山日和さん、おばんです~。と書いてみたけど、おばはんですと誤解?されたらあかんし、こんばんは~。やわ。やっぱり。
【コース】うつろ谷出合9:05---11:45二俣手前12:45---13:45三国山14:25---14:50鉄塔--- 15:40林道---16:05駐車地
うつろ谷えらい久しぶりやったけど、また再訪したい谷やった。やっぱり快適な谷やったね~。、
右岸の踏み跡を辿って堰堤をふたつ越せば入渓点。左の支流に滝が架かるのを見送ればすぐに最初のゴルジュに入る。2mの斜瀑を越えて、流れが90度右折するところに8m滝が落ちる。水量多くかなりの迫力だ。いつもは右から取り付いて中間部を左へ渡るのだが、水量のせいなのか、流れが変わったのか中間部の渡れそうな地点が見当たらない。釜を胸まで浸かって右岸へ渡る。早くも涼味満点、真夏の暑さとは無縁の世界である。ぬめり気味の岩場を上がって滝頭へ出る。
最初から、つかるんかいな~。って感じで、涼しすぎやったね~。
沢に来た特典やけど。
続く2段10mの上段を、立ち木に頭を抑えられながら突破すると、うつろ谷最大の20m滝とご対面だ。ここはロープを出して、右の岩壁からトラバース気味に進む。ホールド自体は非常にしっかりしているが、ややぬめっているのが気持ち悪く、慎重にならざるを得ない。とっちゃんも無難に上がってきた。
この滝は、しっかり覚えてました。なんぼ物忘れの私でも。
&今回は、沢装備忘れんかったでしょ。
シレイ沢もぬるぬるやったけど、この大滝も、ぬめり気味やったね~。
ロープ出してもらってるから、後続の特典で、水流の流芯ルートとれば違うのかもしれんけど。
そこから先はまさに直登天国。ご他聞に漏れず、流倒木で荒れ気味なのが残念ではあるが、核心部はすべて健在なのがうれしい。5m~8mの滝が次々と現われ、息も付かせぬという感じである。とにかく片っ端から水線沿いに突破。すべて直登だ。
しかし、倒木が増えたね~。前に来た時は、倒木の記憶がないんやけど。どこの谷も荒れてきてるんやね。
流れも落ち着き、連瀑帯も終了かと思いきや、またもゴルジュに突入した。右にスラブの大岩のある5mチョックストン滝が登場。スラブを窺うも微妙なフリクションに自信が持てず、左から攻めて流芯へ。チョックストンをかわしてなんとか這い上がる。すぐに右から10m滝を架けて支流が入る。これは赤坂山へ突き上げる沢のようだ。まったく紹介されていないが出合いの雰囲気はなかなかいい。
ここ登ったら、この先はどんな感じなんやろなぁ~と見てました。
本流は廊下の奥に2段15m滝を落とす。傾斜の緩い下段を左から右へ渡り上段を見上げる。頭上には残置ハーケンにスリングがぶら下がっている。水流の右のラインを上がるが、勢い良く落ちる流芯に踏み込んでスタンスを取らざるを得ない。際どいバランスで滝頭へ抜けて、とっちゃんをお助けスリングで確保。ちょっと苦労しながらも上がってきた。
何躊躇してるんやろ~っと、下から見上げてたけど、自分が行ったら、やっぱりあの水流に押されぎみ。ちょっと足踏みしちゃった。今回は、水量が多かったからね。
三国山と明王禿を分ける二俣の手前でランチタイムとする。ここが最後の食適地だろう。ブナ林を背景にしたナメの脇にごく小さな台地があり、落ち着ける場所だ。例によってとっちゃんのザックからはいろんなものが登場。ありがたく頂く。最近はずっとざるそばだが、今日はあったかいものでもよかった。体は完璧にクールダウン状態で、日差しがうれしいほどである。それにしても虫が少ないのはどういうわけだろう。少ないというよりは「いない」と言う方が適切だ。「あっ、そこに1匹いる。」と、虫を探すような状態である。
ほんまに、日差しが嬉しかったわ~。&虫さんには、ご縁が無くて、虫が寄ってきてくれなくて、山日和さんは期待はずれやったんでは?
二俣からは左を取った。前3回はいずれも右へ取り、明王禿でフィニッシュとしたのだが、今回は初めて三国山へダイレクトに上がってみようと試みた。沢筋は大して期待できるものではなく、チョロチョロの水流にナメと小滝が時折現われるといった風情。流木も多くスッキリしないが、まあそれなりというところだろう。
それより源頭部のヤブがどの程度のものなのかが気になっていた。山頂へ最短距離の支流を右に見送って直進するといよいよ水が切れた。ここで少し右に振る。ツメは意外にも下生えの少ないブナの疎林が待っていた。これは楽チンだ。しつこい潅木のヤブを予想していたのだが、うれしい誤算である。
どんなヤブコギが待ってるんやろ~が、ブナ林で気持ちいい~で、よかったこと。
三国山の南側は曲がりくねった潅木に覆われているが、西側斜面はブナ林でヤブもほとんどないようだ。
尾根に上がった地点の南側は上がってきた斜面とは違う種類の植生で、最短距離の支流を詰めていたらヤブに捕まっていたことだろう。一般登山道に出ればすぐそこが三国山の頂上だ。とっちゃんはダイレクトに山頂に出たいのか、わざわざヤブの中を直進してきた。
左に谷をとった時から、ダイレクトを狙っておりました。
この山域では野坂岳に次ぐ標高を持つ三国山だが、ここを目標として登ることは少なく、今日でやっと3回目である。
あまり展望も利かない平凡な山頂からは、高曇りの空の向うに乗鞍岳(北アルプスではない)と琵琶湖が望まれる程度だ。それでも新しいルートから辿り着けばうれしいものである。
明王の禿に出るのが、やっぱり観光ルートやね~。沢登りの楽しさから展望の稜線へって感じで。でも、今回は、以前と別ルートでとのことで、三国っていうのも新鮮で、いいやん。三国は、地味を絵に描いたような山頂やけど、周囲のブナ林は楽しみやしね~。
靴を履き替えるとサッパリした。とっちゃんはなんと履き替えの靴もラバーソールの渓流シューズである。
稜線を北へ向かう。山頂の南側と違い、北尾根にはブナ林が広がっている。特に東面の黒河谷側はかなり伐採されたとはいえ、かなりまとまったブナ林が残されている。ヌタ場とも池ともつかない水たまりに、ナツツバキの花が点々と落ちていた。
去年あたりから、このパターンで、フェルトソールの沢靴から、ラバーソールの沢靴に履き替えての下山です。もったいないとの意見もあるんやけど~。足首の弱い私には、軽くてハイカットの下山靴は、これしかもってなくて。岩なら、アプローチシューズって使い方もあったりしてね。
827mピーク手前の右側斜面にはブナの台地があり、ひと際形のいい立派なブナがあった。思わず駆け寄って愛でたことは言うまでもない。
今日一番のブナやったね~。
林道に出る手前、谷へ下りたところで見事なトチが出迎えてくれた。対岸にも5mはありそうなトチが谷を挟んで対峙している。午後の斜光線に照らされて実に絵になる風景だ。
この雰囲気は、なかなかでした。谷にあったトチは計ってみてもよかったね~。5M級かしらん?
すぐに林道に降り立つと、以前は湯ノ花谷の出合にあった養蜂場がこちらに移動していた。ミツバチがわんわんと飛び回っている。日差しに焼かれて暑い林道を歩く。車までもうすぐだ。
養蜂場がこんなとこに移動してたんやね~。やめちゃったのかと心配していたけど、健在でよかった。知人で、自宅付近でミツバチ飼っている人もいるよ。
林道歩きながら、下の本流をしきりと覗きこんでいる私でした。しかし、堰堤がいくつかあったので、あかんなぁ~っと。どんな谷やろ~っと、どこでも興味しんしんの私でした。
懐かしくも、楽しい沢日和の一日を、ありがとさん。
☆~~とっちゃん(都津茶女)~。☆