【 日 付 】2023年12月9日
【尾鷲市】日和山、須賀利小池、大池
【メンバ-】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 コース】登山口9:00---9:40稜線分岐---10:10日和山---10:40稜線分岐---11:15須賀利小池---12:30須賀利大池---12:50江戸鼻つけ根---大池---小池---15:30稜線分岐---15:50登山口
尾鷲市須賀利にある日和山に登り、須賀利小池、大池をめぐる。
紀北町から須賀利に向かう県道の途中、小さな小川の横に登山口があった。
小川の横を進むと植林の山を登る。
登山道は、明確にあるが、直登なので急登。
すぐに暑くなる。
朝、寒かったので4牧着ていたが、1枚になる
40分ほどで、稜線分岐に着いた。
左は須賀利小池と大池、右は日和山。
まずは、日和山へ。
なだらかな稜線が続く。
ほとんどフラット、少しづつ登っていく。
いままでの植林と代わって、自然林。
残念ながら、展望はほとんどない。
樹林の間から少しだけ真下が海であることが分かる程度。
結構長く歩いて、最後、少し登ると山頂だった。
展望は全くない。
樹林もさほど感じがいいわけではない。
ピークハントだけの山だった。
分岐に戻り、今度は反対側の池に向かう。
はじめは、ほとんど水平なトラバース道。
しばらくで尾根を下り始める。
けっこう激下る。
コル状のところで、左側の扇状に広い谷を下る。
道は不明瞭になる。
どこでも歩けるが歩きにくい。
かろうじて分かる程度の踏み跡だが、そこは歩きやすい。
小池に着く。
それほどきれいではない。
どちらかというと汚い。
ごみも色々落ちている。
その先の円弧状の海岸は気持ちがよかった。
砂利浜だが静かな入り江。
向こう側は175ピークの山が立ちはだかる。
右手は123ピークの切り立った岩。
遠くの方の岩礁の上で磯釣り師が釣りをされていた。
少々歩きにくいが浜辺を歩く。
太陽が温かく気持ちがいい。
あと少しで大池に向かうところで、浜から樹林の中に移動した。
登山道は樹林の中を通っていると思っていた。
後で分かったが、これがいけなかった。
大池への道は、海岸に付いていた。
どこかで尾根を越さなければいけないが、安全策を取っていたら、どんどん山を登りだした。
これはいけないと思い、コンパスを合わせ方向を定めて、大池を目指す。
なんとか尾根を越え、下ったら、小さな鳥居と祠が祭ってあった。
社護神社だ。
大池は目の前から奥の方まで広がっていた。
ただ手前は、水位が低いのか、干上がっている感じだった。
お昼休みを取りたいところだが、海を見ながら休憩したい。
大池の北側の渕を進む。
ほとんど、渕を歩くことができた。
大池の東側まで来て、少しだけ進むと海岸だった。
水平ではなく、ほとんど垂直の地層がむき出しになった岩の海岸だった。
江戸鼻の南側の付け根あたり。
海面までは結構な高さがあった。
島状になった岩礁が左右にあって、どちらも、釣り師が釣りをされていた。
ここでのんびりお昼。
稲荷ずしを食べながら、目の前の松の木の生えた岩山を見ていた。
木が生えているので登れそうに思えてきた。
食べ終えて、登ってみた。
結構容易に、一段目のところまであがれた。
江戸鼻が見えた。
カッコいい。
カヌーが通っていく。
最初、2艘に見えた。
でも、3人乗っている。
2人のりのカヌーがあるのだろうかと思ったが、ただ、重なっているだけだった。
すぐに3艘だと分かった。
さらに上にも登れたが、もう充分だ。
江戸鼻や、釣り師のいる岩礁の写真を撮って、降りる。
帰りは、大池の南側を通る。
こちらは、ほとんど渕は歩けなかった。
代わりに、すぐ脇に道が付いていた。
175ピークに登ってみたい気はしたが、先端まで行って帰ってくると、往復2時間近くかかりそう。
あきらめる。
大池の西側の浜に出ると、浜にカヌーが1艘とテントがひと張りあった。
中年の男性が、缶酎ハイを飲みながらくつろいでいた。
今日は、ここでテント泊とのことだ。
浜続きで小池側に行けないか進んでみたが、最後が切り立った岸壁で行けなかった。
戻って、探すとすぐに登山道があるのが分かった。
小池側の大きな浜に出ると、今度は、今まさに上陸しようとしているカヌーの3人だった。
先ほど、江戸鼻を通過するのを見たカヌーだ。
彼らは、ここでテント泊らしい。
こんなところを歩いている人を見ることが珍しいとおっしゃる。
最近は本も出ていて、結構、レポもネットに挙がっていることを伝える。
杉林と尾根を150mほど、なんとか登り返し、杉林を150mほど下降して登山口に戻る。
クロオ