【日 付】 2013年11月2日(土)
【天 候】 晴れ
【山 域】 加越山地
【メンバー】単独行(kitayama-walk)
【コース】 青少年旅行村(登山口)-冠岳-ラクダの背(展望台)-▲浄法寺山-南丈競山-▲北丈競山-南丈競山-
冠岳-びんづけ地蔵-つつじヶ原-獅子岩-青少年旅行村(登山口)
http://kitayamawa.exblog.jp/21277035/

- GPS軌跡図
11月最初の三連休(11/2-4)は紅葉登山の時期である。この3年は、多紀アルプスの御岳・小金ヶ岳(2012)、越美国境
のマッターホルンの冠山(2011)、金草岳(2010)と登ってきた。さて、今年はどの山にするか、思案のしどころであった。
紅葉の名所の山と天気予報のにらめっこである。迷った挙げ句決定したのは、福井県北部に位置し、福井平野を取り巻
く山の中では最高峰(1052.8m)の浄法寺山であった。 この山は、スキージャム勝山のある法恩寺山(1356.7m)とよく間
違われると聞く。何となく名前の響きが似ている。 岩場やツツジの花、九頭竜川の展望、さらには白山連山の眺望もある
ので人気の山という。 地元の浄法寺山岳観光協会では今年11/3に紅葉登山のイベントが企画されていた。登山口のあ
る青少年旅行村から山頂まで2時間足らずのコースなので、 浄法寺山から北に延びる稜線にある丈競(たけくらべ)山に
も脚を延ばしてみることにした。 丈競山には南峰(1045m)と北峰(964.3m)があり、 文字どおり高さを競っているので、
両方とも登らねばなるまい。 ということで、浄法寺山と南北丈競山をピストンすることにした。
京都東ICから名神・北陸道を経て福井北ICで降りて、R416を勝山方面に向かう。ここまでは白山に行くのと同じである。
しかし、今日は福井北ICからすぐの東古市交差点で左折し、鳴鹿橋を渡る。すぐに右折して九頭竜川沿いの鮎街道を進
むと、間もなく浄法寺山青少年旅行村の標識があり、これに従い左折すると 「浄法寺山-紅葉登山(11/3)」と書かれた
横断幕があった。その向こうには青空の下、冠岳から浄法寺山への稜線が見えている。10分ほど舗装された林道を走る
と、浄法寺山青少年旅行村に到着した。ここには、キャンプ、バーベキュー、テントサイト、ログハウスなどの施設がある。

- 「浄法寺山 紅葉登山(11/3)」の横断幕があった
旅行村の管理棟の前にある駐車地に車を駐めて身支度を始める。すでに10台ほどの車が駐車してあった。隣の車では
30代後半の男性二人も身支度を整えていた。聞くと地元の人で浄法寺山には何度も登っているという。今日は浄法寺山
から南丈競山までピストンするという。身支度を整えて出発する(8:50)。管理棟の右を通過するとすぐに水場になってい
る清水小場(しょうずこば)がある。冷たい水が流れている。 ここで左に行くとツツジヶ原コース(帰りに下る)であるが、今
日は右の冠岳コースを選択した。すぐに作られた階段が出てくるが、結構急な傾斜になっている。これを登ると尾根に取
り付くことになるが、尾根にも階段が作られていて、これもかなりの急登になっている。一服するとまた傾斜が急になる。
階段がなくなると、今度は岩場になってくるが、急登は続いている。 先行していた登山者を追い越すと、後ろから駐車場
で出会った30代後半の男性が追いかけてくる。若い者には負けんぞという気持ちが出てきて、休みなしにどんどんと登っ
ていく。今日は天気もよいので暑く、汗が噴き出てくる。何度もタオルで汗を拭いながら息を切らせて登っていく。 前方に
標識が見えてきたが、 左に行けば冠岳展望台があるというが、 これは帰りの楽しみにとっておくとして、右に進むとすぐ
に冠岳山頂に出てきた(9:30)。冠岳山頂には小さな広場になっていて、ベンチが2つある。 正面に浄法寺山が見え、そ
の左手には南丈競山の姿も見える。
冠岳山頂で5分ほど休憩した後、浄法寺山への稜線に進む。 まず、いったん大きく下っていく。鞍部から少しずつ登っ
ていくと「ラクダの背」と呼ばれる小ピークに着いた。ここで左手に「ダムへ じょんころ広場へ」と書かれた標識があった。
このダムというは龍ヶ鼻ダムであり、 じょんころ広場は丈競山への登山口である。 ということは浄法寺山から丈競山へ
の周回ができるということである。しかし、ダムに下ったあと、ラクダの背に登ってくる道は谷沿いの道であろうから、どん
な風なのかよく分からないことから、 今回は予定どおりのピストンにすることにした。 この「ラクダの背」には右手に大岩
の展望台があり、ここからも正面に浄法寺山が見える。再び登山道に戻り、再度下ってから緩やかな傾斜を登っていく。
自然林の中を登って行く登山道であり、赤や黄の紅葉が真っ盛りである。紅葉を楽しみながら緩やかに登っていくと、や
がて浄法寺山の山頂に到着した(10:15)。
山頂は小さな広場になっていて、中央には展望台があり、方位盤も設置してあった。先日登った加賀大日山や越前大
日山(越前甲山)は見えるが、その向こうに見えるはずの白山連峰は霞んでいて見えなかった。経ヶ岳や荒島岳もやは
り霞んでいて見えなかった。しかし、北の方向にはこれから歩く南丈競山が山肌を紅葉に染めていた。太陽の光を浴び
て、その輝きを見えてくれていた。すでに登ってきていた登山者が数名いて思い思いに山頂からの眺望を楽しんでいた。

- 浄法寺山山頂から南丈競山を望む
さて、浄法寺山に長居するわけにもいかないので、北の稜線に位置する南丈競山に向かって歩き出す(10:20)。山頂
からは急坂を下っていくことになる。北斜面は陽が当たっていないことから、朝露に濡れた落葉で滑りやすくなっている。
十分注意して下っていくと、鞍部からしばらく笹原の平坦な道になっている。登山道として整備されているのでやぶこぎは
ない。 このあたりはツツジの樹木があり、5月頃にはツツジの花が満開になるのだろう。南丈競山へは緩やかな登りとな
り、あっという間に山頂に到着した(10:40)。南丈競山の山頂には立派な避難小屋が建っていた。この避難小屋は中部
自然歩道の一環として建築され、丸岡山の会がこの小屋や登山道の整備を行っているという。

- 笹原の稜線を南丈競山に向かう
南丈競山には10:40に到着したので、まだランチタイムには早い。さらに北丈競山まで脚を延ばすことにした。ここから
の下りも急坂になっていて、固定ロープが設置してある。陽が当たらない北面で濡れ落葉で滑らないように慎重に下る。
130mほど下る鞍部に至る途中では、前方に紅葉の衣をまとった北丈競山が見える。その右手向こうに見えるのは富士
写ヶ岳(942m)である。鞍部まで130m下り再び登り返していく。登りは南斜面なので太陽の光が当たって気持ちがいい。
20分ほどのアルバイトで北丈競山に着いた(11:00)。 山頂は細長く、登山道に三等三角点があった。山頂は少々風が
強かったので、ランチタイムは避難小屋のある南丈競山に戻ってすることにした。

- 北丈競山の紅葉
また20分ほどかけて南丈競山に戻る(11:30)と、団体グループが避難小屋でランチを摂っていた。小屋の外には方位
盤があり、その傍にはU字管をひっくり返したベンチが設置してあった。風も少し収まったので、ここでランチタイムにした。
今日は、生麺に野菜、焼き豚、ゴボ天を放り込んだ豪華ラーメンだ。 ラーメンができるまでにお稲荷さんをいただいた。
今日は琥珀ヱビスだ。ビールを飲みながらの食事は格別うまい。だから山は止められない。お腹がいっぱいになり周囲
を見ると、祠が2つあった。白山三所大権現の祠で「白山宮」と彫られていた。白山の遙拝所として丸岡の人々が登った
のであろう。1時間かけてゆっくりとランチタイムを楽しんだ後、再び浄法寺山に向かうことにした(12:40)。
再び戻った浄法寺山には、さらにたくさんの登山者がいた(13:00)。 団体グループや家族連れなどで賑わっていた。
10分ほど山頂からの展望を楽しんだ後、再び冠岳をめざした。再びラクダの背の展望台に立ち寄り、さらに登り返して
冠岳に戻ってきた(13:40)。ここで往路でカットした展望台に行ってみた。ここからは眼下に青少年旅行村の施設が見
え、右手には池ノ谷山と福井市街、正面には九頭竜川流域が広がっていた。冠岳からの下山はツツジヶ原コースを使
ってみることにした。よく整備された登山道を進む。 登山道は平坦であり歩きやすい。やがてジグザグを切って下って
いくと水場があり、「びんつけ地蔵」という小さな祠があった。 九頭竜川に住む黒竜に見初められたおりゅうという娘を
祀ったものであった。さらにツツジヶ原と呼ばれる広尾根に出ると、ここから旅行村への急な下りとなる。岩が重なり合
う道を慎重に下っていくと、大きな岩があった。これが獅子岩である。 突き出した岩が両耳に見えるが、これは獅子と
いうより猫に見える。 猫岩と言った方が相応しい。 獅子岩を過ぎると左に岩壁が見えるが、これが黒岩だ。やがて岩
道もなくなり、整備された登山道となり、舗装された道を道なりに行くと、 管理棟のそばの分岐に戻ってきて駐車地に
着いた。
<コースタイム>
8:50青少年旅行村(登山口)-9:30冠岳9:40-9:50ラクダの背(展望台)-10:15▲浄法寺山10:20-10:40南丈競山
-11:00▲北丈競山11:10-11:30南丈競山12:40-13:00浄法寺山13:10-13:40冠岳-13:50びんつけ地蔵-
13:55ツツジヶ原-14:05獅子岩-14:20青少年旅行村(登山口)