたくさん付いているのでラッセルは要らない。
30分ほどで白瀬峠に着いた。
後は木和田尾を下るだけだ。
頭陀ヶ平の合流点で雪が無くなっていた。
スノーシューをはずす。
すぐにまた積雪していたが、トレースで圧雪されている。
そのまま歩く。
最後は、雪がシャーベット状になっていて滑る。
ストックでささえながら降りる。
なんとか明るいうちに下山できた。
とても疲れた。
クロオ