
- 鞍掛尾根
【 日 付 】2022年2月24日(木)
【メンバー】Nさん,シュークリーム
【 天 候 】曇り時々雪,1000mより上はホワイトアウト
【 ルート】大君ヶ畑 7:17 --- 国道306号 --- 8:30 林道入り口 --- 8:50 尾根取り付き --- 10:15 鞍掛尾根co 865m --- 11:15 鞍掛尾根co1000m(撤退)--- 12:45 国道306号出会い --- 13:32 大君ヶ畑駐車地
先月一緒に綿向山へ行ったボルダリングジム仲間のNさん。「今度は御池岳に行きましょう」と言っていたのだが,24日の木曜日に休暇が取れるということで一緒に行くことにした。もっとも,前回書いた理由で私は車がないので同乗させてもらわないと雪山にはいけないのである。
早朝,鈴鹿峠を越えて滋賀県に入るとうっすらと雪が積もっている。まさに「トンネルを抜けるとそこは雪国であった」の気分である。国道307号線を北に向かうにつれて雪が降り始め,積雪量が多くなってくる。大君ヶ畑集落近くは道路のパイプから地下水が噴出し,まさに雪国の風景である。

- 大君ヶ畑車止め付近
集落外れの車止めで除雪が終了していたので(ここまでは想定内),道脇に車を置き,準備をする。スノーシューを装着し,歩き始めると国道上の積雪は5,60センチほどあり,ガードレールが完全に埋まっている。道路上には新雪が積もり,スノーシューでもくるぶしの上あたりまで潜る。私はすぐに疲れてしまってNさんのトレースをたどることにする。前回,綿向山へ行った時にNさんは終始平気な顔で私のすぐ後ろをついてきていたので,私よりも体力がありそうだと思っていたのだが,やはりそうだった。この後,鞍掛尾根まで終始Nさんがトップを行ってくれたのでずいぶん楽をさせてもらった。

- 尾根取り付き
国道のU字カーブの手前を林道に入る。通常の年であれば楽に歩くことができる林道も雪で滑り台になっていて,注意が必要だ。鞍掛尾根975m付近に突き上げている下山予定の尾根にもトレースはない。この尾根末端を通り過ぎると立派な氷柱があった。ここにこんな立派な氷柱を見るのは初めてだ。

- 氷柱
ここを通り過ぎ,鞍掛尾根の標高865m付近に突き上げている尾根に乗ることにする。ここは初見のルートである。この尾根上には送電線の鉄塔が立っているので,巡視路があるだろう。地形図にも破線が描かれている。

- 林道の滑り台
最初の尾根取り付きの急登もNさんがトップで突破してくれる。ありがたいことだ。尾根に乗ってしまうと積雪は少なくなり,歩きやすくなる。周囲は杉の植林で黙々と登るだけである。防寒テムレスの中の手がかじかんで痛くなってくる。通常は歩いているうちに暖かくなるのだが,ずっとかじかんだままである。気温が低いのだろう。ウールのインナー手袋とミトンのアウター手袋に変えるとようやく手が温まった。やはり本格的な雪山の防寒にはテムレスでは役者不足のようだ。二つ目の鉄塔を過ぎ,標高差50mほど登ると鞍掛尾根の標高865m付近に出た。

- 鞍掛尾根
尾根に出ると杉の植林から広葉樹林に変わり,その広葉樹の全てが霧氷というか樹氷というか,真っ白な雪を全身にまとってモンスターのようになっている。これを見ただけでも登ってきた価値があるというものだ。尾根上は新雪が深く積もり,スノーシューでもある程度沈み込む。Nさんの足が遅くなったので先頭を交代する。

- 鞍掛尾根に出た
雪をかぶって垂れ下がった広葉樹の枝の間をすり抜けるようにして登っていく。風は思ったほど強くなく快適ではあるが,その分ガスがかかり,標高が上がるにつれてホワイトアウト状態になる。標高975m付近の下山予定尾根分岐で位置確認をしようとスマホを見てみると,キャッシュしておいたはずの地図が出てこない。キャッシュされていなかったようだ。しばらくスマホをいじくっていると低温のためか自動的にダウンしてしまった。Nさんのスマホで調べてもらおうと思ったらNさんのスマホも低温でダウンしてしまう。

- 鞍掛尾根
このあとは樹林帯を抜けて見晴らしのいい雪原になるはずなので,樹林帯が終わる標高1000m付近まで登る。ガスが濃くなり,雪と空中との境界線がほとんど見えない。晴れていれば鈴北岳が見えるはずなのだが,20mほど先も見えない。この状態で先へ進んでも意味がないだろうと,Nさんと相談して撤退することに決める。
そうと決まれば早い。トレースを正確に辿ってピストンで下山する。途中の送電線鉄塔付近で昼食休憩をしたあと,国道を1時間歩いて駐車地に着いた。最後の国道歩きが一番疲れた。
2回続きの途中敗退になったが,まあ,雪山での敗退は別に恥ずかしいことではない。今度また来ればいいさ。Nさんはスノーシュー歩きの醍醐味を実感してくれたようだし,スノーシューを使って登山道以外のルートを歩く楽しさも味わってくれたようなのでそれでよしとしよう。次回は自分の車で行けるかな?