先週の嘉茂助谷ノ頭から大台ケ原への縦走の際にzippさんからいろいろな周回ルートを教えて頂いた。先週は時間の関係で行くことはできなかったが、そのルートを見ながら確かにいろいろなルート取りが可能なんだろうなと思った。今回はそのルートを実際に歩いてみることにした。日帰り予定なので、時間の節約のために大台ケ原から入る事にする。
【 日 付 】2013年11月9日(土)
【 山 域 】台高
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート 】大台ケ原駐車場 7:10 --- 7:45 日ノ出ヶ岳 --- ミネコシ谷右岸尾根 --- 9:45 堂倉谷出会い (1058地点) --- 10:30 地池谷左俣小谷出会い --- 11:00 源頭(前回テン泊地) 11:40 --- 12:05地池谷出会い --- 12:25 堂倉橋 --- ミネコシ谷左岸尾根 --- 13:40 テンネンコウシ高 --- 13:55 裕嵓 --- 14:10 登山道出会い --- 15:00日ノ出ヶ岳 --- 15:30大台ケ原駐車場
大台ケ原の駐車場は早朝にもかかわらずハイキングの準備をしている人がたくさんいる。降りてくる人は日の出を見に来たのだろうか。今日はすべて未踏のルートなので、念のためロープやツエルトなど一通りの非常用具を持った。これでたいていの事があっても命一つだけは持ち帰る事が出来るだろう。もっとも突発的な事故ではあきらめるしかないが。
日ノ出ヶ岳まではほとんど平坦なハイキングコース。尾鷲の海が朝日に輝いている。日ノ出ヶ岳では台高の縦走コースをカメラに収めて、そのまま進む。この先は大杉谷への下降コースになり、ハイキングの人たちは入ってこない。すぐにミネコシ谷右岸尾根へ右斜めに入っていく。道ができているところを見るとそれなりに歩かれているコースのようだ。コースにはピンクテープがかなりの頻度でつけられている。このあともすべての場所でピンクテープを見かけることになる。
道は堂倉谷へ向かって緩やかに下っている。シカの食害のために丈が短くなっって歩きやすくなった笹原を歩いていく。テープはピークを巻きながら誘導している。ヤブメンの好きそうなコース取りだ。途中、コースをさえぎるようにロープを張った場所が2か所あったが、これは行くなということなのだろうか。

- ミネコシ谷左岸斜面の紅葉
一か所、降りる方向を間違えて急斜面に出てしまう。登り返せばいいのだが、面倒なのでロープを出して懸垂で脱出。トラバースで本来の尾根に戻る。せっかくロープを持ってきたのだから1回くらいは使ってあげないとね。ちなみにこのあとロープを出すことはなかった。
途中でテープも道もなくなったので、スズタケをかき分けて力ずくで堂倉谷に降り立つ。ちょうど山地図の1058m地点だった。ここは今年の夏にたろーさんと一緒にたどったところだ。このあたりは堂倉谷でも一番穏やかなところで、ホッとする。ちょっと一休み。

- 堂倉谷1058m付近
右岸の林道に上がるとすぐに広くなったテン泊適地だった。夏は沢登りの人たちのいいテン場になっているのだろう。林道を少し下って地池谷の方に折れていく。地池谷は初めてだが、明るい谷で気持ちがいい。のんびり遡行には良さそうだ。左岸側に落ち葉が積み重なった平坦なテン泊適地を見つける。こんなところでのんびりテント泊するのもいいだろうな。

- 地池谷のテン泊適地
紅葉には少し遅いが、それでも沢中や斜面には黄色や赤が残っていて紅葉狩りの気分だ。林道歩きも苦にならない。

- 堂倉谷の紅葉
先週テン泊した地点への谷のとりつきに着き、沢装備に着替える。といっても、ネオプレンのスパッツとヘルメットをつけるだけなんだけど。靴は最初からハイパーVだから変えなくてもいいし。今日はハイパーVのためし履きも兼ねているのだ。谷は思ったように水量が少なく、あんまり沢登りという感じではない。でも一応沢の中をあがっていく。このあたりの沢は一般にぬめっていて、ラバーソールでは歩きにくいだろうな。とくにこの沢は日当たりがいいし、水量も少ないので湿った岩のほとんどに藻が生えてぬめっている。足を乗せるとほとんど何の抵抗もなく滑ってしまう。だいたい様子がわかったので、乾いた岩伝いに登っていくことにする。

- 地池谷左俣小谷の取りつき
滝らしい滝もなく、30分ほどで源頭に着いた。懐かしい場所だ。先週よりも水量は少なく、ほとんど水が流れていない。さらさらという水音がしないとここは本当に静かで、遠くでキツツキの音がするだけだ。やっぱりここはなんか安心するんだよな。ちょっと早いけど昼食にすることにする。zippさんが書いているように、この近くは植林や伐採地が広がっているが、ここだけ取り残されたように二次林が残っている。不思議な場所だ。

- 先週のテン泊地(やっぱりいい)
陽が雲にさえぎられて寒くなってきたので降りることにする。元の林道に降り、少し歩くと3人の人影が。作業着を着ているところを見ると仕事のようだ。向こうもこんな荒れた林道を気楽そうに歩いてくる私を見てびっくりしたようだ。聞くと、林道を修復するための測量をしているのだそうだ。この林道もいずれは車が走れるようになるのだろうか。
堂倉橋で堂倉若水をくみ、橋の袂から尾根に上がる。

- 堂倉若水
最初は植林で歩きやすかったのだが、その上はアセビの群落がおおっていて歩きにくい。それでもシカ道が通っている部分には隙間があるので、シカ道を利用して急斜面をあがっていく。テンネンコウシ高は見晴らしもなくただ通過するのみ。テンネンコウシ高から鞍部に降りるとまたコースをふさぐようにロープが張ってある。
ピンクテープがトラバース気味に誘導しているので、そっちへ行ってみると裕嵓と書かれた看板があった。せっかくなので岩上に上がってみる。岩上からはミネコシ谷、右岸尾根、先週たどった縦走路が一望だ。この方向から見る嘉茂助谷ノ頭はいまいちだ。このあと、登山路に戻り、のんびりと日ノ出ヶ岳から駐車場に戻る。日が陰って気温が下がってきてきるようだ。こんな時間でも観光客らしい人たちが登ってくる。

- 裕嵓
先週からずっと初めてのコースばかりを歩いてきた。雨子庵さんじゃないが、「自分の新しいトレースが1本増えました」という感じかな。このような山行が続くと、グーさんや最近のzippさんのように勝手知ったる山域でまったりするのもいいかなという気になってくる。
先週の嘉茂助谷ノ頭から大台ケ原への縦走の際にzippさんからいろいろな周回ルートを教えて頂いた。先週は時間の関係で行くことはできなかったが、そのルートを見ながら確かにいろいろなルート取りが可能なんだろうなと思った。今回はそのルートを実際に歩いてみることにした。日帰り予定なので、時間の節約のために大台ケ原から入る事にする。
【 日 付 】2013年11月9日(土)
【 山 域 】台高
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート 】大台ケ原駐車場 7:10 --- 7:45 日ノ出ヶ岳 --- ミネコシ谷右岸尾根 --- 9:45 堂倉谷出会い (1058地点) --- 10:30 地池谷左俣小谷出会い --- 11:00 源頭(前回テン泊地) 11:40 --- 12:05地池谷出会い --- 12:25 堂倉橋 --- ミネコシ谷左岸尾根 --- 13:40 テンネンコウシ高 --- 13:55 裕嵓 --- 14:10 登山道出会い --- 15:00日ノ出ヶ岳 --- 15:30大台ケ原駐車場
大台ケ原の駐車場は早朝にもかかわらずハイキングの準備をしている人がたくさんいる。降りてくる人は日の出を見に来たのだろうか。今日はすべて未踏のルートなので、念のためロープやツエルトなど一通りの非常用具を持った。これでたいていの事があっても命一つだけは持ち帰る事が出来るだろう。もっとも突発的な事故ではあきらめるしかないが。
日ノ出ヶ岳まではほとんど平坦なハイキングコース。尾鷲の海が朝日に輝いている。日ノ出ヶ岳では台高の縦走コースをカメラに収めて、そのまま進む。この先は大杉谷への下降コースになり、ハイキングの人たちは入ってこない。すぐにミネコシ谷右岸尾根へ右斜めに入っていく。道ができているところを見るとそれなりに歩かれているコースのようだ。コースにはピンクテープがかなりの頻度でつけられている。このあともすべての場所でピンクテープを見かけることになる。
道は堂倉谷へ向かって緩やかに下っている。シカの食害のために丈が短くなっって歩きやすくなった笹原を歩いていく。テープはピークを巻きながら誘導している。ヤブメンの好きそうなコース取りだ。途中、コースをさえぎるようにロープを張った場所が2か所あったが、これは行くなということなのだろうか。
[attachment=0]P1040695.jpg[/attachment]
一か所、降りる方向を間違えて急斜面に出てしまう。登り返せばいいのだが、面倒なのでロープを出して懸垂で脱出。トラバースで本来の尾根に戻る。せっかくロープを持ってきたのだから1回くらいは使ってあげないとね。ちなみにこのあとロープを出すことはなかった。
途中でテープも道もなくなったので、スズタケをかき分けて力ずくで堂倉谷に降り立つ。ちょうど山地図の1058m地点だった。ここは今年の夏にたろーさんと一緒にたどったところだ。このあたりは堂倉谷でも一番穏やかなところで、ホッとする。ちょっと一休み。
[attachment=1]P1040701.jpg[/attachment]
右岸の林道に上がるとすぐに広くなったテン泊適地だった。夏は沢登りの人たちのいいテン場になっているのだろう。林道を少し下って地池谷の方に折れていく。地池谷は初めてだが、明るい谷で気持ちがいい。のんびり遡行には良さそうだ。左岸側に落ち葉が積み重なった平坦なテン泊適地を見つける。こんなところでのんびりテント泊するのもいいだろうな。
[attachment=3]P1040718.jpg[/attachment]
紅葉には少し遅いが、それでも沢中や斜面には黄色や赤が残っていて紅葉狩りの気分だ。林道歩きも苦にならない。
[attachment=2]P1040710.jpg[/attachment]
先週テン泊した地点への谷のとりつきに着き、沢装備に着替える。といっても、ネオプレンのスパッツとヘルメットをつけるだけなんだけど。靴は最初からハイパーVだから変えなくてもいいし。今日はハイパーVのためし履きも兼ねているのだ。谷は思ったように水量が少なく、あんまり沢登りという感じではない。でも一応沢の中をあがっていく。このあたりの沢は一般にぬめっていて、ラバーソールでは歩きにくいだろうな。とくにこの沢は日当たりがいいし、水量も少ないので湿った岩のほとんどに藻が生えてぬめっている。足を乗せるとほとんど何の抵抗もなく滑ってしまう。だいたい様子がわかったので、乾いた岩伝いに登っていくことにする。
[attachment=4]P1040720.jpg[/attachment]
滝らしい滝もなく、30分ほどで源頭に着いた。懐かしい場所だ。先週よりも水量は少なく、ほとんど水が流れていない。さらさらという水音がしないとここは本当に静かで、遠くでキツツキの音がするだけだ。やっぱりここはなんか安心するんだよな。ちょっと早いけど昼食にすることにする。zippさんが書いているように、この近くは植林や伐採地が広がっているが、ここだけ取り残されたように二次林が残っている。不思議な場所だ。
[attachment=5]P1040727.jpg[/attachment]
陽が雲にさえぎられて寒くなってきたので降りることにする。元の林道に降り、少し歩くと3人の人影が。作業着を着ているところを見ると仕事のようだ。向こうもこんな荒れた林道を気楽そうに歩いてくる私を見てびっくりしたようだ。聞くと、林道を修復するための測量をしているのだそうだ。この林道もいずれは車が走れるようになるのだろうか。
堂倉橋で堂倉若水をくみ、橋の袂から尾根に上がる。
[attachment=6]P1040736.jpg[/attachment]
最初は植林で歩きやすかったのだが、その上はアセビの群落がおおっていて歩きにくい。それでもシカ道が通っている部分には隙間があるので、シカ道を利用して急斜面をあがっていく。テンネンコウシ高は見晴らしもなくただ通過するのみ。テンネンコウシ高から鞍部に降りるとまたコースをふさぐようにロープが張ってある。
ピンクテープがトラバース気味に誘導しているので、そっちへ行ってみると裕嵓と書かれた看板があった。せっかくなので岩上に上がってみる。岩上からはミネコシ谷、右岸尾根、先週たどった縦走路が一望だ。この方向から見る嘉茂助谷ノ頭はいまいちだ。このあと、登山路に戻り、のんびりと日ノ出ヶ岳から駐車場に戻る。日が陰って気温が下がってきてきるようだ。こんな時間でも観光客らしい人たちが登ってくる。
[attachment=7]P1040756.jpg[/attachment]
先週からずっと初めてのコースばかりを歩いてきた。雨子庵さんじゃないが、「自分の新しいトレースが1本増えました」という感じかな。このような山行が続くと、グーさんや最近のzippさんのように勝手知ったる山域でまったりするのもいいかなという気になってくる。