【 日 付 】2023年7月21日(金)~7月22日(土)
【 山 域 】 中央アルプス
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】駒ケ根スキー場>池山尾根>空木岳避難小屋>空木岳>檜尾岳>桧尾根>檜尾橋バス停
夏山遠征第2弾は中央アルプスの空木岳から檜尾岳まで縦走することにしました。昔テントを担いで宝剣岳から空木まで縦走したことがあるのですが、現在の体力では2泊しないと縦走できないので反対周りにして宝剣岳は諦め桧尾岳から下山することにしました。
7月21日(金)朝5時半に駒ケ根スキー場に来てみると一番上の駐車場も開いていたのでそこに止めてしまったが、考えてみると下山してバスに乗り駒が池センターから歩いてくると暑い中を上まで登らなきゃならない。下に止めた方が良かったか。
ともあれ10分ほどで装備を整え出発した。スキー場の横の樹林を登り標識に従って進む。
広く奇麗なコースを進むと三本木で林道に出会った。林道は整備中で通行止めになっている。林道をショートカットする登山道はさほどの傾斜もなく歩きやすい。
ホタルブクロなど低山で見られる花が出てきた。
林道終点に着くと工事用車両が一台止まっていた。
タカウチ場でコースは池山経由と池山小屋直登コースに分かれる。池山に寄ってもいいが、体力温存のため小屋直登コースを進むことにした。
切絵細工のようなセンジュガンピも咲いていた。
池山小屋手前の分岐の水場ではチョロチョロ水が出ていたので0.5Lだけ給水した。昔縦走してここに下りた時は冷たい水がドバドバ出ていたのに期待外れだった。ここの分岐では左の遊歩道コースを進むのがお勧めで綺麗な白樺林の中を登っていく。
遊歩道は緩く平均した傾斜で登れるのが〇で尻無コースと合流した。
9時にマセナギに着いた。ここまで全く楽に登ってこれた。ここからは徐々に傾斜が増して山道らしくなってくる。
林床は中央アルプスらしくカニコウモリに覆われていた。
ギンリョウソウも時々出てきた。
鎖場と鉄梯子が連続する大地獄は設備がしっかりしているので怖い所はない。

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クルマユリやゴゼンタチバナが出てきて夏山らしくなってきた。
大きな葉っぱに棉あめみたいな花を付けているのは何だろう。
シモツケは草本のシモツケソウのように見えたが、どっちだろう。
ヨナ沢の頭まで来ると空木平分岐まで1kmと出ていた。
空木平分岐まで来た。宿泊予定の空木岳避難小屋もすぐのはずだ。
空木平に入った途端お花畑が出てきた。ニッコウキスゲにハクサンフウロ。
シナノキンバイにグンナイフウロと夏山のスターを集めた豪華な面々の歓迎を受けた。昔池山尾根を下った時はヒュッテから尾根道を下ったのでそれほど花も見られず寂しい尾根の印象しかなかったので嬉しい誤算だ。
12時20分、避難小屋に着いた。トイレ臭いとか幽霊が出るとか悪い噂を聞いていたが、中は綺麗で快適そうだった。トイレは外トイレで匂いも漏れてこない。

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外で休んでいた60位の男性は今朝のロープウェイで千畳敷に上り縦走して来たという。途中で宝剣岳を越えたランナーに抜かれたともいう。今日は小屋に泊まらず下山するというが、そんな弾丸登山をして何が面白いのか理解に苦しむ。
小屋の前では伏流していた水が沢山湧いていた。表層水なので晴れが続けば枯れてしまうようだ。小屋の周りはお花畑に囲まれていて天国のような場所だ。
特にイブキトラノオの群落は見ものだ。あとはヨツバシオガマにオトギリソウ、ハクサンフウロにミヤマキンポウゲとお馴染さん達だ。
下見のために沢に沿って登山道を遡ると年配の女性が降りてきた。今日は後から来る夫とともに避難小屋に泊まる予定だという。これでお化けの相手をしなくて済みそうだ。ご夫婦は一昨日は中岳のテン場に泊まったそうだが、風雨とも大荒れで眠れなかったそうだ。明日は好天予想なので安心して下山できるだろう。
私も明日は10時間程度のコースタイムなので今日のような調子だと時間が遅くなりそうで心配だ。ゆっくり休んであすに備えよう。(二日目に続く)
他のお花などはこちらで
http://skywalk3.livedoor.blog/archives/21041813.html
7月22日(土)二日目の朝が明けました。今日も絶好の山日和です。
同宿の御夫婦が4時ごろに起きて朝食準備など初めました。私も少し遅れて起きだし定番の即席めんで朝食を作り腹に収めました。テントの撤収作業などないので出発準備も簡単です。ササッと荷物をまとめて4時45分に小屋を出ました。
上流の沢も案外水量がありました。
やがてガレ谷になって周りにはチングルマのお花畑が広がります。
ゲレ谷に沿ったルートを詰めていくと
駒石ヒュッテの上にポンッと飛び出しました。ここから山頂はすぐです。
遠くの稜線まですっきりと見渡せ桧尾避難小屋も僅かに見えます。
小屋を出てちょうど一時間で空木山頂に着きました。ルート図には空木平分岐から1時間と出ているので今日も遅れ気味か。
南駒ヶ岳や宝剣岳方面を眺め渡したら早速木曽殿山荘に激下りにかかりました。
今回のルートでは一番の難所で距離は短いですが、時間はかかります。
山頂付近ではキバナシャクナゲなどが見られます。
空木の北側には険しい岩峰が連なりそこを巻いたり乗り越えたりしていきます。
最後の岩峰が第一高点です。
高点を越えると後は一気下り。
ミヤマダイコンソウも花は,まだたくさん残ってました。
木曽殿山荘から東川岳へ300m近い登りが控えています。そこまでが今日の踏ん張りところとなります。気温が上がらないうちにここをこなせるのはいい時間配分です。
木曽殿山荘に着いたらヘリの荷下ろし場で一休みして次の東川岳の登りに備えます。
7時21分、東川岳に着きました。熊沢岳まで緩やかなアップダウンのコースが続いています。後は稜線上の展望を楽しんでいけばいいのです。
ガスが早くも上がってきたぞ。もう少し待って。
巨岩がゴロゴロするところが熊沢岳山頂です。山頂は右端の平らなところです。
左の岩峰にボルダリングで挑戦する余裕はありません。
途中鎖場もありますが、岩が乾いていれば危険はなく簡単に通過できます。
桧尾岳が近づき足元が賑やかになってきました。
形も色も鮮やかなハクサンチドリ
清楚な白い花が美しいハクサンイチゲ
色の濃いグンナイフウロも咲いている。
ヨツバシオガマも束になって咲いている。
星形ペンタフラムはツマトリソウ
ザレ地にはチシマギキョウがうつむき加減に咲いている。試しに花の中を覗いてみたが、特徴の産毛ははっきりしなかった。3日前の激しい風雨でとれてしまったようだ。
10時11分、最終ピークの桧尾岳に着いた。ガスがかなり上がってきたけど檜尾岳のお花畑を楽しむには支障ない。
木曾駒、空木間では最も花の多い所でコース中のハイライトと言える。宝剣岳を省略したことで美味しいとこどりの好コースとなった。
ハクサンフウロや
オトギリソウなど色とりどりの花が目を楽しませてくれた。
リニューアルオープンした桧尾小屋は素泊まりで5,6千円と利用料もリニューアル。
小屋から少し進んだところの水場には滔々と水が出ていた。
水場の周りもお花畑だ。
小桧尾岳を過ぎると尾根は徐々に下って行く。
下る途中にニッコウキスゲが咲いていたのは意外だった。
シャクナゲのピークは文字通りシャクナゲが多くて分かりやすい。ここを過ぎると急坂も出てきて下りにくくなってきた。尾根上の最終ピーク赤沢の頭からは急坂が続くので少し憂鬱になってきた。
赤沢の頭に着いた。気合を入れなおして斜面を下り始めると急なところが全く出てこない。奇麗な遊歩道のようなところを下って行くだけで嬉しい誤算だった。ここは13年前にも下っているのだが、どんなところか全く忘れていた。下ってみるとダケカンバやブナの巨木も生えていて予想以上にいい感じの尾根だった。
バス道の登山口に降りて道路を少し歩いたところに桧尾橋バス停があった。次の定期便まで20分ほど待ち時間があったが、数分待つと増発便が止まってくれた。週末には次から次に増発便が出るのでダイヤを気にすることはない。ここまで9時間丁度でコースタイムの10時間より早く周回することができた。
空木、檜尾間は花が多い印象は無かったが、実際に歩いてみると花も多くて楽しめた。もちろん雲上の稜線歩きは快適そのものだった。
画像容量がいっぱいになったみたいなので後はこちらで見てね。
http://skywalk3.livedoor.blog/archives/21110590.html